柏柳明子とは? わかりやすく解説

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柏柳明子

柏柳明子の俳句

くつさめや車窓の我と目の合ひぬ
しやぼん玉平均律の震へかな
てのひらのやはらか春の星ほどに
てのひらの隕石の匂ひ秋の昼
はつてふの竪琴の音をこぼしをり
まつすぐにルージュを引きて山眠る
トンネルの望遠鏡にクリスマス
レコードの針の戻りし良夜かな
一本は転校生の桜かな
大寒や打ち返す音の速くなり
寒の梅紅茶の細く注がれぬ
寝転べば金管楽器となる寒夜
新涼や自分の影の上歩く
日曜日レースカーテン越しの街
春の雪縄文人の話かな
桜貝拾ふからだのメロディに
湖の小さく見ゆる墓参かな
湯上がりのごと雲間の冬満月
烏瓜ぱちんと心療内科かな
神様のかんたんな顔新樹風
緋のダリアジャズシンガーの揮発する
緑さす水面の暮れてゆきにけり
茗荷掘る黄泉の入口近くにて
蟬の声網のごとくに広ごれり
調弦のやうに降り出し十二月
野遊びの同じ名前に振り向かれ
鈴の音の聞こえてきたり秋ひと日
銀河系ピアノのペダル踏む素足
鏡花忌のMRIへ四肢潜る
鳥雲に解法降りてきたりけり
 



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