太上天皇
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太上天皇(だいじょうてんのう、だじょうてんのう)は、譲位により皇位を後継者に譲った天皇の尊号[1]、または、その尊号を受けた天皇。由来は、中国の皇帝が位を退くと「太上皇」と尊称されたことにある。元々は譲位した天皇が自動的に称する尊号であったが、嵯峨天皇の譲位以降は新天皇から贈られる尊号に変化した。
注釈
出典
- ^ 新村出編『広辞苑 第六版』(岩波書店、2011年(平成23年))1375頁、1683頁、1684頁及び松村明編『大辞林 第三版』(三省堂、2006年(平成18年))1226頁参照。
- ^ 齊藤雅俊 (2016年7月21日). “明治皇室典範10条(「天皇崩スルトキハ皇嗣即チ践祚シ祖宗ノ神器ヲ承ク」)に関して”. 2021年1月15日閲覧。 (日本語)
- ^ 「高輪会議」における『皇室典範再稿(柳原前光内案)』逐条審議、伊藤決裁[第十二条(譲位)、第十五条(太上天皇)] : 皇室典範、皇族令、草案談話要録 (1887年(明治20年)3月20日) は、梧印文庫研究会編著『梧陰文庫影印−明治皇室典範制定本史- (日本語)』(1986年(昭和61年)8月1日発行、國學院大學)、国立国会図書館憲政資料室所蔵「憲政史編纂会収集文書 [リンク切れ]」に所収。
- 1 太上天皇とは
- 2 太上天皇の概要
- 3 年少記録と年長記録
- 4 幕末の御料
太上天皇
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