Vシステム用マガジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:53 UTC 版)
「ハッセルブラッドのカメラ製品一覧」の記事における「Vシステム用マガジン」の解説
内部部品にスウェーデン鋼を用いて耐久性を上げるとともに、歯車同士の材質を変えて万が一破損しても他の部品に影響が出ないよう考慮されている。マガジンスライドを引き抜かないとシャッターが切れないよう誤写防止の役割を持っている。1600F、1000F、SupremeWideAngle等で利用の場合は、専用マガジンのカウンターを、進めるために、捲揚げる時にボディー後部から、ピンが飛び出して来るので、其のピンの避ける穴が、初期のAマガジンには開けられていたが、後期製造のマガジンには、ピン避け穴が開けられていない為に、其の侭では捲揚げる事が不可能であるので、穴を開けてからであれば使用が可能である。逆に初期のカウンターが、ピンで押されて作動するタイプのマガジンは、500C以降のボディーでは、捲揚げられない為に、使用する事は出来ない。 12 - 120フィルムを使用して6×6判を12枚撮り。フィルムはマガジンの後ろにある窓を開けて、覗いて合わせ、キーを回し1をカウンターに出して使用。カウンター進行ピンが、作動してカウンターが進まないと、フィルムも捲揚げが出来ないので、1600F、1000F、SupremeWideAngle、SUPERWIDEの専用マガジンで、500C、SWC以降での使用は不可能である。 M12 - 120フィルムを使用して6×6cm判を12枚撮り。フィルム装填時1を裏窓で出し、巻き上げキーを逆に回すとカウンターに1が出る。1000F時代の後期から発売された。フィルムの種別がドアに丸窓が2つ有り,昼光やtungsten,モノクロ を併せ,フィルム感度を併せるシルバーカラーのドアになっている。 C12 - 120フイルムを使用して6x6判を12枚撮り。500Cの初期形に附属される裏窓のドアが,スプリング式である。黒地のフィルムの感度は別表示が取り付けられたので,種別表示は無くなった。 A12(1969年発売) - 120フィルムを使用して6×6cm判を12枚撮り。捲揚げ用にキーから、扱いやすいクランクに改良された。 C16 - 120フィルムを使用する4.5x6cm判を横位置で16枚撮影する,裏窓併せ式。 A16 - 120フィルムを使用して4.5×6cm判を横位置で16枚撮り。オート併せ式。 C16S - 120フィルムを使用して4.5x4.5判を16枚撮影出来る,裏窓併せ式。 A16S - 120フィルムを使用して4×4cm判を16枚撮り。オート併せ式。 C24A - 220フィルムを使用する為に,C12形のドアを開かなくし,キーの回転だけで自動併せが可能にされた。デザインだけがC12形と同じだが,裏紙が無い220フィルムを使用する為に,始めてオート併せが採用された。A24に変わる為に少数の製造である。 A24 - 220フィルムを使用して6×6cm判を24枚撮り。 A20-35 - 35mmフィルムを使用して6×3判を19枚撮り。画面は縦のパノラマになるので、ワイド画拡で撮影したい場合は、カメラは横にする必要がある。其の為ウエストレベルファインダーでは、使いにくくなる。その為にプリズムファインダーや、スポーツファインダーの使用や、SW系(SupremeWideAngle、SUPERWIDE、SWC等)を利用すると使い易い。交換レンズを利用の時にも広角系レンズが良い。ブラック仕上げのみ。 地方に出掛けた時に、フィルムが切れた時に、土産屋等で35mmフィルムしか、置いていない時の、非常時にも役立つマガジンである。価格表カタログ掲載製品で、注文入荷専用。カタログは基本的に、文字の価格表の方に出ていた。年に依っては記載されない時もあるが、基本的に何時でも注文は可能な製品であった。余り知られていないようで、書籍での掲載も殆ど見られなかった製品であった。 A12TCC - 120フィルムを使用して6×6cm判を12枚撮り。電子接点を持ち、対応ボディーと組み合わせるとマガジン側でフィルム感度設定可能。コントラストダイヤル装備。 A24TCC - 220フィルムを使用して6×6cm判を24枚撮り。電子接点を持ち、対応ボディーと組み合わせるとマガジン側でフィルム感度設定可能。コントラストダイヤル装備。 E12 - 120フィルムを使用して6×6cm判を12枚撮り。電子接点を持ち、対応ボディーと組み合わせるとマガジン側でフィルム感度設定可能。 E16 - 120フィルムを使用して4.5×6cm判を横位置で16枚撮り。電子接点を持ち、対応ボディーと組み合わせるとマガジン側でフィルム感度設定可能。 E24 - 220フィルムを使用して6×6cm判を24枚撮り。電子接点を持ち、対応ボディーと組み合わせるとマガジン側でフィルム感度設定可能。 E12CC - A12TCCと同等の機能を持つ。 E24CC - A24TCCと同等の機能を持つ。 マガジン70 - 1970年のフォトキナで発表された。70mmフィルムを4.7m装填して6×6cm判を70枚撮り。プリズムビューファインダーPM90、プリズムビューファインダーPME90との併用不可。 マガジン70/100-200 - 70mmフィルムを装填して6×6cm判を100-200枚撮り。 マガジン80 - 1972年のフォトキナで発表された。ポラロイド80フィルムまたは87フィルムを使用する。 マガジン100 - ポラロイド105または107または108フィルムを使用する。 マガジンポラプラス - ポラロイド100シリーズフィルムを使用する。クリックストップがついておりスライドを抜き切らなくても画面が蹴られない。プリズムビューファインダーPM90、プリズムビューファインダーPME90との併用不可。
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