hepatitis
「hepatitis」の意味・「hepatitis」とは
「hepatitis」とは、医学用語であり、肝臓の炎症を指す言葉である。肝臓の細胞が何らかの原因で損傷を受け、炎症反応が起こる状態を示す。原因となるものは様々で、ウイルス感染、アルコール摂取過多、自己免疫性の疾患などがある。「hepatitis」の発音・読み方
「hepatitis」の発音は、IPA表記では/hɛpəˈtaɪtɪs/となる。IPAのカタカナ読みは「ヘパタイティス」で、日本人が発音するカタカナ英語では「ヘパティティス」が近い。「hepatitis」の定義を英語で解説
「hepatitis」is defined as an inflammation of the liver. The condition can be self-limiting or can progress to fibrosis (scarring), cirrhosis or liver cancer. Hepatitis viruses are the most common cause of hepatitis in the world but other infections, toxic substances (e.g. alcohol, certain drugs), and autoimmune diseases can also cause hepatitis.「hepatitis」の類語
「hepatitis」の類語としては、「liver inflammation」や「hepatic inflammation」がある。これらも同様に肝臓の炎症を指す表現である。「hepatitis」に関連する用語・表現
「hepatitis」に関連する用語としては、「hepatitis A」、「hepatitis B」、「hepatitis C」などがある。これらは肝炎の原因となるウイルスの種類を指す表現である。また、「cirrhosis」(肝硬変)、「liver cancer」(肝がん)なども、「hepatitis」が進行すると発症する可能性がある疾患である。「hepatitis」の例文
1. He was diagnosed with hepatitis.(彼は肝炎と診断された。)2. Hepatitis is a serious health problem.(肝炎は深刻な健康問題である。)
3. Hepatitis can be caused by excessive alcohol consumption.(肝炎は過度のアルコール摂取によって引き起こされることがある。)
4. Hepatitis B is a viral infection that attacks the liver.(B型肝炎は肝臓を攻撃するウイルス感染症である。)
5. Hepatitis C is often spread through blood transfusions.(C型肝炎はしばしば輸血によって広がる。)
6. She was vaccinated against hepatitis A before traveling abroad.(彼女は海外旅行前にA型肝炎の予防接種を受けた。)
7. Chronic hepatitis can lead to liver cirrhosis.(慢性肝炎は肝硬変につながることがある。)
8. The doctor advised him to avoid alcohol as he had hepatitis.(医師は彼に肝炎があるためアルコールを避けるように助言した。)
9. Hepatitis symptoms include jaundice and fatigue.(肝炎の症状には黄疸と疲労が含まれる。)
10. There are effective treatments for hepatitis C.(C型肝炎には効果的な治療法がある。)
肝炎
肝炎
【概要】 肝臓の炎症。原因には自己免疫性、アルコール性、薬剤性もあるが、大半はウイルスである。全身性感染症を起こすサイトメガロウイルス、EBウイルス、HIVなども肝炎を起こすが肝炎ウイルスとは言わない。肝臓だけに炎症を起こす肝炎ウイルスには、A型、B型、C型、D型、E型、F型、G型などがある。A型とE型は経口感染。日本にはF型はない。D型はB型肝炎をもっている人だけに起こる不完全ウイルス。B型とC型の感染経路はHIVと同じだが、輸血感染、性行為感染、母子感染の比率はそれぞれ異なる。
【治療】 原因によってことなる。薬剤性、アルコール性は原因の除去。自己免疫性には免疫抑制剤が使用される。ウイルス性では、インターフェロン、リバビリンなどの抗ウイルス剤が有効なものもある。多くは自然経過に委ねられ、時に炎症が強い場合にグリチルリチン製剤や副腎皮質ホルモン(ステロイド)が使われることがある。
肝炎
(Hepatitis から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/03 04:00 UTC 版)
肝炎(かんえん、英語:Hepatitis)は、何らかの原因で肝臓に炎症が起こり発熱、黄疸、全身倦怠感などの症状を来たす疾患の総称である。
- ^ 添付文書 ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(医療用)
- ^ 萬谷直樹、小暮敏明、貝沼茂三郎 ほか、漢方薬による肝障害報告の再検討 肝臓 2002年 43巻 6号 p.282-28, doi:10.2957/kanzo.43.282
- ^ 萬谷直樹、漢方薬による肝障害 -その診断,頻度,臨床像について- 日本東洋医学雑誌 2015年 66巻 4号 p.342-351, doi:10.3937/kampomed.66.342
- ^ 安永満、松田彰史、村田誠 ほか、少量のアセトアミノフェン服用による急性肝障害の2例 肝臓 1985年 26巻 4号 p.493-499, doi:10.2957/kanzo.26.493
- ^ [1]
- ^ 2010-2014年に劇症肝炎の発症者に対し内科的治療のみを行った患者の救命率は、急性型:約40%、亜急性型:約25%。肝移植も含めた救命率は、急性型:約50%、亜急性型:約40%となっている。
- ^ 急性肝不全(劇症肝炎)
- ^ 持田智、急性肝不全:わが国における課題 肝臓 2015年 56巻 9号 p.453-460, doi:10.2957/kanzo.56.453
- ^ a b 山田剛太郎、慢性肝炎の新しい組織分類 日本消化器病学会雑誌 Vol.96 (1999) No.4 P.377-384, doi:10.11405/nisshoshi1964.96.377
- ^ 林久男、「鉄の細胞毒性とC型慢性肝炎での役割」『肝臓』Vol.40 (1999) No.8 P.427-435, doi:10.2957/kanzo.40.427
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