でんじ‐き【電磁気】
電磁気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 01:26 UTC 版)
「ウィリアム・トムソン」の記事における「電磁気」の解説
ケンブリッジ大学在学中の1842年からトムソンは独自の研究を開始した。この年発表した、熱の分布と静電気力の分布の比較研究による論文は、電磁場と非圧縮性弾性体の間の類似点を指摘していた。1845年の論文では、電磁誘導を何らかの媒体(現在「場」と呼ばれているもの)によるというファラデーの考えに数学的な表現を与えた。これらは後のマクスウェルに重大な示唆を与えるものだった。 1849年から10年間、トムソンはファラデーが発見した常磁性と反磁性、およびその理論を一般化するための研究を行った。ここで透磁率と磁気感受率という概念を導入し、磁石のもつ全エネルギーを表す式を導いた。電気においては、電流の流れる回路のもつエネルギーを表す式を得て、1853年に振動回路の理論を発展させた。これは1857年に実験で確かめられ、後にヘルツによって電波を発生させるのに使われた。 1851年、ヴェーバーが国際単位系の電磁気への拡張を提案したとき、トムソンはこれを受けてダニエル電池の起電力やジュールの法則の計算を行い、さらに英国学術協会に電磁気の標準を決定するように働きかけた。
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電磁気
「電磁気」の例文・使い方・用例・文例
- 電磁気学はマクスウェルの方程式とローレンツ力に基づいています。
- 彼は電磁気に関する博士論文を書いた.
- 敵の電磁スペクトル利用を特定、利用、縮小、防止するための電磁気エネルギー使用を含む軍事行動
- 即時の脅威認知の目的で放散された電磁気のエネルギーの源を見つけるために作戦指揮官の直接のコントロールで行われる電子戦争
- 空中で爆発して、人々を殺すか、建物に損害を与えることなくコンピュータとテレコミュニケーションを無効にするのに十分な電磁気のエネルギーの大規模な爆発を放出する爆弾
- 放射エネルギーを検地して測定するメートル(電磁気であるかアコースティックな)
- 電磁気の現象に関する物理学の分野
- 数の理論を開発して、数学を電磁気学、天文学、および測地学に適用したドイツ人の数学者(1777年−1855年)
- 米国の物理学者で、電磁気の現象を研究した(1791年−1878年)
- スコットランドの物理学者で、その方程式は電気と磁気を一体化し、光の電磁気的性質を認識した(1831年−1879年)
- 電流を運ぶ銅線が、その近くで鉄か鉄鋼の断片を磁化させることができると観測されたとき、電磁気が発見された
- 通信のために使われる電磁気の周波数の全ての領域
- 電磁気学という学問
- 電磁気という電流によって生ずる磁気
電磁気と同じ種類の言葉
- 電磁気のページへのリンク