ふな‐だま【船玉/船霊/船▽魂】
ふなだま 【船霊・船玉・船魂】
船霊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 03:33 UTC 版)
船霊(ふなだま)とは、海の民が航海の安全を願う神。船魂、船玉とも表記する。また、地方により、フナダマサン、フナダンサン、オフナサマ、船玉明神、船霊神、船神など、様々な呼称がある。
- ^ 詳細は「叙位#人外に対する叙位」を参照
船霊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/30 07:04 UTC 版)
日本では船霊(ふなだま)への信仰は漁業一般に広く見られる。船霊のご神体は、箱に収められて船に持ち込まれる。本体は女、あるいは男女1対の人形で、更に地域によって異なるが賽子や塩、五穀などが供えられる。豊漁を祈願し、出港時や朝に白米や御神酒などを供える。帆船の時代には、この時に「チチ」とか「チリチリ」とか音がすると、これを船霊様が勇んでいる」として豊漁の予兆と見なした。大漁であった場合、船霊へのお礼にお祝いをすることが多い。船主の家で宴会を行い、船主は漁師に手ぬぐいや餅を配った。更にカツオの場合、一万匹を越える漁獲があると、これを「万越し祝い(まんごしいわい)」と証紙、盛大な酒宴を行う一方、1万匹のカツオが人一人を殺したことに当たるとして僧侶を呼んでカツオ供養をし、浜で餅撒きをする例もある。八千匹を越えると大漁と見なし、「八千匹祝い」を行う地域もある。 これらの祝いは日本本土に始まったもので、これが沖縄にも伝わり、例えば渡名喜島ではこれを「マングシイワイ」と呼び、漁業者全員が漁船に乗り込み、大漁旗や万国旗を船に飾り、船霊に酒を供え、祝いの祈りをした後に船内で酒宴を行う。その後、余興として港の中で放水をしたり、偽物で撒き餌や一本釣りの様を演じる。地域のものは皆これを見物するために集まり、子供は船から蒔かれる団子やお菓子を取り合って、地域全体の行事となる。 房総地方のイワシ漁では「万祝い(まいわい)」と呼ばれるものがあり、これは文化年代より知られている。これはイワシが肥料として重視されるようになったことを反映しており、この祝いには『大漁カンバン』と呼ばれる祝着が配られた。イワシを肥料として作られた綿や藍が還元された形である。 なお、このように大漁の際に手ぬぐいや着物が配られることについては、日本では古くから存在した風習と見られる。平安時代の貴族の間でも『衣配り』などと称し、目下へ衣服を配る風習があった。これは『尊者の分霊を受けてその威光にあやかる』意味があるとされる。
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船霊(ふなだま)
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「海賊 (ONE PIECE)」の記事における「船霊(ふなだま)」の解説
漫画『ONE PIECE episode A』で使用。見聞色で相手の動きを読み、時間差で「蛍火」をぶつける。
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「 船霊」の例文・使い方・用例・文例
- 船の安全を守るために船の中に祭る船霊という神
船霊と同じ種類の言葉
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