電磁気への拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 02:22 UTC 版)
詳細は「MKSA単位系」を参照 MKSを電磁気に拡張した単位系として、電流の単位アンペア(A)を基本単位に加えたMKSA単位系がある。アンペアの代わりに電荷の単位クーロン(coulomb; C)を加えたMKSC単位系などもあるが、C = A·s、A = C/s なので、定義の順序が違うだけで中身はMKSAと同じである。 一方、CGSを電磁気に拡張した単位系は、CGS-emu、CGS-esu、ガウス単位系、ヘヴィサイド単位系と、多数ある。これは単に、物理学者に好まれ電磁気への拡張が先行していたCGS単位系において多くの試みがなされたためであり、MKSとCGSの違いによるものではない(たとえば、理論上はMKS-emu単位系を作ることもできる)。 また、これらの間の違いも、MKSとCGSの違いはあまり関係せず、どのようなやり方で拡張したかによる。4つ目の基本単位を導入するという方法(4元単位系)を使ったのはMKSAのみであり、それが主な違いを生んでいる。
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