「メルヒェン社」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 14:29 UTC 版)
「ヨルムンガンド (漫画)」の記事における「「メルヒェン社」」の解説
表面上はドイツ企業のオモチャメーカーであり、ドクター・マイアミこと天田博士が所属している。ココの計画のダミーとしての一面をもち、特に新設された「第二工場」は計画の中枢となる設備である。その屋上には、ココ、天田、バブーリン、レイラが座る4つの椅子が据えられている。 Dr.マイアミ(本名:天田南 / あまだ みなみ。初出:第3集第16話「African Golden Butterflies」) 声 - 豊口めぐみ 東アジア人女性。日本人科学者。ココとは友人で同い年。現在はメルヒェン社の南アフリカ工場に勤めるが、必ずといっていいほど彼女の作る物は軍事転用されてしまう、ロボット技術のスペシャリストである。自分の研究が応用された兵器で人が殺し合うことについて、本人は特に良心の呵責などない模様(「増えすぎだよ、人間」と発言したことも)。また、そのことについて自分では手の尽くしようがないと、3歳児向けのAIロボットのぬいぐるみがミサイルの弾頭に作り変えられたことを例に挙げてモコエナに語っていた。 絶滅危惧種である美しい蝶を個人で追うほどの蝶マニアで、国際的な蝶の愛好団体の幹部である。その知識とロボット技術を応用した蝶型のロボットを傍で浮遊させている。他にも貝拾いや魚釣りなど、自然に触れる遊びを好む趣味を持つ。尚、ココより貝や蝶の方が大事で、約束のすっぽかしは日常茶飯事。 ココに半年後に再会する旨のメモを書き残し、物語より一旦退場。 その後「メルヒェン社第二工場」(ショコラーデ曰く「ドクター・マイアミの牙城」)の完成とともに再登場。「ヨルムンガンド計画」ではココに並ぶ中心人物である。 喫煙者で、銘柄はガラム。バーナーライターを愛用している。 エレナ・バブーリン(初出:第10集第57話「NEW WORLD phase.4」) 声 - 上田麗奈 物理博士、量子光学の権威。おしとやかな雰囲気。J共和国の軍事研究施設に軟禁されていたが、「ヨルムンガンド計画」に必要な人材としてココの部隊により奪取される。その後は、「メルヒェン社第二工場」にてその姿が確認されており、計画の同志となって活動している模様。天田博士達からは「バブちゃん」と呼ばれている。 レイラ・イブラヒム・ファーイザ(初出:第10集第60話「NEW WORLD phase.7」) 声 - 金田アキ 量子物理学博士にして活動家。「情報革命ネットワーク」を立ち上げ、中東ネット界を荒らし回った。様々な密約・機密資料をハッキングにより公開。その巧妙な手口から、「おしゃべりラビット・フット」の異名で呼ばれる。表向きの情報では男性とされるが、28歳の女性。アメリカの非公式収容施設「キャンプ・ノー」に不正規拘束されていたが、「ヨルムンガンド計画」に必要な人材として、ココの部隊に奪取される。ただしココが「おしゃべり」を嫌っているため、やや風当りは強い模様。 性格は非常に享楽的で、量子コンピューターの小型化を天田博士に任された時は子供のように目を輝かせていた。博士曰く「お勉強は得意なのに、頭はパー」。 モコエナ(初出:第3集第16話「African Golden Butterflies」) 声 - 藤原貴弘 黒人男性。ドクター・マイアミの秘書。通称「モコ君」。好奇心の赴くまま奔放に振る舞うドクター・マイアミをサポートする、苦労多き人物。現地ではありふれた名字の様で、現実の南アフリカのスポーツ選手に同姓の人物が多数実在している。 マリーン(初出:第3集第16話「African Golden Butterflies」) 声 - 田中里和 黒人女性。ドクター・マイアミの所属するオモチャメーカー「メルヒェン社」の社員。ドクター・マイアミのアポすっぽかしや不在をひたすら謝る立場。
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