「エクソシスト」関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 09:11 UTC 版)
「D.Gray-man」の記事における「「エクソシスト」関連」の解説
エクソシスト 黒の教団に所属するアクマ退治を専門とする黒の聖職者(クラーヂマン)。アレン入団時は19人が所属していた。全員黒の団服(コート)を着用している。胸には教皇の象徴であるローズクロスがある。 「エクソシスト」とはあくまで黒の教団に所属することによって呼ばれる名称である。 通常は適合者不明のイノセンスを持つ元帥によって発見されるが、ごくたまにアレンのような寄生型の適合者など、既にイノセンスを所有している適合者も居る。戦力確保やハートの保護などの事情で適合者は発見次第教団本部へと出向することになり、改めて適合者と認定された時初めて名乗ることが許される。 第二エクソシスト 人造使徒計画の研究で生み出された2体の被検体のこと。どんなに傷を負っても急速に治癒する超速再生能力を持っている。「人造使徒」と名付けられてはいるが、実際は再起不能となったエクソシストを再び戦わせるべく、その脳を「器」となる別の肉体に移植して生み出された存在。アジア支部のチャン家と北米支部のエプスタイン家が実験の指揮を執っていた。だが、器の記憶が戻る可能性がある。そして、記憶が戻った被検体のうちの一体アルマ=カルマの暴走によって、研究員46名が死亡したことから実験は凍結された。アルマはもう1体の被検体である神田によって機能を停止し、第三エクソシスト計画に利用されることになる。 第三エクソシスト 北米支部長レニー・エプスタインの指揮の下、アクマの卵核と融合したアルマの細胞を移植され半アクマとなった者達。身体の一部をアクマのように変形させ、アクマを吸収・消滅させてしまう能力を持つ。しかしイノセンスの力を持たないため、アクマに内蔵された魂の浄化はできずもろとも破壊してしまう。アクマを取り込み「母体化」するという使命が課せられる。元鴉のマダラオ、テワク、トクサ、キレドリ、ゴウシの5人がそれに当たる。だが、全員アルマの細胞を受け継いでいるため、アルマがアクマになると同時にダークマターが覚醒してしまう。そして、生き残った第三エクソシストはノアに連れ去られ、ノアの軍門に下った。 元帥 イノセンスとの同調率が100%を越えた「臨界者」のみが名乗ることができる高位エクソシスト。普段は教団を離れて単独で任務に当り、その任務と同時に世界のどこかに居る適合者を探すため世界を回っている。殉職したケビン・イエーガー、クロス・マリアンを除けば、フロワ・ティエドール、ウィンターズ・ソカロ、クラウド・ナインの3人が現在の元帥。通常は定期的に教団と連絡を取り合う。 ゴーレム 教団にいるのは、科学班によって作られる機械を内蔵したタイプ。エクソシストは任務遂行のサポートのため、本部を含めた遠距離への無線通信が可能なタイプのゴーレムを各自1体与えられている。電話回線を通じた遠距離通話も可能だが、教団本部への通信はそのゴーレムの所有者のみに制限され、10km圏内ならゴーレム同士で居場所が辿れる。教団本部の周囲には監視カメラの役割を備えたゴーレムが多数飛んでいる。 アレンの所持するティムキャンピーは本来クロスと「契約」したゴーレムとなっており、映像記録機能を持つ他、粉々になっても再生できるなど従来のゴーレムとは製造法が違うものと思われる。機械を内蔵せず自然物のみで構築されているため、機械通信機能などを内蔵するほかのゴーレムや各教団への連絡手段を持たないがアレンの耳をかじったりするなど、明確な意志を持っていると思われる。 団服(コート) 左胸に十字架の紋章(ローズクロス)が入ったコート。科学班が製作を担当し、エクソシストと教団支部長クラス以上の幹部職員のみが着用を許される。 基本的なデザインコンセプトは同一だが細部は各自の好みで異なる。エクソシストのコートは黒地に銀の装飾、元帥は金の装飾。対して幹部職員や探索部隊のコートは白地である。室長はそれに白のローズクロスが装飾されている。エクソシストの団服は戦闘の際の守りを考慮した構造。そのため初期のものは重く、作中で何度か軽量化も兼ねたリニューアルが行われている。首飾りとしてセットで支給されるボタンの裏には持ち主の名前が彫られている。
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