nerve
「nerve」とは、神経・度胸・神経過敏のことを意味する英語表現である。
「nerve」とは・「nerve」の意味
「nerve」とは、神経、中枢、度胸などの意味で用いられる名詞・動詞である。名詞としては、解剖学における神経や歯髄のほか、難しいこと、不快なこと、または失礼なことをするのに必要な度胸や勇気、気力という意味のほか、泣き所、触れられたくない話題、神経質という意味で用いられることもある。動詞としては、力や勇気を与える、物理的または道徳的な力を与えるという意味で用いられる。また、「nerve」の形容詞形は「nervous」で、神経質な、びくびくしたという意味である。「nerve」のスラングとしての意味
「nerve」はスラングでは、図々しい、厚かましいという意味で用いられる。誰かの行動に対して不満を感じた時に用いられる表現である。「Of all the nerve! (厚かましいな!)」、「You've got your nerve(図々しいね)」、などと表現することができる。「nerve」の発音・読み方
「nerve」の発音は、カタカナ語では「ナーブ」と表記される。発音記号では「nəːrv」と表記されるため、カタカナでは「ナァーヴ」という発音になる。「ナァー」は、舌先を前歯の裏の歯茎につけ「ヌ」の音を鼻から出した後すぐ、口を大きく開かずに「ァ」の音を出し、舌先を内側に巻きながら音を伸ばす。また、「ヴ」は前歯で下唇を軽く噛みながら「ヴ」の音を出すと、ネイティブに近い発音になる。「nerve」の語源・由来
「nerve」の語源は、糸を紡ぐという意味の印欧語根の「sneh-」である。印欧語根の「sneh-」が、腱という意味の印欧語根の「snehwr」に変化し、神経線維という意味のラテン語の「nervus」に変化した後、「nerve」になった。また、神経のという意味の英語の「neural」と語源を同じくする。「nerve」を含む英熟語・英語表現
「lot of nerve」とは
「lot of nerve」とは、いい度胸をしているという意味の英語表現である。多大な勇気、決意、誠実さという意味で用いられるほか、失礼、生意気、厚かましい大胆さという意味で用いられることもある。
「iron nerve」とは
「iron nerve」とは、鉄のメンタルという意味で、非常に勇敢である場合に用いられる表現である。危険な状況や困難な状況で平静を保つ心の強さを指す。
「nerve-racking」とは
「nerve-racking」とは、神経をイライラさせる、ハラハラさせるという意味の英語表現である。神経をすり減らすような状況や経験によって、神経がすり減らされることを指す。
「nerve」の使い方・例文
・We have nerves running from the brain to the spinal cord and another nerve that goes to the muscle.(脳から脊髄へと走る神経と、筋肉へと向かう別の神経がある)・He's late for work every day, but he still has the nerve to lecture us about punctuality.(彼は毎日仕事に遅れますが、時間厳守について私たちに説教する厚かましさがある)
・He took a deep breath, nerved himself, and jumped into the cold ocean.(彼は深呼吸をして、神経質になり、冷たい海に飛び込んだ)
・On the way to the stadium he'd been nerving himself for the final match.(スタジアムに向かう途中、彼は決勝戦に向けて神経質になっていた)
・Gathering the nerve to ask her to dance, the boy walked away from the corner towards the center of the dance floor. (勇気を振り絞り、少年はダンスフロアの隅から離れ、ダンスフロアの中央へと向かった)
・It took a lot of nerve for the man to take a political stand against his communist family. (その男が共産主義者の家族に対して政治的立場を取るには、かなりの勇気が必要だった)
・Only one reporter had the nerve to stand up to the lying politician and call him out on his fabrications. (嘘をついている政治家に立ち向かい、彼のでっち上げを非難する勇気を持っていたのは、たった一人の記者だけだった)
・Though several police officers agreed to join the SWAT team, only the bravest had the nerve to disarm the bomb. (何人かの警察官がSWATチームに参加することに同意したが、最も勇敢な人だけが爆弾を武装解除する勇気を持っていた)
・My mother complains about the robber who stole her car in broad daylight having a lot of nerve.(母は、白昼堂々と車を盗むなんて泥棒が図々しすぎると不平を言っている)
・I was going to ask her to the date, but I lost my nerve.(私は彼女をデートに誘うつもりだったが、神経質になってしまった)
・It takes a lot of nerve to start a new business.(新しい事業を始めるには、多大な勇気が必要である)
神経
nerve
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/02 15:25 UTC 版)
「nerve」 | ||||
---|---|---|---|---|
BiS の シングル | ||||
初出アルバム『Brand-new idol Society』 | ||||
B面 | gugigi I'm coming!! |
|||
リリース | ||||
規格 | マキシシングル | |||
ジャンル | J-POP | |||
レーベル | TSUBASA RECORDS | |||
プロデュース | 松隈ケンタ | |||
BiS 年表 | ||||
|
||||
「nerve」(ナーヴ)は、日本のアイドルグループ・BiSの楽曲。通算2枚目のシングルとして2011年10月19日につばさレコーズからリリースされた。
概要
オリジナルはデビューアルバム『Brand-new idol Society』(2011年3月23日リリース)収録。ミュージックビデオは、のちにBELLRING少女ハートを結成することになる田中紘治が監督している[1]。
シングルはタワーレコード6店舗(渋谷店、新宿店、池袋店、名古屋近鉄パッセ店、梅田大阪マルビル店、秋葉原店)・1000枚限定で販売された[2]。
『Brand-new idol Society』ではオリジナルメンバーで歌唱しているが、その後ヨコヤマリナが脱退、テラシマユフが加入しており、シングル化に際しては当時の在籍メンバー(プー・ルイ、ヒラノノゾミ、ナカヤマユキコ、テラシマユフ)で新録されている[2]。メジャー初のアルバム『IDOL is DEAD』、第1期のラストシングル『FiNAL DANCE/nerve』、第2期のファーストアルバム『Brand-new idol Society 2』にも収録されているが、いずれもリリース当時の在籍メンバーによる新録である(ベストアルバム『うりゃおい!!!』は『FiNAL DANCE/nerve』ヴァージョンを収録)。
BiSの代表曲であり、「SHELTER 7DAYS」最終日(2013年8月22日、下北沢SHELTER)では冒頭から7回連続歌唱[3]。解散ライブ「BiSなりの武道館」(2014年7月8日、横浜アリーナ)では、1曲目とラストに[4]、翌日の「元BiSなりのワンマンライブ」(2014年7月9日、下北沢SHELTER)でもアンコールの最後に歌唱した[5]。
南波一海は「(リリースから)2年がかりでアイドルソングの定番となった」[6]と評している。TOKYO IDOL FESTIVAL 2013では、メインステージ最後の「Special Encore LIVE」(2013年7月28日、Zepp Tokyo)の大トリでこの曲を歌い、途中からはホスト役のアイドリング!!!をはじめライブに参加したアイドルがステージに登場、曲に合わせて踊った[7]ことはそれを象徴する出来事であった[注 1]。
この曲では、サビで片足を上げてエビ反りを行うことが振り付けの特徴となっている。2014年、『FiNAL DANCE/nerve』のリリースに合わせて、エイベックス・エンタテインメントに特設サイト「日本エヴィゾリ化計画」を公開、同サイトではアイドル・有名人から一般人までが踊った振りコピ動画がアップロードされている。
収録内容
![]() |
この節の加筆が望まれています。
|
- nerve
- 作詞:久保田洋司、作曲:miifuu、編曲:Schtein & Longer
- gugigi
- I'm coming!!
カバー
Dorothy Little Happyとのコラボレーション・シングル『GET YOU』のDorothy Little Happy盤(AVCD-48626)にDorothy Little Happyによるカヴァーが収録されている。
非常階段とのコラボレーションユニット・BiS階段のアルバム『BiS階段』にBiSメンバー歌唱によるセルフカヴァーが収録されている。BiS階段の解散ライブ(2014年5月6日、渋谷WWW)では、オープニングから13回連続で演奏・歌唱した[8]。
BiSの振り付けを担当していたミキティー本物率いるゲイアイドルグループ・二丁ハロ(現二丁目の魁カミングアウト)はこの曲をライブでの持ち歌としていた[9]。ミキティー本物は対バンで一緒になったBiSがこの曲を歌ってるのを見て、「絶対、この子たちは売れる!」と直感して、振り付けをやらせて欲しいとオファーした[10]。ちなみに、ミキティー本物がBiSの振り付けを担当するようになったのは2012年の『歩行者天国の雑踏で叫んでみたかったんだ』から。
TOKYO IDOL FESTIVAL 2015では、プールイとパラレルJAPANのコラボレートユニット・プールイ パラレルJAPANでカヴァーした(2015年8月1日、SMILE GARDEN(ウエストプロムナード公園広場))。プールイがBiS解散後この曲を歌うのは初めてということもあり、イントロが流れるとともに周囲から観客がダッシュで駆け寄り、サビでは観客のエビ反りで土埃が舞うほどの盛り上がりをみせた[11]。
かつてBiSを手がけた渡辺淳之介が「BiSをもう一度始める」と宣言して始めたBiSHは、2015年9月12日、BiS解散時のメンバーが揃った「AOMORI ROCK FESTIVAL 夏の魔物」(青森県・夜越山スキー場)にて、「BiSを封印する」と宣言してこの曲を歌唱した[12]。BiSHはその後も不定期にライブでnerveを歌唱している。
2018年11月2日、BiSの初期メンバーであるナカヤマユキコがプロデュースするアイドルグループ「キミノマワリ。」のデビューライヴが渋谷のSHIBUYA TAKE OFF 7で行なわれた。nerveを作曲したmiifuuが曲を手がけたこのアイドルグループの1曲目としてnerveが歌われ、最後にはナカヤマユキコ自身も加わりスペシャルバージョンのnerveがうたわれた。
脚注
注釈
- ^ TIF2012まではメインステージのラスト・グランドフィナーレでは顔見せのみであり、TIF2014・2015はグランドフィナーレの大トリはアイドリング!!!『「職業:アイドル。」』であった。
出典
- ^ BiS nerve PV バレットタイム Bullet Time - YouTube
- ^ a b “検閲済み!? BiSがワンコイン・シングル“nerve”をタワー6店舗限定発売。”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード (2011年9月29日). 2015年9月9日閲覧。
- ^ “BiS 7日連続ライブ&同じ曲7連発の次なる試練……24時間耐久イベ開催”. Billboard JAPAN (2014年8月29日). 2015年9月15日閲覧。
- ^ “【ライブレポート】BiS、3時間半歌い続けての解散。横浜アリーナ総エヴィゾリ”. BARKS (2014年7月8日). 2015年9月10日閲覧。
- ^ ““元”BiSによる伝説の一夜、解散翌日に3万円ライブ”. 日刊SPA!. 扶桑社 (2014年7月11日). 2015年9月15日閲覧。
- ^ “南波一海 presents ヒロインたちのうた。~アイドル・ソングのキーパーソンを直撃!~第14回: Schtein & Longer”. CDJournal. 音楽出版社 (2013年9月20日). 2015年9月12日閲覧。
- ^ “TIFで後藤まりこ熱狂&「nerve」でアイドル総エビ反り”. 音楽ナタリー (2013年8月2日). 2015年9月10日閲覧。
- ^ “BiS階段 解散ライブで「nerve」13連発&武道館のでんぱ組にエール”. Billboard JAPAN (2014年5月7日). 2015年9月10日閲覧。
- ^ “「@JAM」O-EASTでcallmeお披露目、12組6時間怒涛ライブ”. 音楽ナタリー (2015年2月7日). 2015年9月10日閲覧。
- ^ 「竹中夏海のおふたりさま」Vol.3 ゲスト:ミキティー本物(二丁ハロ)(「PF(ポーカーフェイス)」VOL.2(アスペクト))
- ^ “アイドル界の大甲子園「東京アイドルフェスティバル2015」レポ! アイドルだけ見てりゃいいんだ、オラ!【前編】”. 週プレNEWS (2015年8月14日). 2015年9月10日閲覧。
- ^ “BiSH、ex.BiS、Especia、せのしすたぁ、おやホロ 「夏の魔物」でクロスしたそれぞれの歩み”. ガチ恋!〜ガチで恋した音楽サイト〜 (2015年10月2日). 2016年1月17日閲覧。
外部リンク
- Nerveのページへのリンク