ちょっと聞いてョ!おもいッきり生電話
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「午後は○○おもいッきりテレビ」の記事における「ちょっと聞いてョ!おもいッきり生電話」の解説
1989年7月3日から開始された13時台の核ともいえるコーナーだった。当初のスタートBGMは『それいけ!アンパンマン』の「勇気りんりん」の出だしの部分が使われていたが、1991年頃に宮川泰作曲のテーマ曲に変わった。13時20分丁度から概ね15分前後の時間に充てられた(この為、一部ネット局では放送されなかった)。事前に電話やFAXで募集されて選ばれた人(コーナー内で募集テロップを表示)が電話でみのやゲストに相談する。高橋は書記を担当し、相談者の年齢や家族構成、相談の内容などをホワイトボードに書き込む役割を担う。 相談者は主婦が多く、男性相談者が登場する事は稀である。一番多い相談は嫁姑問題、続いてそれ以外の家族問題や浮気などの夫婦間問題、ご近所同士の揉め事といった事が続いていた。プライバシー保護のため原則として相談者の名前は仮名でも付けておらず(これは最初の相談者が「匿名で」と発言した事からである)そのため番組では相談者の事を「奥さん」、「お嬢さん」、「あなた」と呼んでいた。相談者の住所も大まかな地域(関東・関西・東日本・西日本)ですら出さない(せいぜい「車で30分」といった抽象的なもの)。みのは余程特別な事情がない限り相談者に同情する事は少なく、余程大きな落ち度のある相談者に対しては本気で激怒するあるいは怒鳴ったり、これはみの自身も出演していたフジテレビ『愛する二人別れる二人』(後にやらせ問題が発覚したため打ち切り)、テレビ東京『愛の貧乏脱出大作戦』でもこのパターンが見られた。 ゲストコメンテーターの中でも特に内海好江や崔洋一は相談者に厳しいコメントをする事が多かった。これには新聞の投書欄などで「厳しすぎる」「言いすぎだ」などの批判もあり、賛否両論になることすらあった。この時に芳村真理やアグネス・チャンなどが出演する際は、みのの厳しいコメント及びみのが本気で激怒する場面を、内海や崔と共演した際には2人の厳しいコメントを何とか中和させる事も多かった。ただし、みの不在時の代理司会者はみのに比べてさほど本気で激怒あるいは厳しいコメントなどをすることはほとんど無かった。 また、相談者が放送禁止用語を発言したこともあり、その時はコーナー終了後に高橋がお詫び・謝罪を行ったことがあった。 ただし、上記のように殆どが悩みの相談ではあるが、コーナーの方針自体は悩み相談に特化しているというわけではない。コーナーの最後の募集要項にもある通り「話したくてウズウズしている事を電話する」のが趣旨である。その為、稀にではあるが「みのさんに今の自分がいかに幸せであるかを聞いてほしい」「みのさんとテレビで世間話をしたいからかけた」「優しい夫に恵まれている事への感謝」等の悩み相談とは全く無縁の話題も存在した。 2007年4月2日以降は多少タイムテーブルが変わったため、13時24分頃から10分前後の時間に短縮され、金曜日の放送が廃止となり、代替コーナーとして「どう思います?お嬢さん」を放送していた。ただし、地方での公開放送の時は原則として放送されなかった。番組末期の相談の締めは「人生は60歳から」(相談者が60歳の場合)や「お化粧して旦那を驚かしちゃいな」など、みのの言葉は半ばマンネリ化していた。 当番組終了前日の2007年9月27日に終了し、翌28日の最終回で総集編が組まれた。リニューアル後の『おもいッきりイイ!!テレビ』では、火曜日に続編企画として、女性視聴者から寄せられたトラブルを元に構成したドラマが流され、その後みのらに相談するコーナー「火曜おんなの劇場 幸せになりたい」が放送されていた。2009年3月27日の『おもいッきりイイ!!テレビ』最終回でも、総集編が一部組まれていた。 本番組を代表するコーナーとして知名度は高く、ものまねタレント(栗田貫一等)がみののモノマネを披露する際は本コーナーを引用したことが多いほか、開始当初は『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ系)で、木梨憲武が扮するみのりもんたの司会で「ちょっと聞いてョ!おもいッきりノリ電話」というタイトルのパロディコントが制作された事もある。このコントにはみの本人及びおもいッきりゲストが出演した事があった(ただしゲストは4人ではなく3人)。 番組終了後、高橋がアデランスの女性用ウィッグのCMキャラクターに起用され、CMの中には高橋がホワイトボードに髪に悩む女性の相談内容を書き込むという場面が登場しており、このコーナーを思わせる演出がなされている。
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