花柱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 11:05 UTC 版)
めしべの花柱(ひげ)が褐色になって乾燥したときに採取して天日乾燥したものは、玉蜀黍蕊(とうもろこしずい)、玉米鬚(ぎょくべいしゅ)といい、日本では南蛮毛(なんばんもく/なんばんもう)として流通する生薬で、利尿作用がある。この利尿作用は、南蛮毛に多く含まれるカリウムによるもので、塩分と結びつき体外に排出されることから、むくみとり、血糖値の安定に役立ち、カロリーがなくダイエット茶としても飲まれる。南蛮毛は、初版の『日本薬局方』に収載されていた利尿薬「酢酸カリウム」の代用として考え出された。民間療法では、利尿、急性腎炎、妊娠浮腫、膀胱炎に、蕊(ずい:ひげ状の部分)5 - 10グラムを水300 - 600㏄で煎じて、1日3回に分けて服用する用法が知られている。 現代中国の研究では、降血糖作用、胆汁分泌作用、止血作用などが確認され、これら効用のため、糖尿病や肝炎、尿道結石、鼻血の薬として利用されている。
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花柱
出典:『Wiktionary』 (2021/10/04 09:03 UTC 版)
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