その後の奉祝曲とは? わかりやすく解説

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その後の奉祝曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 17:22 UTC 版)

皇紀2600年奉祝曲」の記事における「その後の奉祝曲」の解説

演奏会翌年1941年昭和16年)に、放送録音分の録音コロムビアから13組のSP盤として発売された。また、同年にはR.シュトラウス自身2600年祝典曲を指揮録音したレコードポリドールから発売された。これらのレコードCDにも復刻されている(コロムビア盤:ロームミュージックファンデーション私家版2007年平成19年発売の『日本SP名盤復刻選集3』で全曲発売された)、コロムビア山田指揮イベール)、某海賊盤フェルマー指揮シュトラウス)。ポリドール盤ドイツ・グラモフォン)。 奉祝曲の演奏史をたどるのはあまり容易ではないシュトラウスの曲のヨーロッパ初演1941年昭和16年10月27日シュトゥットガルトにおいてヘルマン・アルベルトの指揮によって行われた1942年昭和17年1月にはシュトラウス遠戚であるルドルフ・モラルト指揮ウィーン交響楽団によってウィーン初演された。また、イベールの曲は初演前後に一旦紛失したものの、メモ参考書き直し1942年昭和17年1月24日シャルル・ミュンシュ指揮パリ音楽院管弦楽団によってヨーロッパ初演が行われている。演奏拒否されブリテンの曲は1941年昭和16年3月ニューヨーク・フィルハーモニック演奏会初演された。 1945年昭和20年)の日本の敗戦その後の情勢変化により、奉祝曲(ブリテン作品も含む)の運命変化することになった奉祝そのもの奉祝会の後身団体である「光華会」から東京芸術大学図書館総譜)とNHKパート譜)に寄贈された。また、シュトラウスの曲は判明しているだけでも20世紀中には少なくとも日本では5回演奏されたようである(1955年昭和30年)、1958年昭和33年):N響1988年昭和63年):読売日本交響楽団1999年平成11年)~2000年平成12年):仙台フィルハーモニー管弦楽団仙台フィル同年海外公演でも取り上げている)。また、ウラディーミル・アシュケナージ指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団によって同曲のデジタルによる初レコーディング1998年平成10年)に行われ2007年平成19年1月26日SACDとしてエクストンレーベルからリリースされた。 日本における21世紀初の演奏は、2009年平成21年6月21日東京フィルハーモニー交響楽団による「第40回 午後コンサート」での上演である。指揮大町陽一郎で、打楽器はタイ・ゴングが使用された。 ブリテンの曲は、1956年昭和31年2月18日ブリテン自身指揮N響によって日本初演された。ヴェレッシュ交響曲2002年平成14年になって久しぶり録音が行われた。イベールの曲は比較演奏録音される機会が多い(ジャン・マルティノン佐渡裕らによる録音がある)。ピツェッティ交響曲は、1959年昭和34年1月12日日比谷公会堂に於ける東京フィルハーモニー交響楽団第48回定期演奏会で、アルベルト・レオーネ指揮により再演された。その後しばらく演奏無かったが、2016年平成28年2月14日東京紀尾井ホールに於けるオーケストラ・ニッポニカ第28回演奏会で、阿部加奈子指揮により演奏されている。

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