その他、鉄道に関係する人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 04:58 UTC 版)
「テツぼん」の記事における「その他、鉄道に関係する人物」の解説
宮崎栄一 浜松市の自宅から新幹線通学で都内の鉄道高校に通う高校生、東海地方の鉄道会社に就職を目指している。可美村みづきの従兄弟で相談相手。みづきが美優の発言から高校の鉄道研究部で一緒だった先輩を彼氏に偽装させて、栄一・美優とダブルデートしたが、彼はみづきの先輩が偽の彼氏であることに気づき、本当の相手が幸介であることを見抜いた。 小林美優 宮崎栄一の恋人。地元・浜松市の高校に通っているらしい。みづきのことを「栄一の異性関係の人」と誤解していたが、栄一とはいとこで別に恋愛相手がいることが分かり誤解が解けた。だが、みづきの恋人が幸介であることは、まだ知らないらしい。 寺島刑事 鉄道警察隊に所属する刑事、国鉄の鉄道公安官から現場たたき上げの敏腕刑事で、のぞみのサイフを捕ろうとしたスリを現行犯逮捕したこともある。鉄道公安官時代現金輸送列車の警備で日銀の担当者の今井(君子の父親)と親交をむすぶ。なお、昭和初期に(特別高等警察だった)彼の祖父・源五郎がスパイ・川島芳子を追跡するも鐵蔵(鉄男の曾祖父)の手により逃げられてしまった逸話を鉄男に話している。 健太 足を怪我して入院中に病院横を走る東海道新幹線のドクターイエローを見つけた小学生。他の入院中の子供たちはドクターイエローを信じず嘘つき呼ばわりされ苛められていた。偶然、福祉問題でその病院に立ち寄って一部始終を聞いた真希から相談を受けた仙露が鉄オタの知識で運転予定ダイヤを調べ入院中の子供たちにドクターイエローを見せる。現在・ケガは完治して地元千葉県で「いすみ鉄道を応援する会」のメンバーで運転士を目指している(仙露とは同じ鉄道好きということで、意気投合。のぞみや真希に対しても好印象である、上総中野駅での仙露・のぞみ・真希再訪では千田葉子も同伴した)。 大沢 地質学の大学教授で地下鉄建設などの地質調査の専門家。そのかたわら、自宅に「首都圏地下鉄研究会本部」を設置して仙露たち仲間と地下鉄回送用線の乗車するなど鉄道ファンとしても地下鉄を研究している。33話では木佐神様の正体がナウマンゾウの化石で、祟りは井戸から漏れ出した天然ガスが引火したことによる爆発事故であることを説く。49話の東京メトロと都営地下鉄2つの地下鉄の統一問題・東京地下鉄の株式上場による売却問題では専門家として意見を述べ、80話では廃鉱山周辺にシェールガスの鉱脈が存在する可能性が高いこと示し、ローカル線の外資ファンドの買収が廃鉱山に通じる廃線跡をパイプライン用地として転売するのが目的と分析する。170話では博多駅前道路陥没事故を受けて地下インフラの補修の検討委員会の委員に就任する。このような知識から、公私にわたる仙露のブレーンとなっていく。 立川 プロ野球球団のトレーニングコーチで『事業用車両』や『保線機器』を専門の鉄道マニア。仙露が車両基地のフェンス越しに貨物を撮影しているときに知り合う。その後、仙露の「関東の鉄道会社をスポンサーにした独立リーグ設立を提言」でアドバイスをする。父親が保線作業員だったので保線現場での専門用語に精通していて、保線作業員の格好をした無法撮り鉄を会話で見破り通報したことがある。エースピッチャーとして高校野球甲子園大会に出場するもプロ野球選手になれず、過去に結婚を考えた彼女と京都駅1番線ホームで待ち合わせる約束をするが京都駅には1番線が無かった。撮り鉄で「撮り鉄マナー向上委員会」の主催。 第121話「実を取る」では、R国の少年少女野球チーム来日しての親善試合では、仙露に乞われて福岡に来て野球チームの子供たちに「今日の君たちの本当の相手は、君たちの国のえらい大人だ。君たちが将来も野球をやりたいのなら、それをしっかり見せてやれ」とアドバイスする。 中村(クリーンスタッフ) 東京駅の新幹線清掃チームの責任者で、受け持ちはJR東海の東海道新幹線側。 仙露は彼女の作業を(当時、与党だった民衆党で国土交通委員だった)真希に見せることで、鉄道システムのソフト面を間接的に提言させて、日本の鉄道システムをオーラル的に輸出促進させようと考えていた。 さらに彼女と親しくなることで、新幹線車両を下から見える控室に入ることが出来るようになり、のぞみを誘って入室した。 船越直治(ふなこし なおじ) 寝台特急はやぶさの元運転士。運転士時代「鬼の船越」と呼ばれ、妻が危篤状態なのに乗務に行き、帰ってきた時にはすでに死亡。それが原因で親子は絶縁状態になり、父親は国鉄が分割民営化時に実直すぎる性格を疎まれJRに残れず退職。 仙露がホーム柵を乗り越える無法撮り鉄を注意する息子(船越直道)を見て「ネットに動画投稿されている無法撮り鉄を大声で注意してる老人」に似ていることに気づき、親子を再会・和解させた。その後、父親は「撮り鉄マナー向上委員会」の主要メンバーになり、「怒りの船越さん」と呼ばれている。現在は首都急の鉄道女子大学の教官として運転技術や心構えを指導をしている。 直治の先輩鉄道員・野口が築地市場の裏方をやっていて、市場問題について彼や仙露に相談したことがある。 船越直道(ふなこし なおみち) 東北新幹線のはやぶさの運転士。寝台特急「はやぶさ」に乗務していた父に憧れ、友人と一緒に九州旅行の際に父の列車に乗車していたこともあった。父と同じくマナーを守らない鉄道ファンを叱る事もある。 母のことがあって父とは絶縁していたが、仙露が仲裁して二人を和解させた。父はそれ以来、しばしば彼の乗務する新幹線「はやぶさ」に乗車することもあるという。仙露とは父を介して親しくなっている(直治の話では直道は仙露より少し年上らしい)。 吉田 高齢者問題NPO法人もみじの会代表、表向きはNPOの代表だが政治家に取り入り情報を手に入れ転売して金にしようとする政治ゴロ。トドロキ自動車が開発中の自動運転車の秘密情報を手に入れようと仙露に対して接近しようとするも、内山に止められる。しかし仙露が幹事の講演で「富山港線をLRT化、富山地方鉄道富山軌道線の延長して環状線化してLRTの導入」を例に出して公共交通網の整備を訴えた、のに対して「架線柱や架空線が景観に悪影響がある」との意見に「SWIMO・Hi-tram などの蓄電池式路面電車がありますよ」とアドバイスする。その時に仙露が鉄オタと気づき、鉄オタ同士と接近しようとする。 澤村津軽鉄道社長 モデルは実在の津軽鉄道の社長・澤田長二郎(さわだ ちょうにろう)。元商社マンで津軽鉄道の活性化策としてデュアル・モード・ビークルの導入したいとの夢を描いている。「津軽鉄道を応援する会」の青野森男を仙露に紹介する。 シン・カーンセン R国交通大臣。仙露がオーリー率いるR国スポーツ少年団を新幹線に乗せて上げたことを、「東アジア女性会議」で会談したのぞみと夫人を通じて知り、仙露とのぞみ(および自国スポーツ少年団)をホームパーティーに招待した。 元エンジニアで、自国に環境的に近しい日本の新幹線を導入したいと思っているが、政変が激しい国なので凍結されない方法はないかと(仙露に)相談、日本で行った手段(世界銀行からの融資を受けて新幹線導入を国際公約とする)をアイデアの一つとして助言された。のぞみも知人を通じて借款の方法を授けている。 織田姫子(おだ ひめこ) 仙露、ノゾミ、青野、道子、荒木が木古内駅で出会った女性。廃線区間である江差方面へ向かいたいという彼女を手助けした。 17年前の江差方面に乗車したとき、幻の駅・天ノ川駅を通りかかったところ亡き恋人・星蔵の面影を見たという。 仙露たちが調べたところ、星蔵の甥であることが判明した。 彦野星蔵(ひこの ほしぞう) 青函トンネル建設工事に従事していた男性。姫子の元恋人。 彼が死ぬ50年後、姫子が津軽海峡を渡って彼の墓がある江差まで供養に行くところ、仙露たちと出会った。 姫子が天ノ川駅で見た彼の面影は甥で、青野・道子たちの在籍する「青函経済連絡会」のメンバー。 大沼七飯(おおぬま ななえ) 道子の後輩で、函館市電に勤務している。 彼女は、箱館ハイカラ號の車掌を務めているが、彼女の曽祖父は同じ市電で運転手をしていて、彼女は鉄男を見て似ていると思った男(鉄男の曽祖父・鉄蔵)とかの人(アナスタシア・ニコラエヴナ)がお忍びで(軍の要請で一両貸出の電車に)乗車した時の写真を見せて(軍からの命令で曾祖父は口外できなかったことから)訊く。 鉄男はかの人についてはそっとしておきたいと思い、答えなかった。それに感づいた道子も秘匿性があるよほどの事情があるとして彼女に口外無用と忠告した。 鈴木祐子 鉄男の高校時代の同窓生、鉄子で鉄男を部長に「鉄道研究会」の立ち上げようとするが、鉄男が断ったため瓦解。大学で教員資格を取り母校「轟高校」の教師となり「鉄道研究会」の立ち上げ顧問となる。3年前に結婚し、妊娠中(夫も鈴木姓なので姓は変わらず)。 仙露鉄男に「キッチン轟」のことと、狛犬スペース(ドア両脇のスペース)のベビーカー問題を相談した。その際、トドロキ自動車への訪問をするために一緒にやって来た勝のことを紹介した。 比嘉 沖縄県庁職員。沖縄の鉄道ファンとして、県内の鉄道計画に携わっている。 沖縄本土復帰時、北九州の国鉄職員にホームステイ招待された子供たちの一人。その時に見た列車がきっかけで鉄道好きになった。 鉄男、ノゾミとともに鹿児島の鉄道を視察している。 大隅 節夫と同期の運転士。JR貨物に転籍して、節夫にも声をかけたが、節夫と伊集院に断られた。 梵初子(そよぎ はつこ) 鉄男、望が広島視察の折、彼女が熱中症で倒れたところを救助して入院させた。「梵」は旧姓で、結婚後の姓は不明。 最近は認知症で、初恋の人の昔話を回想することが多いのだが、実は広島電鉄家政女学校の生徒で、銃後の予備として鉄道員になり系列の電車を運転した事も有る。運転士だったころの名札を初恋の人に譲渡し、彼が戦死して返されたためお守りにしている。 鉄男が政治家だと知り、広島での戦災に対する恨みから激高した。だが、鉄男は彼女の思いを真摯に受けた。 文平(ぶんぺい) 初子の初恋相手。海軍特別年少兵に志願して水兵となる。上陸許可で初子と再会し、チンピラ男子学生に絡まれるが、瀬野八の急こう配を利用して客車から脱出、事なきを得た。その後、戦艦大和に乗務して戦死する。 初子を「初ちゃん」と呼び、「文平」と呼ばれる。 島広司(しま ひろし) 仙露の大学時代の鉄道マニア仲間。2人とも奥多摩産業大学の鉄道研究会に入部していた。広島出身ということで、仙露が広島訪問の折に再会することにしたが、仙露曰く「(鉄道原理主義で筋を通したいマニアで)面倒くさい」と評されている。「のぞみ」に言わせれば『五十歩百歩』にしか思えない。 強面で訛りの強い広島弁でしゃべるので、誤解されやすいが実は警察官。しかも、下戸である。彼の亡父がもともと実直な警察官で日陰の存在だったことから、それに反発してサラリーマンになるが、父の死後、一念発起して警察官となる。 仙露、望を誘って野球観戦に来た折、合流した里子に一目ぼれ。望は彼と里子をくっつけることを画策。もともと、里子と同じカープ党であり、かつてのライバルであった国鉄スワローズを運営していた国鉄が山陽新幹線が当初岡山までしか延伸しなかったのを怨念に思っていたが、仙露に宥められた。 スーツ 日本一登録数が多い、鉄道系You Tuber。仙露とフジちゃんの鉄道系コラボ(ネット動画)を見て、「政治家で鉄道ネタに詳しい人」と興味を持ち、「鉄道対決企画」を持ち込んで、仙露の事務所を訪問(この企画はノゾミが助手として撮影、彼のネット動画で配信される)。彼は仙露を「にわか鉄道ファン」と思っていたが、対談をしている内に仙露の脳内アクセルが加速して「鉄道オタク」と気づく。 白石景虎(しらいし かげとら) 会津若松市・日新高等学校鉄道研究部長。会津藩の伝統を受け継いだ武士道教育を受けていることから、白虎隊の生まれ変わりのような高校生である。彼は白虎隊や井上勝など尊敬できる人物の銅像に対して必ず一礼を行う。彼らは廃線となった「会津森林鉄道」の研究をしているが、利権目的で買収しようとする人がいるので困っていると仙露に相談。かなり涙もろいところは、青野に似ている。 柴田明男(しばた あきお) 鉄道運輸機構(JRTT)・鉄道助成部に勤務する職員。真希のスタッフが仙露の発言を誤解して「女性差別」と真希に訴えたことから、仙露は誤解を解くために、彼や真希、真希のスタッフを集めて会談した。柴田と仙露の話で誤解を解く事が出来た。
※この「その他、鉄道に関係する人物」の解説は、「テツぼん」の解説の一部です。
「その他、鉄道に関係する人物」を含む「テツぼん」の記事については、「テツぼん」の概要を参照ください。
- その他、鉄道に関係する人物のページへのリンク