SEHException クラス
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)

<SerializableAttribute> _ <ComVisibleAttribute(True)> _ Public Class SEHException Inherits ExternalException
[SerializableAttribute] [ComVisibleAttribute(true)] public ref class SEHException : public ExternalException

SEHException クラスは、アンマネージ コードからスローされた SEH エラーについては処理しますが、その他の .NET Framework 例外にはマップされていません。SEHException クラスは、0x80004005 という値を持つ HRESULT E_FAIL にも対応しています。
.NET Framework で発生したアンマネージ SEH 例外は、自動的にマネージ例外にマップされます。たとえば、STATUS_NO_MEMORY SEH 例外は OutOfMemoryException クラスに、STATUS_ACCESS_VIOLATION SEH 例外は NullReferenceException クラスにそれぞれ自動的にマップされます。ただし、特定の例外に対して自動的にはマップされない SEH 例外については、既定で SEHException クラスにマップされます。
SEH 例外の詳細については、http://www.microsoft.com/japan/msdn で、アンマネージ例外に関するドキュメントを参照してください。
SEHException クラスによって、アンマネージ C++ 例外のデストラクタが呼び出されることはありません。アンマネージ C++ 例外のデストラクタを確実に呼び出すには、catch ブロックで次の構文を使用します。
[C#]
{
}
[C++]
catch(…)
{
}

System.Exception
System.SystemException
System.Runtime.InteropServices.ExternalException
System.Runtime.InteropServices.SEHException


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


SEHException コンストラクタ ()
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)



Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


SEHException コンストラクタ (String, Exception)
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)


前の例外の直接の結果としてスローされる例外については、InnerException プロパティに、前の例外への参照が格納されます。InnerException プロパティは、コンストラクタに渡されたものと同じ値を返します。InnerException プロパティによって内部例外値がコンストラクタに渡されなかった場合は、null 参照 (Visual Basic では Nothing) を返します。
SEHException のインスタンスの初期プロパティ値を次の表に示します。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


SEHException コンストラクタ (SerializationInfo, StreamingContext)
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)

Dim info As SerializationInfo Dim context As StreamingContext Dim instance As New SEHException(info, context)


このコンストラクタは、逆シリアル化中に、ストリームで送信された例外オブジェクトを再構築するために呼び出されます。詳細については、「System.Runtime.Serialization」を参照してください。
SEHException は ExternalException から継承します。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


SEHException コンストラクタ

名前 | 説明 |
---|---|
SEHException () | SEHException クラスの新しいインスタンスを初期化します。 |
SEHException (String) | 指定したメッセージを使用して、SEHException クラスの新しいインスタンスを初期化します。 |
SEHException (SerializationInfo, StreamingContext) | シリアル化データから、SEHException クラスの新しいインスタンスを初期化します。 |
SEHException (String, Exception) | 指定したエラー メッセージと、この例外の原因である内部例外への参照を使用して、SEHException クラスの新しいインスタンスを初期化します。 |

SEHException コンストラクタ (String)
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)



Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


SEHException プロパティ

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Data | 例外に関する追加のユーザー定義情報を提供するキー/値ペアのコレクションを取得します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | ErrorCode | エラーの HRESULT を取得します。 ( ExternalException から継承されます。) |
![]() | HelpLink | 例外に関連付けられているヘルプ ファイルへのリンクを取得または設定します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | InnerException | 現在の例外を発生させた Exception インスタンスを取得します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | Message | 現在の例外を説明するメッセージを取得します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | Source | エラーの原因となったアプリケーションまたはオブジェクトの名前を取得または設定します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | StackTrace | 現在の例外がスローされたときにコール スタックにあったフレームの文字列形式を取得します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | TargetSite | 現在の例外をスローするメソッドを取得します。 ( Exception から継承されます。) |


SEHException メソッド

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | CanResume | 例外から回復できるかどうか、および例外がスローされたポイントからコードの実行を継続できるかどうかを示します。 |
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetBaseException | 派生クラスでオーバーライドされた場合、それ以後に発生する 1 つ以上の例外の主要な原因である Exception を返します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetObjectData | 派生クラスでオーバーライドされた場合は、その例外に関する情報を使用して SerializationInfo を設定します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスのランタイム型を取得します。 ( Exception から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の例外の文字列形式を作成して返します。 ( Exception から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |

SEHException メンバ
構造化例外ハンドラ (SEH: Structured Exception Handler) エラーを表します。
SEHException データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。



名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Data | 例外に関する追加のユーザー定義情報を提供するキー/値ペアのコレクションを取得します。(Exception から継承されます。) |
![]() | ErrorCode | エラーの HRESULT を取得します。(ExternalException から継承されます。) |
![]() | HelpLink | 例外に関連付けられているヘルプ ファイルへのリンクを取得または設定します。(Exception から継承されます。) |
![]() | InnerException | 現在の例外を発生させた Exception インスタンスを取得します。(Exception から継承されます。) |
![]() | Message | 現在の例外を説明するメッセージを取得します。(Exception から継承されます。) |
![]() | Source | エラーの原因となったアプリケーションまたはオブジェクトの名前を取得または設定します。(Exception から継承されます。) |
![]() | StackTrace | 現在の例外がスローされたときにコール スタックにあったフレームの文字列形式を取得します。(Exception から継承されます。) |
![]() | TargetSite | 現在の例外をスローするメソッドを取得します。(Exception から継承されます。) |


名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | CanResume | 例外から回復できるかどうか、および例外がスローされたポイントからコードの実行を継続できるかどうかを示します。 |
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetBaseException | 派生クラスでオーバーライドされた場合、それ以後に発生する 1 つ以上の例外の主要な原因である Exception を返します。 (Exception から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetObjectData | 派生クラスでオーバーライドされた場合は、その例外に関する情報を使用して SerializationInfo を設定します。 (Exception から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスのランタイム型を取得します。 (Exception から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の例外の文字列形式を作成して返します。 (Exception から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |

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