初レコーディングとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 初レコーディングの意味・解説 

初レコーディング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 13:44 UTC 版)

交響曲第9番 (マーラー)」の記事における「初レコーディング」の解説

この曲の初めてのレコーディングは、ブルーノ・ワルター1938年1月16日ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮した演奏会ライヴ録音で、戦前期におけるウィーン・フィルとの最後共演であった。この演奏の約2か月後、オーストリアナチス・ドイツ併合されアンシュルス)、ユダヤ系だったワルター財産没収などを受け、苦難亡命せざるを得なくなる。また、ウィーン・フィルにとってもユダヤ系音楽家多かった戦前の黄金時代最後演奏会となり、ユダヤ系名物コンサートマスターアルノルト・ロゼー事実上の引退公演でもある。日本では太平洋戦争中1943年ニッチクから発売された。しかし当時戦時中ということ勘案しても、この曲の真価理解できる日本人はほとんどいなかった。ワルター自身嫌な思い出のためか、この録音をさっさと破棄することを願っていたという。後にワルター1961年コロンビア交響楽団セッション録音行っている。なお、ウィレム・メンゲルベルクは、ワルター解釈に異を唱えていた。

※この「初レコーディング」の解説は、「交響曲第9番 (マーラー)」の解説の一部です。
「初レコーディング」を含む「交響曲第9番 (マーラー)」の記事については、「交響曲第9番 (マーラー)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「初レコーディング」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「初レコーディング」の関連用語

初レコーディングのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



初レコーディングのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの交響曲第9番 (マーラー) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS