ピアノのペダル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 23:58 UTC 版)
ピアノは2個ないし3個のペダルを備える。第1のペダルは長音ペダルであり、右に置かれる。このペダルを踏むことによって、音を消すことを妨げ、鍵盤を離しても音が続く。第2のペダルは弱音ペダルであり、左に置かれる。グランドピアノにあっては弦を打つ位置をずらすことにより、アップライトピアノにあっては弦を叩く距離を短くすることによって、弱い音を出す。第3の中央のペダルは置かれないことも多い。グランドピアノではソステヌートペダルと呼ばれ、踏んだときに押していた鍵盤の音だけが長く引き延ばされる特殊な機能を備える。アップライトピアノでは、夜間練習などに用いられる消音ペダルである。弦を打つハンマーと弦の間にフェルトを挟み、きわめて小さい音を出すようにする。 なお、チェレスタもピアノの長音ペダルに相当するペダルを備える。
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