ちきゅうきんぼう‐しょうわくせい〔チキウキンバウセウワクセイ〕【地球近傍小惑星】
地球近傍小惑星
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地球近傍小惑星(ちきゅうきんぼうしょうわくせい)とは、地球に接近する軌道を持つ天体(地球近傍天体、NEO (Near Earth Object))のうち小惑星のみを指す。英語でNEAs (Near Earth Asteroid) と呼ばれることもある。NASAによると地球に接近するために監視が必要とされるものは約8500個とされる。軌道計算では、これらの小惑星が今後少なくとも100年間は地球に衝突する恐れはないとしている。
- 1 地球近傍小惑星とは
- 2 地球近傍小惑星の概要
- 3 地球近傍小惑星の探査・観測
地球近傍小惑星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 21:36 UTC 版)
上記の通り、地球と似た軌道で太陽の周りを公転し、地球に対して馬蹄形軌道をとる小惑星は複数発見されている。これらは地球軌道の付近を公転することから、地球近傍小惑星としても分類される。これらの天体は、地球と 1:1 の平均運動共鳴を起こしている状態にある。以下は、2016年の段階で地球に対する馬蹄形軌道を取ることが分かっている12個の小惑星である。 クルースン (85770) 1998 UP1(英語版) YORP 2001 GO2(英語版) 2002 AA29 2003 YN107 2010 SO16 2013 BS45(英語版) 2015 SO2(英語版) 2016 XX169(英語版) 2015 YA(英語版) 2015 YQ1(英語版) 地球と軌道をほぼ共有している小惑星の特徴として、木星の場合はトロヤ群天体が大多数であるのとは対照的に、地球の場合はトロヤ群や準惑星軌道よりも馬蹄形軌道を取る小惑星が多数であるという点が挙げられる。地球に対して安定な馬蹄形軌道を取る小惑星の存在は、1973年に理論的に予測されていた。 これらの小惑星のうち最も安定だと思われているのは 2010 SO16 であり、少なくとも12万年の間、長ければ100万年の間地球に対する馬蹄形軌道に留まると推定されている。2015 SO2 も 2010 SO16 と同程度に安定な可能性があるが、こちらは定期的に馬蹄形軌道と別の軌道状態を行き来している。2015 XX169 は上記2つと比べると不安定だが、その他の馬蹄形軌道にある天体に比べると安定である。
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地球近傍小惑星 (NEA)
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「小惑星」の記事における「地球近傍小惑星 (NEA)」の解説
地球軌道の近くを通るもの。いくつかのグループに分けられるが、特に上から3つを指すことが多い。
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