PersonalizationProvider クラス
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)


これは、パーソナル化プロバイダに必要な機能を定義する抽象基本クラスです。パーソナル化プロバイダは、WebPartPersonalization インスタンスに代わってパーソナル化データの読み込みと格納を行います。
この基本クラスでは多くのメソッドの標準的な動作が定義されます。基になるデータ ストアを具体的に扱うメソッドだけが抽象メソッドに指定されています。これにより開発者は、WebPartPersonalization クラスで使用される標準機能を再実装することなく、特定のデータ ストアと対話するカスタム プロバイダを作成できます。
継承時の注意 PersonalizationProvider から派生して、このクラスで定義された抽象メソッドだけに実装を提供できます。抽象メソッドは、特に、物理的なデータ ストアとの間のデータの保存と読み込みと、データ ストアの管理に関係しています。カスタム プロバイダは、Shared データと User データを区別するパーソナル化情報を操作できる必要があります。また、プロバイダは、パーソナル化データをページおよびアプリケーションによって区別する必要があります。 一部のパーソナル化プロバイダのメソッドは PersonalizationState 派生クラスのインスタンスを返すため、PersonalizationProvider の実装は PersonalizationState の実装と密に結合されています。カスタム プロバイダの開発を容易にするため、PersonalizationProvider 基本クラスには、パーソナル化ロジックの既定の実装と WebPartPersonalization クラスによって直接使用されるシリアル化/逆シリアル化のロジックが含まれています。そのため、単に異なるデータ ストアを使用する目的で作成するカスタム プロバイダには、次の抽象メソッド以外は実装する必要がありません。-
GetCountOfState : このメソッドでは、指定したクエリ パラメータで、データベース内のパーソナル化データの行数をカウントできる必要があります。
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LoadPersonalizationBlobs : このメソッドは、パスおよびユーザー名を与えられると、データベースから 2 つの BLOB を読み込みます。1 つは共有データの BLOB で、もう 1 つはユーザー データの BLOB です。ユーザー名およびパスを指定した場合、ユーザー名とパスの情報が提供されるページ情報に WebPartManager コントロールでアクセスする必要はありません。
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ResetPersonalizationBlob : このメソッドは、パスおよびユーザー名を与えられると、データベース内の対応する行を削除します。ユーザー名およびパスを指定した場合、ユーザー名とパスの情報が提供されるページ情報に WebPartManager コントロールでアクセスする必要はありません。
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SavePersonalizationBlob : このメソッドは、パスおよびユーザー名を与えられると、指定された BLOB をデータベースに保存します。ユーザー名およびパスを指定した場合、ユーザー名とパスの情報が提供されるページ情報に WebPartManager コントロールでアクセスする必要はありません。


System.Configuration.Provider.ProviderBase
System.Web.UI.WebControls.WebParts.PersonalizationProvider
System.Web.UI.WebControls.WebParts.SqlPersonalizationProvider


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


PersonalizationProvider コンストラクタ
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)



Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


PersonalizationProvider プロパティ

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | ApplicationName | 派生クラスでオーバーライドされると、プロバイダに対して構成されたアプリケーションの名前を取得または設定します。 |
![]() | Description | 管理ツールまたは他のユーザー インターフェイス (UI) での表示に適した、簡単でわかりやすい説明を取得します。 ( ProviderBase から継承されます。) |
![]() | Name | 構成時にプロバイダを参照するために使用される表示名を取得します。 ( ProviderBase から継承されます。) |

PersonalizationProvider メソッド


名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | CreateSupportedUserCapabilities | Web パーツ コントロール セットによって使用される一連の既知の機能を表す WebPartUserCapability オブジェクトのリストを返します。 |
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) |
![]() | LoadPersonalizationBlobs | 派生クラス内でオーバーライドされると、基になるデータ ストアから生のパーソナル化データを読み込みます。 |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ResetPersonalizationBlob | 派生クラス内でオーバーライドされると、基になるデータ ストアから生のパーソナル化データを削除します。 |
![]() | SavePersonalizationBlob | 派生クラス内でオーバーライドされると、基になるデータ ストアに生のパーソナル化データを保存します。 |

PersonalizationProvider メンバ
PersonalizationProvider データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。


名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | ApplicationName | 派生クラスでオーバーライドされると、プロバイダに対して構成されたアプリケーションの名前を取得または設定します。 |
![]() | Description | 管理ツールまたは他のユーザー インターフェイス (UI) での表示に適した、簡単でわかりやすい説明を取得します。(ProviderBase から継承されます。) |
![]() | Name | 構成時にプロバイダを参照するために使用される表示名を取得します。(ProviderBase から継承されます。) |


名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | CreateSupportedUserCapabilities | Web パーツ コントロール セットによって使用される一連の既知の機能を表す WebPartUserCapability オブジェクトのリストを返します。 |
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) |
![]() | LoadPersonalizationBlobs | 派生クラス内でオーバーライドされると、基になるデータ ストアから生のパーソナル化データを読み込みます。 |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ResetPersonalizationBlob | 派生クラス内でオーバーライドされると、基になるデータ ストアから生のパーソナル化データを削除します。 |
![]() | SavePersonalizationBlob | 派生クラス内でオーバーライドされると、基になるデータ ストアに生のパーソナル化データを保存します。 |

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