享年とは? わかりやすく解説

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享年

読み方:きょうねん

享年とは

享年とは、その人生きていた年数のことである。享年の「享」は、うけるという意味があり、享年は「天から享(う)けた年」と解釈することができる。

享年の使い方は、例えば「享年九十」「享年90」のように表記する。「享年」には「年」の表記があるため、「歳」「才」を付けると重言になるため誤用になる。「享年九十歳」「享年90才」といった書き方誤りである。

享年は数え年表記する。享年に満年齢を使うのは誤りである。享年の語を使う場合には、満年齢から数え年算出する必要があるちなみに数え年満年齢とでは、数え年のほうが1歳2歳ほど多い。満年齢使いたい場合は、享年の代わりに没年使用すればよい。

享年の類義語としては「没年」(ぼつねん)や「行年」(ぎょうねん)などが挙げられる没年は、その人死んだときの年齢という意味があり、行年は、いままで生きていた年数という意味がある

きょう‐ねん〔キヤウ‐〕【享年】

読み方:きょうねん

天から享(う)けた年の意》人のこの世生存していた年数死んだときの年齢行年(ぎょうねん)。「—八十

[補説] 「享年八十歳」は「年」と「歳」が重複するので「享年八十」でよいが、「享年四十歳」も古くからある。また、死んだときの年齢の意だけでなく、「我既に享年七十、いまだ天命を悟らず」のような使い方もある。


きょうねん・ぎょうねん 【享年・行年】

位牌過去帳死亡者年齢を記すとき書く。享は天から享けた年の意。行は経るの意で、共に生存した年数のこと。

享年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 17:25 UTC 版)

享年(きょうねん)とは、死亡時の年齢を表す漢語[1]が「から(う)けた数」という意味であり、この世に存在した年数である[2]


出典

  1. ^ 日本では1873年明治6年)1月1日に、新暦(グレゴリオ暦)を導入する。明治5年12月2日(グレゴリオ暦:1872年12月31日までは、旧暦(天保暦天保15年1月1日(グレゴリオ暦:1844年2月18日)導入))を用いていた。
  1. ^ a b c d 山口尭二「年齢を表す名詞語彙の変遷」『佛教大学文学部論集』第87巻、佛教大学、2003年、29-42頁。 
  2. ^ a b c d 日盲社協通信 No.70”. 日本盲人社会福祉施設協議会. 2022年4月3日閲覧。
  3. ^ a b c 追加彫刻について”. 真駒内滝野霊園. 2022年4月3日閲覧。
  4. ^ a b 「空揚げ→唐揚げ」 新聞用語のバイブル『記者ハンドブック』改訂の背景とは 共同通信校閲部に聞く:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2023年2月11日閲覧。
  5. ^ a b 位牌受注時における戒名に関する注意点”. さがみ典礼. 2022年4月3日閲覧。
  6. ^ 曲亭馬琴の作品、竹豊故事(1756年宝暦6年)刊)などでも、「歳」をつけており、現在の誤用であるとは言えない。国立国語研究所のFAQでは、使ってとがめられるほど大きな間違いとはいえないとしている。
  7. ^ 『漢字源』学研、「行」の項。


「享年」の続きの解説一覧

享年

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 03:52 UTC 版)

名詞

 きょうねん

  1. 人のこの世生存していた年数

語源

用法

一般的な用法として以下の事項言われているが、各々につき例外的用例はある。

  1. 死者について用いる。
  2. 「享年○○」として、「享年○○」「享年○○としない
  3. 年齢は、数え年用い満年齢用いない
  4. 語源的宗教中立的な語ではないので、対象信教等によっては使用控えるべきである。

類義語


「享年」の例文・使い方・用例・文例

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