竜宮
りゅうぐう【リュウグウ/竜宮】
読み方:りゅうぐう
太陽系の小惑星1993JU3の名称。アポロ群に属す地球近傍小惑星の一。直径は約700メートル。平成31年(2019)2月と令和元年(2019)7月、日本の小惑星探査機はやぶさ2が着陸し、2回目はサンプルの採取にも成功した。名称は、サンプル採取を、浦島太郎が竜宮城から玉手箱を持ち帰ることになぞらえたもの。
[補説] 引力がきわめて小さいため、はやぶさ2の「着陸」は接地や接触に近い。JAXAは1回目の着陸点を「たまてばこ」と、2回目のを「うちでのこづち」と名付けた。
りゅう‐ぐう【竜宮】
りゅうぐう 【竜宮】
日光金谷ホテル観覧亭(竜宮)
名称: | 日光金谷ホテル観覧亭(竜宮) |
ふりがな: | にっこうかなやほてるかんらんてい(りゅうぐう) |
登録番号: | 09 - 0129 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造2階建、銅板葺、建築面積172㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正10 |
代表都道府県: | 栃木県 |
所在地: | 栃木県日光市上鉢石町1300 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | 栃木県近代化遺産総合調査 |
施工者: | |
解説文: | 本館南方の高台に位置し,冬場にはスケートリンクになる池に面して南北棟で建つ。桁行5間,梁間2間半の規模,入母屋造,銅板葺の木造2階建で,入側柱には奇木を用いた凝った造りとし,周囲に下屋を廻し,北方の展望閣に向けて渡り廊下を下屋から延ばす。 |
建築物: | 日光金谷ホテル展望閣 日光金谷ホテル新館 日光金谷ホテル本館 日光金谷ホテル観覧亭 日本はきもの博物館コーヒーハウス 日本生命京都三条ビル旧棟 日本真珠会館 |
龍宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 23:25 UTC 版)
龍宮(りゅうぐう、竜宮とも書く)または竜宮城(りゅうぐうじょう)、水晶宮(すいしょうきゅう)、水府(すいふ)は、中国や日本各所に伝わる海神にまつわる伝説に登場する海神の宮。日本風のよみをして龍の宮(たつのみや)、龍の都(たつのみやこ)、海宮(わたつみのみや)などとも呼ばれる。
- ^ 『定本 酒吞童子の誕生 もうひとつの日本文化』、2020年9月15日発行、高橋昌明、P132
- ^ a b 『原中最秘抄』上巻「彦火々出見尊、海にてつり針を失ひて、海童宮へ尋ねおはしましたりけるに、龍王めでて、御娘玉依姫に合せ奉りて、聟になし給ひし」(『群書類従』316)
- ^ 『日本書紀』神代下では「海宮」(わたつみのみや)「海郷」(わたつみのくに)との表記が見られる。
- ^ 松本信広 『日本神話の研究』鎌倉書房、 1946年 37頁
- ^ a b 小松茂美『彦火々出見尊絵巻の研究』東京美術、 1974年 68-89頁
- ^ 吉田兼倶『日本書紀神代抄』国民精神文化研究所、1938年 130-132頁
- ^ 吉田幸一 『風流神代巻』古典文庫、1976年 178頁
- ^ 出石誠彦「浦島の説話とその類例について」『支那神話伝説の研究』中央公論社、1943年 229-231頁
- ^ 島津久基編校『お伽草子』岩波文庫、1936年 147-148頁
- ^ 市古貞次編『塵荊鈔』上 古典文庫、1984年 209-210頁
- ^ 窪徳忠『中国の神々』講談社 <講談社学術文庫>、1996年 196頁
- ^ 横山重『古浄瑠璃正本集』第5冊 角川書店、1966年 29頁
- ^ 柳田國男『日本の伝説』角川文庫、1977年 81-82頁
- ^ 『東北学 vol.10 山の神とはだれか』 作品社 ISBN 4-87893-636-3、100頁
- ^ 柴田天馬訳『聊斎志異』玄文社、1919年 155-166頁 蘇州の金生のはなしは志怪小説『聊斎志異』の「五通」の話の中に「又」とつづけて紹介されている話である。
- ^ 岐阜県揖斐川町 清水の歴史
- ^ 環境省 岐阜県の代表的な湧水
- ^ 各地の夜叉ケ池伝説集-白石の里(岐阜県揖斐郡揖斐川町)
- ^ 本田碩孝 『池永ツル嫗昔話集』 郷土文化研究会 1988年 135-136頁
- ^ 『新校群書類従』第一輯 神祇部 内外書籍株式会社、1931年 439-440頁
- ^ a b 『道教の本』学研、1992年 ISBN 4-05-600031-X、98頁
- ^ 『染織の美 3 特集 友禅染』京都書院、1980年 47頁
龍宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 08:17 UTC 版)
乙姫あるいは龍王が統治する世界として水中に存在するとされている宮殿あるいは世界。日本の物語(『お伽草子』など)や昔話・伝説では「わたつみのみや」などにくらべ「龍宮」であるとする設定が数多くみられる、そのため、龍宮と通じた場所であるとする伝説が残されている地は各地にひろく点在しており、以下にあげた例以外にも全国各地に無数に存在している。能では「上は非想の雲の上。下は下界の龍神」(『和布刈』)など、下界(げかい)という言葉が使われたりもする。これは仏教における上界(浄土や天道)との対語であり龍たちの世界が欲界に属するというもので、仏典に由来するもの。 浦島太郎乙姫が住む宮として龍宮が登場。浦島太郎が助けた亀の背中に乗って行った。 城の中では時の経つのが緩やかであったという。中と外では時の流れが異なっていた。 四季が同時に楽しめる庭が城の四方に存在しており、東には春、南には夏、西には秋、北には冬の景色が存在している。 龍樹南の海の中にある龍宮で、仏教の経典である『華厳経』のうちの下の巻(上中下の3巻があるとされている)を授かったという伝説が中国などでは仏典などに記される。このときに龍宮から得た経文が文字(梵字)のはじまりとなったとする話(龍宮相承)も存在する。 孫思邈(そんしばく)竜王が住む水中にある宮殿として龍宮が登場。唐の時代の名医・孫思邈は蛇を助けて龍宮に行き、龍王から30種類の製薬の方法を教わったという説話が『続仙伝』にある。 月界長者天竺につたわる説話として、月界長者が造った阿弥陀如来の材料の黄金は、龍宮の黄金(紫摩黄金)とされる。古浄瑠璃『月界長者』 などに登場。 安倍晴明(あべの せいめい)安倍晴明をあつかった近世の説話には、晴明が子供のころに堺で亀がいじめられていたのをたすけた礼に龍宮へつれてゆかれ、龍仙丸(りゅうせんがん)というものをもらったという場面が登場する。これを耳にいれると動物たちのしゃべる言葉の意味が理解できたという。詳細は「安倍晴明物語#安倍晴明物語一代記 ニ」を参照 福島県二本松市(旧塩沢村)ある人が川で鍬を洗っていて、誤って水中に落とし、水底を探し回っていたら龍宮まで辿りついてしまった。その龍宮では、ただ1人、美しい姫がいて、機織りをしていた。3日目に村へ帰るが、村では25年ほどの時が過ぎていた(龍宮では外の3041分の1以下の時間の流れとなる)。その記念として、機織御前の御社を建てた。 三重県志摩市伊雑宮に竜宮から戻った海女が持ち帰ったといわれる玉手箱が保管されている。 長崎県対馬市海神神社や和多都美神社など海神系の神々を祀る古社が多く、古くから龍宮伝説が残っている。 琵琶湖藤原秀郷が瀬田の唐橋で龍宮の者から救けを乞われ大百足を退治した。龍宮の王は大百足を退治した礼として秀郷に避来矢と呼ばれる神秘的な大鎧を与えた。 宮城県気仙沼市山神と龍宮がどれだけ珍しいものを知っているかという争いをして、龍宮(龍宮さまとされる女神)が勝った話が漁師に伝承されている。山神はオクズ(気仙沼でタツノオトシゴの意)を観た事がなく、負ける。 香川県三豊市龍宮城は三豊市詫間町の荘内半島沖にあったとする伝説がある。一帯には、浦島太郎が生まれた場所とされる「生里」、玉手箱を開けた「箱」、箱から出た煙がかかった「紫雲出山」ほか浦島太郎伝説にちなむ地名が多く残っている。浦島太郎の墓や太郎が助けた亀が祀られている亀戎社もある。 中国(蘇州)金生(きんせい)という男が金龍大王の娘(竜女)と恋仲になる。竜女は、「30年後にまた会おう」と約束したが、金生は、「30年後では私はよぼよぼだ」と嘆いた。すると竜女は、「龍宮に老いはない。若さを保つのは簡単」と薬のつくり方を渡して去った。その薬を服用し続けた金生は60歳になっても若さを保ち、1日ほど黄河を渡っていると、上流から蓮の葉に乗る竜女が現れ、連れだって共に神仙に去ったという。 竜宮童子 竜宮女房 岐阜県揖斐郡揖斐川町白石山の淵にある龍宮の乙姫が、白石山西の麓の泉の湧水で毎日炊事洗濯や、谷汲山の岩屋で参籠していた菅原道真にさしあげその時に彼女が歌ったとされる歌が残されている。岐阜県の代表的な湧水として姫ヶ井の泉が今も残る。白石山には、尸羅ヶ池より住み着いた尸羅(しら)という嫉妬に狂った龍女が、八丈岩という大岩で相手の龍女(夜叉)を襲ったという伝説があり、彼女が住む洞窟の池は龍宮に続くと伝えられている。
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龍宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 15:38 UTC 版)
オトヒメを長とする龍神族たちの城。両島原北の海底にあり、天望岬の天鳴門からのみ通路が開く。不在のワダツミを除き、衛兵や大臣を含め女性しかいない。
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龍宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 16:14 UTC 版)
「7SEEDSプロジェクト」の次の段階として作られた避難用地下シェルター。 日本各地に隕石から身を守るシェルターがあり、その中の1つが「龍宮」である。生き残るべく選ばれた人々が、X-DAY(巨大隕石落下による地球壊滅の日)の前日に何も知らされずにこの施設に集められ、その後の生活を営んでいた。客室、映画館、ゲームセンター、温泉など様々な施設が完備された巨大地下施設。春夏秋冬の4つのセクションに分かれており、東側に位置する春セクションは居住区として、同じく南の夏セクションは中枢のコントロール・ルーム、西の秋セクションは畑や家畜用、北の冬セクションには貯蔵庫が設置されていた。不穏分子や謎の病原体ダニXの感染が広まり、最終的に全滅する。 茨木 真亜久(いばらき まーく) 声 - 興津和幸(Webアニメ) 龍宮編の主人公。腹話術師。 兄の遺した人形ピートと共に、「ピート兄弟」として活動している。シェルターでの出来事を日記に遺し、のち花によって発見される。貴士に「嘘つき」であることを見込まれ龍宮に誘われる。マリアと結ばれるも、彼女がダニXのホストであることを知り、自らの手で彼女を冷凍庫に封印する。龍宮で最後の生き残りとなるも、自害。 神酒 マリア(みき マリア) 声 - 寿美菜子(Webアニメ) 天使の歌声を持つと言われる歌手のミキ・マリ。マークと愛し合うも、自身がダニXの隠れホスト(宿主)であることを知ってから、ほかの仲間たちと龍宮を終わらせると決断する。 各務 頼一(かがみ のりかず) 声 - 千葉一伸 固いナレーションからノリノリのDJまで何でもこなす喋りのプロフェッショナル。龍宮シェルターの音響係。弁護士資格も持つらしい。 猿渡 貞夫(さるわたり さだお) 声 - 千葉進歩 龍宮シェルターの映像係。 坂田 時々(さかた ときどき) 人気漫画家。 火野 武留(ひの たける) メジャーリーグで活躍する野球選手。鷹弘も憧れていた。 織田 道綱(おだ みちつな) 声 - 乃村健次 売れない役者。シェルターの所長役として雇われた。 末黒野 貴士(すぐろの たかし) 声 - 速水奨(ドラマCD・Webアニメ) 花の父親。夏のAチームの指導を務めた後、夫婦で龍宮の運営に携わる。 龍宮のマスコット「ピー助」の着ぐるみを着て住民の苦情処理も率先して行っていた。夏のAに対して自分の行った残虐な行為が後に花との距離を置く原因となる。龍宮シェルターで死亡し、最後まで安居や涼の身を案じていた。 末黒野 美帆(すぐろの みほ) 花の母親。シェルター内の倉庫で働く。 敬虔なクリスチャンで、「神の国に到る門は狭い」というのが口癖。龍宮の浸水を食い止めるために自らの命を犠牲にした。
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竜宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 16:50 UTC 版)
埼玉県を本拠地とするレディース。 伊集院 香 総長。バレリーナを志すがルックスの問題で挫折。鍛えた脚力が武器。プレイヤーキャラクターとして使用するときはキャラクター名が「HIRAME」になる。 一瀬 るり 副長。芸能関係の学校に在学中。芽が出ずヤケになっていたところを香に誘われる。
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竜宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:13 UTC 版)
常世の女性が、ワタツミ(海神)の娘だということが付記されるのは、『万葉集』の長歌に詠まれる浦島子伝説においてである。 このワタツミを竜神や竜王と同一視できるかについては、浦島子伝説は既に中国の唐代に流行していた竜生九子伝説の影響を受けていたもので、すなわち奈良時代の浦島子伝説でも、亀姫は竜王の姫だったという解釈がある。また唐の『竜女伝』を元の素材として、亀姫は東海竜王の娘である竜女というより具体性のある見解を藤沢衛彦は打ち出している。 しかし仮説になりたった解釈を抜きにすれば、『御伽草子』において初めて、異郷が明確に「竜宮」となり、その異郷の女性が「乙姫」という名の竜王の娘として登場する。この竜王が竜族かを問えば、柳田国男によれば「日本の昔話の竜宮には竜はいない」とされる。
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