フリクションダンパー(ステアリング)
固体摩擦によって減衰力を得る形式のダンパーをいう。吸収エネルギーを大きくしにくく、サスペンションへの使用例は少ないが、ステアリング系においてキックバックやシミーなどの振幅低減に使われることがある。トランスミッションのギヤ打音の対策として用いられるリング状のものは使用例が多い。
フリクションダンパー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 19:55 UTC 版)
「ステアリングダンパー」の記事における「フリクションダンパー」の解説
ステアリング軸締上げ型とも呼ばれる。振動制御に乾式摩擦を用いる形式で、ねじによってステアリングヨークの上下の三叉を緊縛することでステアリングの動作に対する摩擦抵抗を発生させて減衰する。古いオートバイには調整式のフリクションダンパーが装着される例が多く、こうした旧式のステアリングダンパーは油圧式ダンパーに変更される場合もあるが、アメリカにおいてはステアリングダンパーの変更には専門の技術者による施工と検査官による認証が必要であり、認証書類を車体に備え付けておく必要がある。
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