トロヤ‐ぐん【トロヤ群】
トロヤ群
トロヤ群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 08:27 UTC 版)
地球と太陽のラグランジュ点のL4に存在する小惑星 2010 TK7 は、発見されている唯一の地球のトロヤ群小惑星である。L4とL5のラグランジュ点は基本的に安定であるが、実際には他の惑星の重力の影響でラグランジュ点を中心にふらふらと移動する。そのため、この点に存在するトロヤ群小惑星は、地球から見るとループを描くように回転して見える。なお、準衛星とは異なり見かけ上の位置は地球の周りを公転しない。 詳細は「2010 TK7」を参照 なお地球と月のラグランジュ点のうち、L4とL5にはコーディレフスキー雲という塵の雲があり、月と一緒に公転しているという説がある。仮に存在すれば2010 TK7とは異なり、真に地球を公転している衛星と言える。しかし、コーディレフスキー雲が存在するという証拠は現在なく、仮に存在しても明確な固体の表面を持つ天体ではない。2018年11月、ハンガリーの研究チームは、L5に2つの塵の塊を確認したと報告している。 詳細は「コーディレフスキー雲」を参照
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