ピアノにのめりこんだ少年時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 01:29 UTC 版)
「夏井睦」の記事における「ピアノにのめりこんだ少年時代」の解説
1957年、秋田県にて、数学教師の父と、国語教師の母との間に長男として生誕する。 7歳よりピアノを習い、小学生の頃にはショパンの「幻想即興曲」を弾くようになった。中学2年生のある夜、ラジオからウラディミール・ホロヴィッツの奏でる「星条旗よ永遠なれ」が流れ出し、その技巧と繊細な感覚に神の啓示だと感じた。衝撃が走ったのである。後に夏井は「その時、ホロヴィッツは私の神となった」と記している。高校生まで毎日3時間練習し音大生が弾くような曲にも手を伸ばしていた。同時に、様々な曲を弾きたいという自己洞察によって、もう少し狭く曲の練習を追求していく音大には向いていないのではという自分の適性にも気づいた。成績が良かったので医者となったという。しかし、高校2年生となりピアノの先生に進路を伝えたところ、アマチュアだからと手を抜いて曲と向かい合ってほしくはないと、みっちり鍛えられ、物事に取り組む姿勢を教え込まれた。
※この「ピアノにのめりこんだ少年時代」の解説は、「夏井睦」の解説の一部です。
「ピアノにのめりこんだ少年時代」を含む「夏井睦」の記事については、「夏井睦」の概要を参照ください。
- ピアノにのめりこんだ少年時代のページへのリンク