主な王族
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「アルスラーン戦記の登場人物」の記事における「主な王族」の解説
アンドラゴラス三世(Andragoras III) 声 - 中庸介 / 大塚明夫 / 菅生隆之 パルス国第18代国王。アルスラーンの父で妻はタハミーネ。44歳。剛勇無双の持ち主で歴戦の勇者。王位に就く前の大将軍時代にバダフシャーン公国を併合する。剣だけでなく鉄鎖術も巧みである。 剛腹だがやや狭量な性格で、内政面ではナルサスらの諫言を聞き入れず不正・腐敗を許すなど、君主として武に偏りすぎるきらいがあった。王太子アルスラーンに対しても武勲のみを求め、常に冷淡で父親らしい情は持ち合わせていなかった。海上交易にもあまり興味を示さず、後にナルサスに乗じられることとなった。元々女性に興味はなかったが、唯一王妃タハミーネには強い執着を持つ。 無敗を誇るパルス軍を自ら率い、ルシタニア軍との第一次アトロパテネ会戦に臨むが、1人の将の裏切りにより敗北し、虜囚となる。後にギスカールを人質に自力で脱出を成し遂げ、無事再会したアルスラーンの兵力を接収して、幕下からアルスラーンを追放するが、エクバターナ解放戦の折に帰還したアルスラーンと再会し、今度は伝説の宝剣ルクナバードを奪おうとして対立、その直後に発狂したイノケンティス七世に羽交い絞めにされ、共に塔から落ちて死亡する。 修復された王墓に新たに埋葬されていたが、地行術(ガーダック)により遺体が盗まれる。後にザッハークが自身の魂の容れ物としてアンドラゴラスの体を乗っ取ったことが判明する。 タハミーネ(Tahamine) 声 - 弥永和子 / 同左 / 田中敦子 アルスラーンの母でパルスの王妃、後に王太后。年齢不詳の妖しい美貌を持つ物静かな絶世の美女。息子アルスラーンに対し一貫して冷ややかな態度を取っている。 その美貌に魅了された数多の権力者から求愛を受け、政争や政変を引き起こす原因となっており、結果的に傾国の美女となっているが、本人にそうした意図や能力は全く無く、ただ周囲に振り回されただけの女性である。 元はバダフシャーン公国の宰相の婚約者だったが、君主である公王カユーマルスに奪われ公妃となり、宰相は自殺した。その後、公国がパルスに敗れ併合された際、当時の王弟アンドラゴラスに見初められ、それを機に当時のパルス王オスロエス五世の王妃となり、両者の諍いの元となったと噂された。オスロエス五世の死後はアンドラゴラス三世が王妃として迎え、一子を儲けた。第一次アトロパテネ会戦によりルシタニア軍が王都エクバターナを占領すると、ルシタニア王イノケンティス七世より求愛されたが応じず、虜囚だったアンドラゴラス王の王都脱出に伴い救出されてペシャワール城塞へ同行することになる。 大戦後は王都エクバターナを離れ、故郷である旧バダフシャーン公国の首府ヘルマンドスで、公国の離宮であった館に王太后府を設けて隠棲する。後にアルスラーンへの挙兵を思い止まるように夫の説得を試みるも、アンドラゴラス王の体を乗っ取り復活した蛇王ザッハークによって殺された。 実はアンドラゴラス王の娘を出産したが、直後に夫に取り上げられ行方不明となっており、子を産めない体になったことも相まって、娘の行方を一心に案じている。そのため夫に対する愛情は持たないが、娘の行方を知っているはずの夫に執着しており、やり場のない憤りを実の子ではないアルスラーンにぶつけていた。しかし真相は、彼女が出産したのは男児であり、しかも死産だったため、彼女が自害することを恐れたアンドラゴラスが別の男児(アルスラーン)を買い取り、そして3人の女児を買い取ってもっともらしい銀の腕輪を付けてあちこちにばらまいていた。 オスロエス五世(Osroes V) 声 - 石塚運昇 パルス第17代国王。アンドラゴラス三世の兄でヒルメスの父。第1部開始時点ですでに故人。回想シーンにのみ登場する。国王としてはさほど目立った功績をあげてはいない。 即位した当時はアンドラゴラスとは良好な関係であったが、バダフシャーン公国併呑後、タハミーネを巡って険悪な間柄となる。王宮からアンドラゴラスとその与党を一掃したが、その後落馬による負傷がもとで病となり病没した。しかしその死についてはさまざまな憶測が残されている。享年30。 ゴタルゼス二世 パルス第16代国王。オスロエス五世とアンドラゴラス三世の父。第1部開始時点ですでに故人。30年の在位中は内政・外交ともに優れた手腕を示し「大王」と呼ばれたが、とにかく迷信深いという欠点があり、晩年特にその傾向が強くなり、宮廷の混乱を招いた。若かりし頃にある予言を受け、それを盲信してしまったことがパルス混乱のきっかけとなった(結果的にこの予言は現実のものとなっている)。享年61。
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イノケンティス七世 声 - 大木民夫 / 桜井敏治 ルシタニアの国王。王位には就いているが、実際にはイアルダボートの教え以外に何の関心も持たず、現実に困ったことがあると全て弟であるギスカールに押し付けていた。酒は好まず砂糖水ばかり飲んでいる。美貌のパルス王妃タハミーネに一目惚れし、自分の妻にと望むが、全ての臣下から異教徒との結婚を反対され一人いじける。 ボダンの出奔により実権を完全に掌握したギスカールにより、もはや不要と幽閉された上に「ルシタニアの国王」へ恨みを持つイリーナを仕向けられるも、イリーナが盲目だったことと分厚い脂肪が幸いして負傷に留まる。パルス・ルシタニア双方の医者がおざなりな治療しかしないために半死人のような扱いだったが、パルス軍を迎撃に出たギスカールが敗走したことで、今度はエクバターナを掌握したヒルメスにより北の塔で始末されそうになる。丁度そこへアルスラーン、更にアンドラゴラスが乗り込んできて、ルクナバードを巡った親子対立が生じる。そこに集った者たち全てが彼への関心を失った隙に狂信に突き動かされ、アンドラゴラス三世を羽交い絞めにして自らもろとも塔より墜落する。遺骨はエステルが故国に持ち帰ることとなった。 ギスカール 声 - 中尾隆聖 / 小杉十郎太 / 子安武人 イノケンティス七世の弟にして、有力な武人や豪族たちの信頼も厚いルシタニアの実質上の最高権力者。公爵。政治、軍事、両方ともに卓越した手腕を持つ一代の梟雄。 パルス侵略の立役者という意味では第1部における敵役的立場であるが、実際には周囲の常識外れの人間(兄とボダン)に振り回される、苦労性の常識人という描写が多い。作中でも、兄であるイノケンティス七世から常に厄介な相談事を持ちかけられ、臣として従いながらも内心では腹立たしく思っており、いつの日にか愚昧に過ぎる兄を廃位して王位につきたいとの野望を持っていた(重臣たちにもそれを望む者が多いほどだった)。また狂信は全く無い現実主義者で、ボダンの政治や施策を全く顧みない行動は常に苦々しく思っている。 第1部冒頭において第一次アトロパテネ会戦でパルスに快勝。その後パルスの王都エクバターナも攻略して、一時的とはいえパルスへの遠征を成功へと導いた。エクバターナ占拠中は、他国の后に入れ込む兄、狂信ゆえの凶行を行い占領政策を潰すボダンの行動もあって、更に確執が深まったところに聖堂騎士団団長の不審死が発生。確執が表面化しボダンが出奔するのを止めようとしなかった。その後、アンドラゴラスを訪ねた際に不意を突かれて人質に取られ、その逃走を許す。エクバターナに戻った後は、イノケンティス七世を幽閉して始末しようとするが失敗する。 第二次アトロパテネ会戦では、アルスラーン率いるパルス軍に敗れてマルヤムへ敗走。マルヤムで勢力を誇るボダンによって捕らえられ投獄されるが、協力者を得て脱獄する。ルシタニアの支援を仰ぐため使者を派遣するも、王族が不在となり政治がたちまち崩壊したルシタニアでは、使者たちは疑われ攻撃されて追い返され、何の支援も受けられなかった。最終的にはボダンを破り、マルヤムの王位に就く。後年、彼の興した王朝はその挙兵の地にちなんで「ケファルニス王朝」と呼ばれることになる。 ケファルニスの王となってからは、貧しく、偏狭的な気風に支配された母国ルシタニアへの関心を全く失い、帰還を求める嘆願にも極めて冷淡な態度を示した。後にヒルメスの殆ど脅迫と言えるパルス再侵攻軍を率いることを要求されたが、最終的にはそれが命取りとなってザーブル城で呆気ない最期を遂げた。
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ラジェンドラ二世 声 - 三ツ矢雄二 / 梅津秀行 / 鳥海浩輔 シンドゥラ国王カリカーラ二世の庶子で、異母兄ガーデーヴィと王位をめぐり争っていた王子。第1部の登場時の年齢は24歳。奴隷を母にもつ。小麦色の肌に、鑿で削ったような深い目鼻だちをしており、笑うと蕩けるような愛嬌がある。王宮にこもりがちなガーデーヴィと違い、気軽に町に出ては庶民と気さくに接することから、下級兵士や貧しい民衆に親しまれている。ただ血統が弱いため貴族層の支持はあまり無い。 カリカーラ王の昏倒後、ガーデーヴィとの後継者争いにおける点数稼ぎを目的にペシャワール城に侵攻するが、ナルサスの策略にかかり、アルフリードに捕らえられる。捕虜として連行されたパルス陣営でアルスラーンから盟約を提案されて承諾し、パルス軍の活躍によって宿敵のガーデーヴィ軍を撃破する。さらには神前決闘において、自身の代理人になったダリューンが決闘に勝利したことで正式に後継者に定められ、シンドゥラ国王に即位する。 ずうずうしく軽薄な上に大変欲深い性格。難事においては躊躇なく厚かましい態度でアルスラーンへ泣きつくが、都合が悪くなると手の平返しもいとわない。アルスラーンらの活躍でシンドゥラ王になれたにもかかわらず、その直後に騙し討ちしようと策謀をめぐらしたりするが、ことごとくナルサスに策謀を看破され、逆に痛い目にあっている。それにも懲りずにアルスラーンのことを「我が心の兄弟」と呼ぶ厚顔ぶりのため、パルス陣営ではアルスラーン以外に彼に好意的な人物はいないが、害意を抱かせるほど極端に憎まれているわけでもない。ナルサスには「自分自身をも騙し切ることができるほどの、生まれついての『演技者』」と評されている。基本的には聡明で、自分の利害がからまない他人事に関しては正確に事態を把握できる一方、邪気が多すぎるため、自分の利害がからむととたんに判断を狂わせてしまう。 第2部では大陸公路周辺諸国の中で、もっとも手のひらを返すことに長けているといわれる抜け目のない国王(ラージャ)と呼ばれている。国王としては水準以上の名君で、軍事・内政・外政にも相応の有能さを兼ねており、ナルサスも認めているほど。民政にも心を配っており、陽気で気さくな人柄から、臣下や民衆の支持も高い。悪評高い抜け目なさについても、弱い民衆は決して騙したり裏切ったりしておらず、実は彼なりの信念がある様子である。パルスの武将には相変わらず人望がなく、借金を返さずさらに借金を申し込む者のことを「ラジェンドラ三世」と呼びはじめる武将もいる。 ザッハーク戦後は、国外に出なかったこともあって周辺諸国では唯一健在の王となる。その後、混乱を極める他国を尻目に、ギーヴやエラムら亡命パルス人の協力や「賢妃」サリーマの助力もあって、旧チュルク領や東方にシンドゥラの版図を広げ、「大王」と称される治世を築き上げた。アルスラーンを「友人」と呼んでいるのも口先だけのことと自身では思っていたが、物語の終幕でアルスラーンの死を聞くと涙を流して悲しみ、自分でもそのことを不思議がっていた。 名前の由来は、古代インドの王朝チョーラ朝の全盛期を築いた王「ラージェーンドラ」(意味は「王インドラ」)から。 ガーデーヴィ 声 - 鈴木勝美 / 堀之紀 / 千葉進歩 シンドゥラの王子。ラジェンドラより1カ月年長の異母兄であり、政敵でもある。かつてはマヘーンドラの娘サリーマをめぐる恋敵でもあった。ラジェンドラに比べ世間知らずで、感情的になりやすく部下に当たり散らし、自分への忠誠と貢献を当然のものと思っているなど、君主の器としてはかなり劣る。目下の者への心配りができないため民衆には人気がないが、領主や諸侯からは支持されていた。ラジェンドラに言わせれば、長子であり生母の身分も高いが王太子として正式に立てられなかったのは、ガーデーヴィがラジェンドラよりはるかに見劣りするからだという(事実、父王もそれに類することを述べている)。槍術(投槍)を得意とし、バフマンとマヘーンドラを死に至らしめた。戦象部隊を中心とした優勢な軍勢でラジェンドラ軍を殲滅しようとしたが、アルスラーンの助力とナルサスの計略に敗れる。退いたところでカリカーラが覚醒し神前決闘を申し渡したため、バハードゥルを代役と立てるもののダリューンに破られる。 神前決闘の結果を踏まえ、父王カリカーラ二世がラジェンドラを後継者に指名したため、そんな裁定は受け入れないとクーデターを起こし、カリカーラごとラジェンドラを始末しようとする。しかしガーデーヴィがマヘーンドラを殺したため自軍に混乱をもたらし、クーデターに失敗。逃亡し妻サリーマのもとに匿われるものの、サリーマの裏切りによりラジェンドラへ引き渡された。反逆者として処刑が決定し、執行される直前に「宴」と称して食事や料理を振舞われる中、ラジェンドラに対し自らの敗北を認め、彼への忠誠を誓い助命を請う。しかし、ラジェンドラに自分を生かす気が全く無いことを察して絶望。丁度その場に現れたアルスラーンを見た瞬間に逆恨みを爆発させ、自ら割った食器の破片でアルスラーンの抹殺を図るが、飛来したアズライールに右目を嘴で潰され失敗し捕らえられる。最期はラジェンドラの臣下により、斧で首を切断される。 反乱の部分が荒川版とアニメ版で違い、アニメではサリーマが登場せず、その関係の因縁もでてこない。バフマンはシンドゥラ戦より前に死亡。マヘーンドラに対しては、マヘーンドラが神前決闘の結果を受け入れるよう進言したため、激昂して長剣で斬り捨てている。またクーデター失敗の原因も、少数の手勢を率いてラジェンドラを始末しようとしたが、それをダリューンが一蹴し拘束したため、となっている。 カリカーラ二世 声 - 岸野一彦 / 梅津秀行 シンドゥラ国王。登場時の年齢は52歳。シンドゥラ国を大過なく治めてきたが、10年前に王妃が死去した後、公然と美女あさりをはじめ、あやしげな強精剤を酒とともに大量摂取した結果、半年前に突然倒れて昏睡状態に陥った。彼が王太子を冊立しないうちに倒れたことが、ラジェンドラとガーデーヴィの争いの一因となっている。2人の争いのさなかに目を覚まし、神前決闘により決着をつけるよう言い渡し、敗者ガーデーヴィの今後を憂えながら没した。名前の由来は、古代インドのチョーラ朝の全インドを征服したという伝説の王「カリカーラ」から。
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イリーナ 声 - 中村ひろみ / 岡村明美 / 茅野愛衣 マルヤムの内親王。国王ニコラオス四世と王妃エレノアの娘で、姉ミリッツァがいる。白く秀麗な顔立ちで、黄銅色の髪をしているひどく儚げな美姫。眼病によって視力を失っている。パルスを脱出した後マルヤムに滞在していたヒルメスと幼い頃に交流し、互いに好意を抱く。ルシタニアのマルヤム侵攻で両親と姉を失い、マルヤム王家唯一の生き残りとしてパルスに逃れ、紆余曲折を経てヒルメスと再会する。その後はヒルメスと共にチュルクに滞在し、夫婦として幸せな生活を送るが、病に罹り妊娠中の子とともに病死する。 ミリッツァ マルヤムの内親王。国王ニコラオス四世と王妃エレノアの長女。ルシタニア軍襲来時に、妹イリーナとともにダルバンド内海の西北岸にあるアクレイヤ城に逃げ込む。2年の間籠城を続けるが、内通者によって落城し、イリーナを脱出させた後に塔から身を投げる。
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ホサイン三世 ミスルの国王。39歳。禿げ上がった頭と肥満体で風采は上がらないが、国王としての手腕はそれなりに持っており、周辺諸国の列強が争っている間にも出征せず、ひたすら内政に集中し国力を温存していた(ただしヒルメスの評では、これといった善政はしていない)。 自国の奴隷制度を守るため、またパルスから来たシャガードの献策もあって政治方針を変更し、奴隷解放を宣言したパルスへの外征を開始するが撃退され、宿将カラマンデスを失う。その後、シャガードをヒルメス王子に仕立て上げて、パルスを手中にすべく陰謀を巡らせるが、謀略家としての手腕はいささか中途半端であった(謀略面で支える家臣もおらず、またクシャーフルと名乗ったヒルメスをヒルメスに仕立て上げようと目論むほど)。平凡な日々の中でかつてヒルメス王子に仕立て上げようとしたシャガードに面会しようと思い立ったのが彼の命運の尽きであり、結局はシャガードの暴発によって横死する。 サーリフ ミスルの王子で、母親は平民出身で後ろ盾がなく、しかも病弱な為、後宮の片隅で母子でひっそりと暮らしていた。ホサイン三世の急死後に、グーリイと客将軍クシャーフルの推挙により、8歳でミスル国王に擁立される。ヒルメス没落後、国王位への野心を持ったテュニプにより殺害された。
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カルハナ チュルクの国王。元々はチュルクの宰相であり武将であったが、王族の娘を娶り副王を経て即位した。ずば抜けた長身の人物。有能ではあるが陰険で猜疑心が深く、部下には能力よりも忠誠心を要求する性質である。亡命中のヒルメスを使ってパルス侵攻を企図するが失敗し、精鋭の軍団を失ったうえヒルメスには逃げられてしまう。自らは天険の要害である王都にあって動かないことから、『チュルクの穴熊』と渾名を付けられる。魔軍によるヘラート襲撃時において、地下牢にて魔将軍イルテリシュとの一騎討ちの末に戦死する。 カドフィセス カルハナの従弟。近親者を王位を脅かす者とみなすカルハナによって警戒され、居心地の悪い思いをさせられていた。 カルハナから長女の婿に指名されるが、同時に身一つでパルス軍の包囲下にあるチュルク軍と合流し、パルスを撃退するという無理難題を押し付けられ、事実上チュルクを追放される。 その後パルス軍に捕らえられ、汚い(?)拷問にかけられた挙句、シンドゥラ国王に引き渡される。 シンドゥラ国内に軟禁中にラジェンドラの策略により、チュルク侵攻の大義名分とするため、チュルク王へと推戴される。見返りとしてガーデーヴィの元妻であり、絶世の美女であるサリーマとの縁談を持ちかけられる。 その後パリパダ将軍がサリーマに求婚してラジェンドラを困惑させ、公開討論の席でバリパダを嘲り、逆上した彼に腹部を斬られ死亡する。
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トクトミシュ 声 - 玄田哲章 トゥラーンの国王(カガーン)。激烈な権力闘争の後に即位した。略奪が産業であるトゥラーンにあって、国民と臣下の忠誠と支持を得るためにパルスへ侵攻する。パルスでのペシャワール攻城戦に敗戦し、イルテリシュに叛かれて殺される。 イルテリシュ 声 - 岸野一彦 / 稲田徹 トゥラーンでは親王(ジノン)と呼ばれる。ダリューンに斬り倒されたという先王の王弟の子。パルス軍からは「狂戦士」ともよばれる。ナルサスの計略に陥り、パルス軍に敗北して弱気になっていた国王トクトミシュを殺害し、一時的に王位に即く。その後、パルス軍に再度戦いを挑むが敗北し、単身彷徨っているところをグルガーンら捕らえられ、蛇王ザッハークの眷属となった。魔軍を率いてペシャワールに攻めるが、クバードらによって撃退される。この戦いで魔将軍(ガウマータン)と呼ばれるようになる。ペシャワール攻防戦のあと、ザッハークの呪いから解放される(目覚めた?)が、パルスへの憎悪で魔道師たちと連合する。第16巻のエクバターナ攻防戦では、クバードとの戦いにて、両者相討ちとなり戦死する。
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ミシュアル首長世子(英語版)1940年生まれ。第10代アフマド首長の子、ナワーフ首長の異母弟。2020年10月8日、議会の承認を受け、80歳で首長世子となった。 ナーセル王子(英語版)(ジャービル家)1941年生まれ。第10代アフマド首長の次男ムハンマド王子の子。首相。 ファハド(ファハド・アッ=サバーハ、ジャービル家)第10代アフマド首長の第六首長世子で、第13代ジャービル首長・第15代サバーハ首長・ナワーフ首長の末弟。湾岸戦争に際し、イラク軍と戦った唯一の王族。その戦闘により死亡した。国民からは英雄と崇敬されている。 アフマド王子(英語版)(ジャービル家)1961年生まれ。ファハド王子の子、第15代サバーハ4世首長の甥。元エネルギー大臣。父ファハド王子の壮絶な戦死により、国民の人気が高く、政治的にも発言力が強い。現在のアジアハンドボール連盟の会長を務めている。
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