分類などとは? わかりやすく解説

分類など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 22:52 UTC 版)

フジシダ」の記事における「分類など」の解説

本種はオオフジシダ属に含めるのが通説であるが、この属の他種は2回羽状複葉であり、本種は1回羽状複葉という点で明確に区別出来る。また、先が状に伸び先端生じるのも例が少なく、その点で本種をフジシダ属 Ptilopteris として P. maximoviczii とする説もある。その場合、この属は本種のみを含む単形属となる。 美しシダ

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オキナワキジノオ」の記事における「分類など」の解説

本種の所属するヘツカシダ属には世界熱帯に約55種が知られ日本では本種の他に3種がある。系統的にもっとも近縁とされるのはヘツカシダ B. subcordata であるが、それ以外の種を含めても本種ははるかに小さい。本種の栄養葉葉身が普通は20cm以下、大きくても24cmなのに対して他の種は30cm以下になることも少ない。なお、本種の葉脈がすべて遊離しているのは本属の中では珍しく、これをオキナワキジノオ属 Egenolfia Schott として別属にする説もあったが、現在は認められていない。 なお、オオオキナワキジノオ B. ×laxireticulata があり、これは主軸には翼があって本種に似ているが、長さは40-50cmに達し羽片も5-7cm程度大きく、およそ本種とヘツカシダ中間的な姿のもので、琉球列島では奄美沖縄、石表から知られている。これは中国からも知られており、ヘツカシダと本種の雑種であろう推定されている。

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リュウキュウコザクラ」の記事における「分類など」の解説

最初誤ってモウセンゴケ属植物として記載された。その時学名Drosera umbellata Lour. 1790 である。 本種の属すトチナイソウ属には150種ほどが知られ北半球の主に寒帯域に生えるもので、本種のように南に分布域を持つものは珍しい。同属日本産のものとしてはトチナイソウ A. chamaejasme subsp. capitata があるが、これは多年生が横に這い、また高山生育するのである。他に近年侵入した外来種にサカコザクラ A. filiformis があり、これは本種に似ている1つ花茎から20個もの花をつけ、また個々の花は径2--3mmとかなり小さいもので、ユーラシア大陸北部北アメリカ大陸原産で、今は北海道本州でまれに発見される

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シボグモ」の記事における「分類など」の解説

本種の含まれるシボグモ属は日本では本種しか知られていない。同科としては他に2種あるが、いずれも分布局地的であり、広く見られるのは本種だけである。シボグモ科熱帯域に種が多く大型種有毒種を含む目だった科であるが、日本では本種がこれを代表している格好である。ただし、本種は日本クモではとても古くから知られている種でもある。 外見的に似たものにシボグモモドキ Zorea spimata があるが、これはミヤマシボグモ科に属する。はっきりした差としては前眼列の後曲が小さく、3列には見えない点が上げられる。 だが、より大まかに言えば、この種はコモリグモ科のものに似ている外形もそうであるが、その動きもまたよく似ている区別点としては目の配列大きく異なる。コモリグモ科では前列4眼は小さくて後列4眼が大きく発達して強く後曲する。そのためやはり3列に見えるが、シボグモ2・4・2であるのに対してコモリグモ科4・2・2である。なお、この両者系統的にはかなり遠い。コモリグモは三爪類で、造網性から転じて徘徊になった考えられるに対して、本種は二爪類であり、生粋徘徊性と考えられている。

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ハダカホオズキ」の記事における「分類など」の解説

ホオズキ属やイガホオズキ属などに似ているが、これらとは異なり時に果実を包まない。本属長く本種1種のみの単形属とされてきたが、YListではムニンハダカホオズキ T. boninense を独立種として認めている。ただしこの判断異論ある様子。 種内の変異としては変種として認められているものにマルバハダカホオズキ var. obtusum がある。基本変種とは厚く先端がやや丸み帯びる点で区別され四国九州南部産する。さらに北村他はこれが琉球三宅島にも産し海岸性であると書いている。ただし初島はこの変種について、海岸のものではこのような特徴明らかだ内陸では質が薄いものがあり、また中間型もあって区別困難な場合が多いことを記している。

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コウヤコケシノブ」の記事における「分類など」の解説

日本産同属とは異な特徴があり、コウヤコケシノブ亜属とする。独立属としてコウヤコケシノブ属 Hymenophyllum を認め判断もある。他種との区別点としてはの縁医に鋸歯があることがあげられるコケシノブ鋸歯があるのは日本では本種だけとされたことがあるが、ヒメチヂレコケシノブ H. denticulatum にも鋸歯がある。ただしこの種は日本では石垣島だけに知られる形態的にはキヨスミコケシノブ H. oligosorum も似ているが数は少ない。鋸歯がないので区別は容易である。 世界的に変異大きく細分される可能性がある。極端なものでは台湾長さ25cm、幅2cm達するものが知られている。

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チゴザサ」の記事における「分類など」の解説

本属植物東南アジア中心に世界暖地生育し、約60種がある。日本では本種の他に以下の2種がある。いずれも本種より遙かに小型植物混同することはまずない。 I. nipponensisハイチゴザサ 地を這う植物で本種よりずっと小さく背丈は10cm程にしかならないI. kunthiana:アツバハイチゴザサ ハイチゴザサ似てやや大きくて厚い。 他に北村他(1987)にはオオチゴザサ I. subglobosa が取り上げられており、やや大きくて紫を帯びず2つ小花のうち下方のものが雄生で結実しない、との記述があるが、長田(1993)も佐竹他(1982)もこれには触れておらず、認めていないものと思われる。しかしYListにはこの種が認められている。

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オオコケシノブ」の記事における「分類など」の解説

本種は胞子嚢床が塊状であるのを大きな特徴とするが、この特徴を持つものは、それ以外に特に明確な特徴を持つもの以外はすべて本種とする扱いがあり、広義の本種については変異の幅が広く検討が必要とのことである。狭義にはこの範囲内区別された種は多く、たとえばミヤマコケシノブアジアの熱帯域から九州まで見られ、これは包膜長さと幅の点で区別されるとした。またオオコケシノブは裂片が幅狭く、葉身の形細長いもので九州以北にあり、九州より南のものをオニコケシノブとするとの判断もあったが、明確な差としては受け取れないという。田川(1959)では本種の写真図としてこの2つのタイプのものを本種として並置している。初島(1975)は本種の学名で和名をオニコケシノブとしている。

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ミタケスゲ」の記事における「分類など」の解説

小穂雄性、側小穂雌性に鞘があり、果胞披針形大きくて熟す反り返り、また柱頭3本という特徴日本では他に共通するものがなく、ミタケスゲSect. Rostrales に本種のみが含まれている。 外見的に先の尖った長い果胞四方八方突き出す姿が独特で、成熟した姿で見誤るような種は日本にはない。やはり寒冷地湿原産し、短い雌小穂につく尖った形の果胞反り返る、というものにヤチカワズスゲがあり、上記のように本種とともに見られることもあるが、この種の果胞長さ3.5-4mmしかなく、見間違いようがない。 ちなみに本種の果胞長さが10-13mmというのは飛び切り大きく、やはり果胞がよく目立つオニスゲ C. dickinsii で10mm、各部分が大柄なことからその名がついたというウマスゲ C. idzuroei で10mm、地味ながらミヤマジュズスゲ C. dissitiflora が9-11mm、小柄なカヤツリスゲ C. bohemica が7-10mmなどがある程度である。大柄なタヌキラン C. podogyna の果胞は12-14mmもあるが、これは基部長い柄を含んだ長さとなっている。

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ナチクジャク」の記事における「分類など」の解説

海老原(2017)では本種をオシダ属の下でイタチベニ節 Sect. Erythrovariae に含めている。オシダ属にはイワヘゴ D. atrata やタニヘゴ D. tokyoensis など単羽状の種がいくつかあるが、それらは葉柄短かったり、裏の脈状に袋状の基部を持つ鱗片がないなどの点で異なる。ベニシダ類するものとしては単羽状は本種だけである。 マルバベニシダ D. fuscipesに似ており、その羽片切れ込み弱くなったものや本種の羽片がやや切れ込んだものは判別難しい。マルバベニシダ場合最下羽片最大になるのに対して、本種では中程最大になってそれ以下ではむしろ短くなることで区別できる。またマルバベニシダでは葉身概形が長楕円卵形から三角卵形幅広く、本種はより幅が狭い形である点も異なる。 また、イヌナチクジャク D. integripinnula Ching は本種によく似たもの葉身1回羽状ではあるが2回羽状浅裂から全裂で、中程より先端側の羽片浅裂かしないが、下の方の2対くらいの羽片全裂になっているのである形態的にはマルバベニシダと本種の中間的な型である。従来は本種の変種 var. diplazioides H. Christ とされてきたが、雑種起源を持つ無融合生殖系である可能性極めて高いとの判断で、別種とされた。学名先行名との関係でこれが選ばれている。ちなみにこれは田川(1959)でも岩槻編(1992)にも取り上げられていない

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チャボホトトギス」の記事における「分類など」の解説

本種はキバナノホトトギス Tricyrtis flava矮小形とも考えられ、キバナノホトトギスも小型で20-50cmであるのに対し、本種はさらに小さい。多くの点でこの種とよく似ており、この種の小型誤認される場合がある。しかしキバナノホトトギスは開花2日続き雄性先熟であるのに対して、本種では開花1日雌雄同熟となっている。これは自家受精をしやすくするためと考えられる分布の上ではキバナノホトトギスが宮崎県中南部限って分布するに対して本種は紀伊半島から四国、それに屋久島分布するのに九州にはなく、両種の分布重なっていない。 種内の変異としてはが特に長いものをナガバチャボホトトギスという。ただし他の図鑑には取り上げられていない

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ジュズスゲ」の記事における「分類など」の解説

勝山(2015)はジュズスゲSect. Ischnostachyae としており、日本産ではもう1種、カツラガワスゲ C. subtumida を挙げている。これは元来中国記載されたもので、日本では2003年愛媛県から記録された。本種に似ているが、雌花鱗片が更に小さく(本種が3-3.5mm、この種では1.5-2mm)、それに本種のそれが平らであるのに対して内巻きすること、および果胞成熟するとやや反り返る点などが異なる。 他に似た名前のものとしてはコジュズスゲ C. macroglossa やミヤマジュズスゲ C. dissitiflora といったものもあるが、それぞれ別の節のもので類縁近くない外見上もさほど似ておらず、強いて言えばいずれも果胞長楕円形大きめ、という点くらいだろうか。

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トウカイコモウセンゴケ」の記事における「分類など」の解説

コモウセンゴケとごく似たものであり、形態的区別するのは難しい。区別点としてはコモウセンゴケ葉柄と葉身区別ほとんどないが、本種では多少とも区別できること、葉柄部分腺毛がないこと、托葉が4裂(コモウセンゴケは3裂)、種子より大きいこと(コモウセンゴケでは0.3-0.4mm×0.16mm)などの違いがある。葉の形についてコモウセンゴケ区別できない場合もあるが、線毛のでる位置について両者区別できるともいう。なお、モウセンゴケ葉身が倒卵状円形基部は細い柄となり、本種やコモウセンゴケとははっきり区別できるモウセンゴケ コモウセンゴケ 本種の・やや葉柄長いタイプ 本種の葉柄が短いタイプ ただし本種にも地方変異があり、関西地方のものは東海のものに較べてコモウセンゴケに近い形であるといい、線毛配置についてもコモウセンゴケほどではないが東海それより葉柄側に広く存在するが、このような差異起源違いによるのか、本種が成立した後に変化したものかなど、多く問題解決されていないやっかいなことに本種とコモウセンゴケの更に中間的なものがあり、両者雑種考えられている。これをヒュウガコモウセンゴケと言い、本種の亜種 subsp. hyugaensis Seto位置づけられており、四国九州から知られている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 08:07 UTC 版)

ヒノキバヤドリギ」の記事における「分類など」の解説

本属には45ほどがあるが、日本では本種のみが知られる特異な形態のため、見誤るものは他にない。

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シマサシガメ」の記事における「分類など」の解説

本種の属すシマサシガメ属は約185種を含む大きな属で、オーストラリア以外の旧世界広く分布している。日本では本種が普通種であり、本土では他の種はいない。南西諸島八重山からは次の種が知られるS. albipilosus:ヒメシマサシガメ 体長が8.5mmと本種よりかなり小さいもので、斑紋等もよく似ているが、歩脚縞模様はない。石垣島西表島から知られ国外で台湾から知られる於茂登岳山頂付近はしばし確認され、また採集例は初夏の数週間集中しているという。 他属で本種と似ているものにヤニサシガメ Verinus nodipes がある。全体黒くてつやがあり、歩脚黄白色の縞模様がある点も本種と共通するが、歩脚縞模様がより強く、また数が多い。この種は樹上見られ松ヤニ被ったような粘り気がある。 他にモンシロサシガメ属 Rynocorys は本属似ている。特にモンシロサシガメ R. leucospilus は腹部の縁に白斑が並ぶ点も本種と共通で、しかし脚には縞模様がない。本州から北海道、それに千島からシベリアなど、北方系のもので、北海道では普通に見られるという。 ちなみに名前の上似ているものにアカシマサシガメ Haematoloecha nigrorufa があるが、斑紋形態もあまり似ていない。この種は亜科違っていてビロウドサシガメ亜科属し、やや扁平がっしりした姿のものである

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アオマダラタマムシ」の記事における「分類など」の解説

本種の属するマダラタマムシ属にほもう1種、以下の種がある。 Nipponobuprests querceti クロマダラタマムシ 本種に似ており大きさもほぼ同じで、青緑色赤み帯びた体色をしており、また前翅前後に並ぶ2個の斑紋はない。分布もほぼ同じで、ただしこの種は中国にも分布する

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アネミア属」の記事における「分類など」の解説

その形が栄養葉葉身基部から胞子葉が立ち上がる形となるので、ハナワラビ科のものに似るが、系統的には遠いとされる胞子嚢の形などからフサシダ科含める。この属のものと思われる化石中生代白亜紀には世界中から発見され日本からも報告がある。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 06:23 UTC 版)

ハマアオスゲ」の記事における「分類など」の解説

本種はいわゆるアオスゲ類の1つである。アオスゲ小柄なスゲ属としてごく普通種であり、様々な環境出現するが、変異がとても多くその分類は長く混乱してきた。広く扱う方ではオーストラリアまでのものを単一種として扱う説から、変異それぞれ独立種とする扱いまで多くの説が唱えられ、現在では細分する扱い主流となっており、例え勝山(2015)ではこの群に10種を認めている。そんな中、本種は比較違い明確なものと認められてきた。アオスゲ類をすべて1種内にまとめた北村他(1964)でも、本種は別種としては扱っていないながら亜種としては認めC. breviculmis subsp. fibrillosa としている。 本種の特徴としてはよく取り上げられるのが匍匐茎を出すことであるが、それ以外にも果胞にはっきりとした特長がある。他のアオスゲ類より一回り大きく、また太くて明瞭な脈が多数あること、毛が密生していること、それに熟す黄白色になる点と熟した際に基部が柄状になる点を勝山(1993)は挙げており、他のものと区別できないような中間型などは見られないとしている。実際には他のアオスゲ類も果胞には毛があり、これはむしろこの類の特徴であり、それ以外類似種とこの類を区別する目印になるものであるが、それらは本種に比べると毛が細かくて目立たないアオスゲ類で匍匐茎伸ばすものとしては本種の他にイソアオスゲ C. meridiana があるが、上記にある本種の果胞特徴見られず、むしろアオスゲに近い点で区別できる。ヒメアオスゲ C. discoidea も匍匐枝を出すが、本種のように明瞭でよく発達したものではない。

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キノクニスゲ」の記事における「分類など」の解説

勝山(2005)は本種をヒエスゲSect. Rhomboidales に含めていたが、勝山(2015)はこれをあらためてヌカスゲ節 Sect. Mitratae に移しており、その理由として果胞果実形態などがむしろこの節特徴適合することをあげている。 外見的な面で言えばヌカスゲ節にはカンスゲ類やホンモンジスゲ類アオスゲ類など非常に多くの種が含まれている。カンスゲ大柄な種は本種と比較似ているヒエスゲ節の種は果胞大きくて長い嘴があるのを特徴としており、また1つ小穂につく果胞の数がさほど多くないものが多く、本種と紛らわしいものはない。 似た姿の種は多いが、類似の他種があまり出現しない特殊な環境にあること、それに雌小穂果胞密生して付き、それが白っぽくなるのが他種判別できる特徴になる。

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イトスゲ」の記事における「分類など」の解説

本種はいわゆるホンモンジスゲ類1つである。そのためにその分上の扱いには多く変遷がある。しかしその中で比較特徴はっきりしていることから、多く場合独立種として扱われてきた。目立つ特徴が特に細いことであるが、他に果胞に毛がないこと、匍匐枝を出すこと、雌小穂花数少ないことなどが特徴となる。分布域広く様々な環境出現することから変異も多い。特に乾燥した岩場に出るものはがとても細くなり、後述のハコネイトスゲに似てくるが、それでも小穂基部葉状部が小穂と同じ長さ程度発達する。さらに近畿以西には二つ折り内巻になっているものも見られるとのことで、今後検討対象となるかも知れない勝山箱根イトスゲが他地方のそれと異なることに注目し、これをハコネイトスゲ C. hakonemontana の名で新種として発表した。この種と本種との違いとしては、この種では更に細くて0.2-0.5mmしかないこと、雌小穂基部にある葉状部がこの種では葉状発達せずに状であることなどが挙げられる。この種は東北地方から関東中部限られた地域でのみ見られる箱根などの地域ではこの2種同時に分布する区域もあり、ハコネイトスゲは標高500m以上に見られイトスゲは1200m以上に出現し、そこではこの両者混在する。しかしこの二者ははっきり区別できるという。 なお、牧野植物図鑑図版はハコネイトスゲの可能性が高いとのことである。

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ヒゲスゲ」の記事における「分類など」の解説

本種は C. wahuensis var. robusta という学名扱われてきた。この基本種に当たるものはハワイ諸島分布するのである。ただし勝山(2015)などでは独立種として扱っており、学名Carex boottiana Hook. et Arm. 1841を用いている。C. wahuensis はハワイ諸島広く分布するもので、Krauss(1950) はその起源西太平洋であり、特に日本のものとはわずかしか違わない述べている。 C. wahuensis(ハワイ産)以下同じ 花序 花序先端部分 本種は海岸性で大株作り雌花鱗片がよく目立つ点などで他の種とは判別ができる。花序構成が鞘を持つこと、果胞大型長い嘴を持つこと、花柱基部環状付属体があり、その部分ゆがんでいること、柱頭が3裂することなどの特徴から勝山(2015)はヒエスゲSect. Rhomboidales に本種を置いているが、側小穂雄雌性になりがちな点などはやや特殊である。よく似たものにサコスゲ C. sakonis がある。全体の特徴似ているが、側小穂花茎それぞれの節から2-4個も出ること、それらが雄雌性、つまり先端雄花部があり、しかもそれが基部側の雌花部より長いことで容易に区別できる。この種の分布域は南西諸島トカラ列島から沖縄諸島までに限られている。

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ナツノハナワラビ」の記事における「分類など」の解説

本種はハナワラビ属特徴を持つが、日本他の種較べると担体が長くて栄養葉地表から離れた場所に出し夏緑性であることなどで独特であり、そのような点で共通するナガホナツノハナワラビ B. strictum と共にナツノハナワラビ亜属 subgen. Osmundopteris とすることが従来ら行われており、またこれらを属として独立させる考えもある。ただ、系統分析ではこの2種側系統であるとの判断があるとのことで、今後検討待たれる。 ナガホナツノハナワラビは本種とよく似ている胞子葉が2回羽状までしか分裂せず、また羽片長さも短いために全体細長い形を取る。和名からすると胞子葉長いかのようであるが、長さはさほど変わらず、細い形になっていることになる。他に栄養葉小羽片が無柄などの違いもある。分布域日本国外では朝鮮中国のみだが国内では本種と同じで、本種よりは稀である。

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イヅツグモ」の記事における「分類など」の解説

本科世界50500種を含むが、大部分南北アメリカ大陸にあり、ヨーロッパからアジアにかけて産するのは本種の属するイズツグモ属の十数種のみ、さらに日本産2種しかない日本には同属では以下の種がある。 A. ayshides Yaginuma ナガイヅツグモ 本種よりやや大型で、個体数はより少ない。体色明るくて斑紋異なり判別は容易である。 なお、和名についてかつてはイズツグモという表記見られた。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 09:11 UTC 版)

シロヤマゼンマイ」の記事における「分類など」の解説

ゼンマイ属の中で、本種は常緑であり、一回羽状革質である点、また羽片基部関節がある点などが独特で、細分属としてシロヤマゼンマイ亜属 Subgen. Plenasium とする。あるいはこれを独立属として Plenasium banksiifolia とする説もある。これに属するものは日本では本種だけであるが、以下のような種が東アジアから東南アジア分布している。 O. javanica:羽片がほぼ全縁で、中国南部から東南アジア分布。 O. vachelii バケリー:胞子嚢をつける羽片最下の数対で、中国南部からインドシナ分布。 O. angustifolia:渓流植物で、羽片の幅がごく狭く海南島香港広州タイ分布

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 01:20 UTC 版)

ツルマオ」の記事における「分類など」の解説

本種は古くには Gonostegia 属に含めG. hirta の学名で本種をあつかい、またこれをツルマオ属としていた。Pouzulzia はオオオバヒメマオ属の名で別属であった以前扱いでは本種はその属では日本唯一のであったが、現在のあつかい同属となったものにヤンバルツルマオ(オオバヒメマオ) P. zeylanica がある。屋久島以南南西諸島見られるが、互生小さくはその基部木質化するもので、その見かけは本種とあまり似ていない。

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分類など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 04:23 UTC 版)

ジョウロウスゲ」の記事における「分類など」の解説

勝山(2015)は頂小穂雄性、側小穂雌性に鞘がなく、下方長い嘴があってその先端が2列すること、柱頭が3裂することなどの特徴から本種をクグスゲ節 Sect. Pseudocypereae とし、この節のものとしては日本には次の1種のみがある。 Carex pseudocyperus クグスゲ この種は上記特徴共有するが雌小穂細長く長い柄があって垂れることで判別は容易である。旧北区に広い分布域を持つが、日本では北海道道東部本州では青森県群馬県長野県にのみ生育確認されている。 本種はその大柄な果包の長い部分ずらりと並ぶ小穂の姿が特異で、それさえあれば一目判別がつき、これと混同するような植物は他にはない。星野他(2011)もこの点について『たいへん目立つ』と記している。

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分類など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 09:46 UTC 版)

コヤブミョウガ」の記事における「分類など」の解説

本種の所属するヤブミョウガ属大型になる草本多く直立するから集散花序出し放射相称の花をつける、あまりツユクサとは似ていない植物で、東アジアからアフリカ17種があり、日本には本種以外に以下の2種がある。 P. japonicaヤブミョウガ P. secundiflora:ザルゾコミョウガ いずれも背丈少なくとも50cmにはなるもので、判別はごく容易である。ちなみに前者本州から九州普通に見られ後者日本では石垣島のみから知られ分布域もほとんど重ならないちなみに本種はその大きさ以外はヤブミョウガによく似ており、かつてはこの種の変種とされていた。佐竹他(1982)ではコヤブミョウガヤブミョウガ記事内で var. minor Walker学名記述があり、それによるとその分布は九州甑島屋久島、それに琉球列島沖縄島石垣島西表島となっている。

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分類など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 00:46 UTC 版)

ヨツキボシカミキリ」の記事における「分類など」の解説

本種の属すヨツキボシカミキリ属 Epiglenea Bates, 1884 はキクスイカミキリ属 Phytoecia にごく近いものであり、その亜属として扱われることもあるが、前脚基節窩の後方が完全に閉じていて開かない点が異なる。種としては本種1種のみからなり上述のように日本産のものを基亜種とし、他に2亜種知られる

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分類など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 03:19 UTC 版)

アカスジキンカメムシ」の記事における「分類など」の解説

アカスジキンカメムシ属のものとしては日本にはもう1種、以下のものがある。 ニシキキンカメムシ D. splendidulus 本種に体格斑紋もやや似ているが、地色が金黄緑色斑紋は紫を帯びた赤褐色、それが黒で縁取られ古くから日本産カメムシ中でも特に美しいものとの定評があり、石井他編(1950)にも『本邦カメムシ最美の種』と書かれている斑紋判別は容易で、ただし普通に見られる種ではない。もっとも宿主植物ツゲであり、栽培されることも多いことから人工的な環境でも唐突に発生することがあるという。

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分類など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 22:37 UTC 版)

クスノハカエデ」の記事における「分類など」の解説

初島(1975)では本種の学名を A. oblongum ssp. itoanum としており、基本亜種ヒマラヤから中国南西部分布するもの、としている。佐竹他編(1919)もこれを踏襲しているが、牧野原著(2017)は独立種に扱っている。本種を独立し認めた Hui-Lin Li(1952)は A. oblongum に対して本種はがより小さくて短く、そして卵形帯びる点、先端急に突き出している(鋭尖頭)こと、基部が丸いか心形であること、そおれに果実がより小さく、また小花梗に毛が多い点などからはっきり区別できる、としている。

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分類など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 15:30 UTC 版)

エビイロカメムシ」の記事における「分類など」の解説

本種を含むはエビイロカメムシ属はエビイロカメムシ亜科 subfamily Phyllocephalinae に所属するが、この亜科含まれる種日本産するのは本種だけである。この亜科のものは口吻がとても短く前脚基節越えない程度であることが特徴で、その点で他のカメムシ科のものから容易に区別されかつては別の科として扱ったこともあった。

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分類など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/16 22:41 UTC 版)

フォリドタ属」の記事における「分類など」の解説

本属1825年に P. imbricata をタイプ種として W. J. Hooker によって記載された。 セロジネ属 Coelogyneデンドロキラム属 Dendrochilum などと近縁のものである。セロジネ属含めその中で節として扱われたこともある。セロジネに似るが、唇弁基部空洞筒状になること、蕊柱短く先端近く周辺翼状突出がある点などで区別される

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分類など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/23 02:44 UTC 版)

コカンスゲ」の記事における「分類など」の解説

本種は小穂雄雌性であること、その数が少なくて果胞大きいこと、常緑でひどくざらつくをつけること、必ず匍匐枝伸ばすことなど判別に役立つ目立った特徴が多い。同様な環境多く出現するヒメカンスゲ匍匐枝出さないのが普通なので穂がなくても判別できるその他の種とも区別することが容易である。カンスゲヒメカンスゲなど似た名を持つものはむしろそれぞれに縁が近くいずれも小穂雄性、側小穂雌性である。 小穂雄雌性である点ではナキリスゲ類があるが、これは果胞はるかに小さく、また小穂数多くつけるものが多い。また秋咲きなので混同することはない。 勝山(2015)では本種はコカンスゲSect. Decorae としており、日本産ではフサカンスゲ C. tokarensis を一緒にまとめている。この種はトカラ列島固有種で、本種に似ているが、匍匐枝出さず、また雄雌性の小穂は節ごとに数個ずつ出る。ただしこれらの扱いについては問題あるようだ勝山(2015)では本種をこの節に置くことについて『再検討要す』る旨の記述がある。またフサカンスゲに関して分子情報からは本種でなく、イワカンスゲ C. makinoensis に近いとの指摘があるという。

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分類など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/27 03:21 UTC 版)

タケハリカビ」の記事における「分類など」の解説

本属大型の胞子嚢のみをつけるものなのでケカビ属 Mucorクモノスカビ属 Rhyzopus、ヒゲカビ属 Phycomyces似ているが、ケカビ属ヒゲカビ属とはアポフィシスがあることで、クモノスカビ属とは匍匐菌糸出さないことで見分けられる現実的に本属のものは必ずキノコの傘の上に出るので、それらと混同することは考えにくい。同様にキノコ寄生するものとしては本属と同じケカビ目フタマタケカビSyzygitesディクラノフォラ属 Dyclanophora など数属があるが、それらはいずれ胞子嚢柄が細かな分枝を出すので見間違えることはない。他にもキノコ生じカビはあるが、本属のような外見にはならない分類上は、古典的に大型の胞子嚢のみをつけることからケカビ科 Mucoraceae とし、あるいはそれを細分して条件的寄生であるフタマタケカビ属などとどもにディクラノフォラ科 Dicranophoraceae とするなどの扱いをされた。しかし近年分子系統に基づく検討このような体系大きく変更受けた。Hoffmann et al.(2013) では本属ともっとも類縁が近いものはヒゲカビ属であり、この2属でヒゲカビ科 Phycomycetaceae を構成する、としている。またこの科と同じクレード構成するものとしてはサクセネア Sakusenaea と Apophysomyces からなるサクセネア科 Saksenaeaceae と、ラジオミケス属 Radiomyces のみからなるラジオミケス科 Radiomycetaceae がある、としている。なおヒゲカビ属本属以上に大きくなるカビで、普通で数cmだが時に20cmにも達す胞子嚢柄の先端大き胞子嚢をつける。この柄が分枝しないこと、柄や胞子嚢強く着色する点などは共通する

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分類など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/16 21:17 UTC 版)

クチキクシヒゲムシ」の記事における「分類など」の解説

同属のものとしては日本では以下の2種知られている。 S. kani:アマミクチキクシヒゲムシ・奄美大島 S. takizawai:ヤエヤマクチキクシヒゲムシ・石垣島 いずれも本種によく似たもので、いずれも南西諸島から知られている。本科のものとしては日本ではこの属し知られておらず、従って本科昆虫日本本土見られるのは本種のみである。

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分類など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/02/13 06:34 UTC 版)

エダケカビ」の記事における「分類など」の解説

この先述のような性質から、ヨーロッパではごく普通に知られたもので、発見も古い。この名での記載は1809(Link)にさかのぼる。ただし、この時点ではこの種を区別する十分な記載はなされていないその後19世紀通じてファンティガンやレモニエルなど著名な菌学者がこれに携わっている。それらを通じて、この種の実態次第明らかになった。 菌糸体無性生殖器官構造などから、ケカビとの類縁関係は明らかであり、ケカビ目含める。その下位分類においても共に扱われることが多かった。しかし、通常の胞子のう小胞子のうとを同時につける点で独特である。そのような性質を持つものは、特に1910年ころまではこの属の元で記載された。1960年代まで、これに近い例がある。それらの多くは、その後別の属に移され、現在ではこの属にはこの種と、場合によっては他に若干の種を含めるのみである。確実のこの属のものと言えるのはこの種だけと言ってよい。それらの別属とされたものは、エダケカビ科含められているものが多い。本種は当然のようにエダケカビ科含められてきた。 ただし、分子系統によって示され系統関係は、このような形態的な分類結果多分に人為的なものであることを示し本属についてはケカビ科含めるとの説が出ている。

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