こころのたまご関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:49 UTC 版)
「しゅごキャラ!」の記事における「こころのたまご関連」の解説
しゅごキャラ なりたい自分が形になった存在。掌に乗るほどの大きさで、2頭身の人形のような姿をしている。空を飛ぶことができ(アニメ版や「しゅごキャラちゃん!」ではその設定を忘れて行動することがある)、大抵は持ち主の近くにいる。体力は曖昧で、持ち主自身に信じてもらえなければ消えてしまう存在でもある。持ち主と顔や髪形が似ていることが多い。基本的にはキャラ持ちにしか姿が見えないが、幼い子供や霊感があったり過去にキャラ持ちだった大人ならば、しゅごキャラを見たり声を聞いたりすることができる。さらにはキャラ持ちの人物と長期に付き合うことによっても見えるようになる場合もある。動物とは普通に会話できる。お化けと勘違いされて腹を立てる場面も見られる。 その誕生の条件には2種類あり(主に意志の完成度に影響される)、それがキャラチェンジ後の性格やキャラなり後の全身のコンセプトを決定する条件にもなる。キャラ持ちの人間が本来弱い意志や不完全な意志の持ち主だったりする場合は、キャラなりやキャラチェンジ後にしゅごキャラ自身の性格や特徴の影響を強く受けやすい。 しゅごたま しゅごキャラのたまご。しゅごキャラの寝床でもある。こころのたまごの中で特に強力な力を持ったものがしゅごたまとなり得る。 キャラ持ち(キャラもち) しゅごキャラを持っている人間のこと。しゅごキャラを多く持つということは「なりたい自分」がそれだけ多いということである。 こころのたまご / ココロのたまご 人間の「願い」や「夢」がたまごとなったもので、子供たちはみなこころのたまごを持っている。たまごは白く、黄色の天使の羽がついたハートのマークがついている。自然に生まれる前に無理やり心から抜き出されると後述の×たまになる。しゅごたまや×たまとは違い、浄化された直後以外は実体化していない。キャラ持ちの使用する技や物理的要因で壊れることもあり、破壊されたたまごの持ち主は夢や希望を失うために「ココロがからっぽの人間」になる。ただし、本人の心のありようによって再びこころのたまごが生まれることもある。イクトが「大人は無意識のうちに自分でたまごを壊してしまう」と語っている。 エンブリオ どんな願いも叶うという特別なたまご。その姿は真っ白なたまごだが、第32話で現れた際は専務たちイースター社側は気付かなかった。イースター社の社員は御前のためにエンブリオを探している。当初は漠然とエンブリオはこころのたまごの中にあるということしか分かっておらず、二階堂は子供たちの心の弱い部分を突いて外へたまごを出させることで、歌唄たちは歌唄の歌の力により手当たり次第にたまごを抜き出すことで探し出そうとしていたため、大量に×たまを発生させる結果となった。この過程で偶然エンブリオ飛来が目撃されたことで、大量の×たまを集めた時に現れるのではないかとガーディアン側・イースター社側ともに考えるようになる。アニメ版の九十九らやルルの作戦もこの仮説に基づいている。後にアニメ第32話で正確には大量の×たまを浄化した時であることにイースター社専務のみが気づいた。さらに、第99話で、あむが大量の×たまを浄化した時にのみであること(歌唄が×たまを浄化した時には現れなかったため)も判明した。 だが、アニメ第102話にてこれまで「エンブリオ」とされてきた物は、ひかるの「こころのたまご」であったと判明し、エンブリオとは違うことが示されている。 ×たま(ばつたま) 声 - 沢城みゆき こころのたまごが持ち主が悩みを抱えたり、心の中から無理やり抜かれることで変化したもの。原作ではふりがなが「バツたま」になっていることがある(「×キャラ」も同様)。たまごは黒くなり、大きな白い×が付く。孵化する前に浄化するのが望ましいが、元に戻せないときは中のしゅごキャラごと壊すしかない。アニメ版では「ムーリ! ムーリ!」としゃべっている。二階堂の策略や歌唄やイクトの力により生まれることが多いが、それ以外に自然発生もし、アニメ第1期後半ではこれが特に多くなっている。 たまご状態での邪悪なエネルギーは微々たるものだが、数多く集めることで強力なものとなる。そのためイースター社もエンブリオ捜索過程で見つけた×たまを当初は「ガラクタ」として、×キャラになる前に見つけ次第破壊するようイクトに命じていたが、次第にブラックダイヤモンズ計画やイクトのバイオリン改造をはじめ×たまのエネルギーを利用するようになった。 アニメ第2期では歌唄が抜け×たまを大量に確保する手段を失った九十九らイースター社員が自然に発生した×たまを捕獲するシーンもあった。同じくアニメ第2期ではナゾたま期間が長かったため、あむのしゅごキャラ達は×キャラの名前を忘れるエピソードも。 ×キャラ(ばつキャラ) 声 - 沢城みゆき ×たまが孵化したもの。総じて邪悪な性格。放っておくと暴走し悪さをするばかりでなく、持ち主の心の状態も危険になる。全身真っ黒で人型をしており、額に大きな×が付いている。×キャラが暴走している最中、持ち主は意識を失って倒れ、悪夢にうなされているような状態になる。多くの×キャラはその本来の姿の特徴を表したようなワンポイントを有し、しゅごキャラ本来の力を反転させたような攻撃を仕掛けてくる。攻撃時は持ち主の悩みが反映された、非常にネガティブな発言を繰り返す。浄化の際はそうした悩みを振り払うような言葉をかけることが多い。これには攻撃や動きを一時的に鈍らせる役割もある。 浄化後は一度しゅごキャラ形態となり浄化のお礼などを一言言ってからこころのたまごに戻り持ち主のところへ帰っていく場合と、しゅごキャラ形態を見せずにそのままたまごに戻る場合がある。引き起こした物理的な被害は浄化しても自然には元に戻らず、必要に応じて時にはアミュレットクローバーのリメイクハニーで、時には自力で直している。 ナゾたま 声 - 戸部公爾 アニメオリジナルの「?(はてな)」のマークがついた紫色のたまごで、初登場のアニメ第54話でややが名付けた。ルルの作り出す紫色のジュエリーにより抜き出されたこころのたまごが変化したもの。生まれると巨大化し、持ち主を飲み込んで暴走させる。これは「ナゾキャラなり」と呼ばれその際、額に白い「?」のマークが付く。ナゾキャラなりは持ち主の夢によって形態が異なるが、キャラなりの名前は必ず『○○ドリーム』となる(○○にはキャラなりごとに違う名前が入る)。迷いであれば内容は問わず、ささいな迷いでもナゾたまを生み出させることができる。迷いがない人物のたまごも抜き出すことはできるが、この場合パワーのみが発揮され暴走はせず、本人の欲求が満たされた時点で自然にこころのたまごに戻る。またルルの意思に反して彼女が被害を受けることもある。モチーフがキャラ持ちの人物だとさらにキャラなりもできる。ジュエリーを与えられた人物がキャラ持ちの場合、ナゾキャラ化したしゅごキャラとキャラなりをする。 あむのオープンハートは×たまにしか効かないため、浄化するにはいったん×たま化させる必要がある。そのために持ち主の心に響く言葉を投げかけ自らの行為を振り返らせている。この際額の「?」マークが「×」に変化し、さらに半透明の巨大な×たまに全身が包まれる。浄化すると持ち主とのキャラなりが解け、ナゾたまに戻ったあと通常のこころのたまごとなり持ち主の体に戻る。持ち主はこころのたまごがナゾたまに変化してから浄化されるまでの記憶は曖昧になるが、持っていた迷いは晴れる。またナゾキャラなり中の行為により被害があった場合、浄化と共に元に戻る。 ナゾたまを作り出すことには暴走を続けさせることで巨大な×たま化させ、エンブリオをおびき出す目的があるとアニメ第54話にて専務により説明されているが、実際にはその前にガーディアンにより阻止されている。
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