ダンパー【damper】
ダンパー
一般には振動を減衰させたり、共振付近の振動レベルを下げたりするために、減衰力を発生する装置をいう。自動車ではサスペンションのショックアブソーバー、ステアリングリンクに装着するステアリングダンパー、ボンネットやトランクリッド、リヤハッチに取り付ける小型ダンパーなどがある。また、クランクシャフト系の振動を低減する、トーショナルダンパーをはじめとするダイナミックダンパーも慣用的にダンパーと呼ぶ。なお、ショックアブソーバーの別名として多く使われる。
参照 ショックアブソーバーダンパ
ダンパー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 14:43 UTC 版)
「ローイングエルゴメーター」の記事における「ダンパー」の解説
ピストン抵抗式モデルはエルゴのハンドルに取り付けられた水圧シリンダーからなる。このタイプのエルゴのハンドルの高さは概して調節が可能であるももの、漕いでいる間はストロークとリターンでたどる軌道を固定するためにハンドルの高さは固定されており、ストロークとリターンでの手の高さの違いを再現することができる他の抵抗式のモデルよりストロークの正確さが劣っている。さらにはこの抵抗式の多くのモデルは、シートの位置が固定されていて水上での漕ぎの根幹を担う足蹴りの力をなくしている。ピストンのコンパクトな大きさと技術的な単純さゆえにこのモデルは他のモデルと比べて一般的に小型で安い。 フライホイールブレーキ抵抗モデルは磁石、空気、水などの抵抗を用いている。これらのタイプのエルゴはいずれも漕手に抵抗を与えるためにハンドルがロープやチェーンなどでつながれているため技術的に似ており、違いは何を用いたブレーキであるかということのみである。ハンドルがロープなどの柔らかい媒体で抵抗の元とつながれているため、手の軌道は垂直方向に自由に動かせ、ストロークとリターンで手の高さの違いを漕手が調節することができる。ほとんどのタイプが水上の競漕ボートと似た典型的なスライドするシートを持っている。 磁力抵抗式モデルは電磁石を用いてフライホイールにブレーキをかけている。この磁石ブレーキシステムは他のブレーキシステムと比べ静かである。抵抗力は調整でき正確に消費エネルギー計測ができる。このモデルの欠点は抵抗力が一定であることで、空気抵抗式と水力抵抗式は実際の漕ぎをより正確に再現しておりハンドルを強く引くほど抵抗力が強くなるが磁力式にはそれがない。このモデルは抵抗源として電磁石を用いているため、効果的な練習を行うのに必要とされる抵抗の強さを実際には出し切れてはいない。 空気抵抗式モデルは抵抗を生み出すためにフライホイールに扇風機の羽のようなひれを取り付けているのが特徴である。ホイールが速く回転するほど空気抵抗が増大する。通気口により空気の流れがそのひれに通るよう調整されており、抵抗力の強弱の調整が可能となっている。失われたエネルギーはホイールの慣性モーメントと回転速度計によるホイールの減速の算出によって正確に計算される。空気抵抗式モデルはスポーツエルゴとして(とくにオフシーズン中や悪天候時)や競漕用として用いられるエルゴの中で最も主流なものである。 水力抵抗 は水の入ったタンクの中で回転する水かきから成り、水を引き動かしたときの質量が抵抗力のもととなる。このモデルの利点は空気抵抗や磁力抵抗のモデルと比べより現実的な漕ぎな動作が再現されることであると支持者はしばしば言う。 モーターの付いたエルゴは生産者独自のアルゴリズムを用いて漕手のパフォーマンスを計算し、そのアルゴリズムは用いられている抵抗やその他の要因に影響される。
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ダンパー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 07:38 UTC 版)
部品の抵抗を利用したフリクションダンパーもごく初期に使用されていたが、オイルの粘性を利用したオイルダンパーが主流である。ダンパーのストロークが小さいため、少しの動きで減衰力が発生するような工夫がなされている。
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ダンパー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/02 01:42 UTC 版)
ダンパーの種類には次のようなものがある。 垂直方向ダンパー:枕ばねや軸ばねの振動を減衰する。(枕ばねのダンパーは上記「枕ばね」節の写真を参照)。 水平方向ヨーダンパー:ボルスタレス台車において、車体との間にレール方向に置かれ、台車蛇行動を抑える。 左右動ダンパー:車体床下の中心ピンと台車を枕木方向に結び、車体の左右動を抑える。 JR東日本E233系のTR255A形台車の軸箱支持装置部。垂直なダンパーが見える。 JR西日本モハ221のWDT50H。レールに平行なヨーダンパが見える。
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「ダンパー」の例文・使い方・用例・文例
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