U.S.S.ライチェスのクルー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/04 04:18 UTC 版)
「スタートレック:ボーグ」の記事における「U.S.S.ライチェスのクルー」の解説
ニコライ・アンドロポフ(バリー・バンチ、日本語吹替は廣田行生) 惑星連邦宇宙艦隊の大佐、艦長。 地球人、57歳(2367年時点)。カーデシア戦争を戦い抜いた、目付きの鋭い白髪の名将。 カーデシア戦争中に副長としてU.S.S.ライチェスに配属され、その後戦場でシンタナ提督から同艦の指揮を執るよう命じられた。 部下が独断専行して功績をあげたような場合、とりあえず褒めるものの同時に「次からは許可を取れ!」と叱責する。時間に厳しく、待たされるととても機嫌が悪くなる。 宇宙艦隊アカデミーを卒業した最初のグレッカ・コロニー出身者。 ドクター・テディアス・クイント(マレー・ルビンスタイン) 惑星連邦宇宙艦隊の中佐(階級章は中佐だが日本語吹替では「少佐」になっている)、医療部長。地球人、38歳(2367年時点)。かなり頭髪の生え際が後退している。 宇宙艦隊のドクターのなかでは最も優秀な多種族診断専門医と目されている。嫌味な性格のためクルーからはあまり好かれていないが、医者としては非常に有能で礼状をもらうことも多い。 Qが主人公とともに過去世界に参加するためのキャラクターに選ばれ、ドクター・クイント本人はどこかへ飛ばされる。物語冒頭でQに取って代わられたあとはラストシーンにしか登場しない。艦に戻されたときには事態は急展開しており、困惑しきりとなる。 ベニングトン・ビラカ(ジョン・コスラン・Jr、日本語吹替は菅原正志) 惑星連邦宇宙艦隊の少佐、カウンセラー。 地球人、40歳(2367年時点)。髭を蓄え、恰幅が良い。 2365年にカーデシアの捕虜となりオブシディアン・オーダーによる神経刺激性拷問を受けた被害者たちの、治療に当たった医療チームの1人。本職はカウンセラーであるが、操舵・オペレーション管理・保安・戦術の指揮資格も持っている。艦長に代わってブリッジの艦長席で指揮を執ることがある。 惑星連邦オリンピックの低重力乗馬・障害競技でメダルを取ったことがある。 博愛主義的な思想の持ち主で、他人に嫌われるような人物は「自分には人に好かれる資格が無いと考え、わざと嫌われるような態度をとっている」のだと思っている。 ドクター・クイントに扮したQをその博愛主義的思想でもって心理分析したところ、Qは癇癪を起こす。 ラルフ・ファーロン(ジェフ・アリン、日本語吹替は仲野裕) 惑星連邦宇宙艦隊の大尉、主任パイロット。 地球人、36歳(2367年時点)。DS9のドクター・ジュリアン・ベシアに似た風貌で、笑うときには唇の片方の端を吊り上げる癖がある。 主人公であるファーロン候補生の父親。 スプリント大尉・ターガス少尉とは宇宙艦隊アカデミーの同期で親友。スプリントより3週間早く大尉に昇進したことを持ち出し、冗談で上官風を吹かすことがある。 艦の仲間たちによく息子の自慢話をし、幼い息子が将来どんな大人になるのか、想像を膨らませる。 2365年にカーデシアが惑星連邦の非武装基地・植民地に奇襲を仕掛けてきた際、独断でスプリント大尉と共に小隊を率いてカーデシア艦に突入し拘束されていた連邦市民15名を救出する。この功績を讃えられ、栄誉勲章を授与される。拘束されていた人たちは神経刺激性の拷問を受けており、非常に危険な状態だった。 コリス・スプリント 惑星連邦宇宙艦隊の大尉、保安主任。ビジャーニ人。ビジャーニ人は地球人に似た種族だが、肉体的に激しい苦痛を受けた際などにビジャーニ・ペイン・トランスという一種の仮死状態となり、脳機能を保護する性質を持っている。 ファーロン大尉・ターガス少尉とは宇宙艦隊アカデミーの同期で親友。 2367年、ボーグ船との最初の戦闘の際に負傷し、ドクター・クイントの手当ても空しく死亡する。 2365年にカーデシアが惑星連邦の非武装基地・植民地に奇襲を仕掛けてきた際、独断でファーロン大尉とともに小隊を率いてカーデシア艦に突入し拘束されていた連邦市民15名を救出する。 主人公はQの力で「負傷したが手当てを受けて一命を取りとめたスプリント大尉」となり、過去世界に参加する。 アナスタシア・ターガス(マーニー・マクファイル、日本語吹替は紗ゆり) 惑星連邦宇宙艦隊の少尉、戦術士官。 地球人、36歳(2367年時点)。赤毛の髪を後頭部で団子状に纏めた、精悍な顔付きの女性。 ファーロン大尉・スプリント大尉とは宇宙艦隊アカデミーの同期で親友。 2365年にカーデシアが惑星連邦の非武装基地・植民地に奇襲を仕掛けてきた際に捕虜となり、オブシディアン・オーダーの下で神経刺激性拷問を受ける。救出されるものの拷問の影響は深刻で、医学的に任務には不適格であるとして解任される。1年半にわたる神経インプラント治療を経て、友人たちの嘆願もあり職場に復帰するが、治療用のインプラントは右こめかみに装着したままである。 「ボーグにクルーを誰か1人差し出すとするなら、間違いなくクイントだ」と言って、仲間たちから賛同を得る。 少尉 惑星連邦宇宙艦隊の少尉、保安士官。地球人。死亡したスプリント大尉に代わってブリッジの保安ステーションに着いている、宇宙艦隊アカデミーを卒業して間もない新米少尉。 ブリッジにボーグが侵入して来た際、経験不足から動揺し適切な対処ができず、殺害される。医療用トリコーダーで死亡を確認したドクター・クイントに「名誉の戦死か、クリンゴンなら喜ぶところだな」と言われる。
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