dramatic
「dramatic」とは、劇的な状態や芝居がかった様子などを表わす英語表現である。
「dramatic」の基本的な意味
「dramatic」とは「劇的な」「戯曲の」「演劇の」を意味するほか、「めざましい」「芝居がかった」「印象的な」「大袈裟な」などを表わす。「dramatic」の品詞は形容詞だが、名詞として使う場合は「drama」を用いる。「drama」は劇や映画、テレビ番組などのジャンル名や、劇的なニュアンスを含んだ比喩として使われる事が多い。「dramatic」の類義語
・劇的な:「theatrical」「theatric」「dramaturgical」「considerable」「substantial」「sizeable」・演劇の:「thespian」「theatrical」「of plays」「of the drama」
・めざましい:「remarkable」「sensational」「significant」「marked」「brilliant」「striking」「excellent」「profound」「splendid」
・印象的な:「impressive」「imposing」「breathtaking」「stately」「monumental」「dignified」
・大袈裟な:「exaggerated」「grandiose」「overstated」「overemphasized」「inflated」「overblown」「grandiloquent」
・仰々しい:「ostentatious」「high-sounding」「bombastic」「exaggerated」「pompous」「highly colored」
・表情豊かな:「expressive」
「dramatic」の語源
「dramatic」の語源は古代ギリシャ語から来ている。「演じる」「行う」を意味する「drao」と、行為の結果を表わす接尾辞「-ma」を合わせることで「演劇」「行い」という意味の「drama」が誕生した。この「drama」に「~の」を表わす「-tikos」を合わせて、「劇の」という意味の「dramatikos」へと進化、時代の流れを経て現在の「dramatic」へ繋がったと考えることができる。「dramatic」の発音・読み方
「dramatic」の発音記号は「drəmǽtik」と表わし、カタカナ読みすると「ドゥラァマァティィク」となる。日本語では「ドラマティック」、あるいは「ドラマチック」と言うが、英語読みではアクセントが「mǽ」の箇所にある。「æ」は「ア」と「エ」の中間を意識しながら、続けて「マァ」と発音するので注意したい。「dramatic」の覚え方
「dramatic」はコアイメージを理解すると覚えやすい。「劇的な」「芝居がかった」などの意味には感情が高ぶる、あるいは高ぶるように誇張したり、仕向けたりするイメージがある。このイメージを軸にして考えると、「演劇の」「めざましい」「印象的な」「大袈裟な」「表情豊かな」など、一見関連性のないような幅広い意味合いが繋がってくる。「dramatic」を含む英熟語・英語表現
「Don't be so dramatic.」とは
「Don't be so dramatic.」とは直訳すると「そんなに劇的になるな」と解釈することができる。「劇的な」の意味には感情が高ぶるイメージがあり、実際には「そんなにムキになるなよ」「そんな大袈裟な・・・」といった意味合いで使う。
「dramatic irony」とは
「dramatic irony」とは「劇的アイロニー」という意味の英語表現である。演劇や映画などの劇中において、登場人物が知らずにとってしまう行動の結末を観客が分かっている状況を表わしている。「tragic irony」も同義である。
「dramatic monologue」とは
「dramatic monologue」とは「劇的独白」という意味の英語表現である。叙情詩の形式の一つで、登場人物が自身の考え方や判断を語ることで、読者がより深く理解できるようにする手法のことを表わす。
「dramatic」の使い方・例文
・Slang is a vulgar word that can be misunderstood depending on how it is used, but it also has a dramatic impact that captures the essence of things.スラングは使い方次第で誤解されやすい卑俗な言葉だが、物事の本質をとらえるドラマティックなインパクトも持っている。
・Expression symbols, one of the musical terms, are used to convey the composer's feelings about the piece to the performer, and can be used to read dramatic expressions that cannot be expressed with just notes or dynamics.
音楽用語の一つである発想標語は、作曲者の曲への想いを演奏者に伝えるために使われ、音符や強弱だけでは表現できない劇的な表情を読み取ることができる。
・Their explanations using body language were convincing and very dramatic.
身振り手振りを使った彼らの説明は説得力があり、非常に演劇的だった。
・I can't keep up with the dramatic developments.
ドラマティックな展開に感情が追いつかない。
・Don't be so dramatic just because you drank the last bottle of beer you had in the fridge.
冷蔵庫にあった最後のビールを飲んだからといって、そんなにムキになるなよ。
・The view of the harbor from the rooftop of the junior high school I attended before moving was dramatic.
引っ越す前に通っていた中学校の屋上から眺める港の景色は印象的だった。
・Science has made dramatic progress.
科学は劇的な進歩を遂げた。
ドラマチック
ドラマチックまたはドラマティック(dramatic)
作品名
楽曲名
- ドラマチック (YUKIの曲) - 2005年6月29日に発売されたYUKIの11作目のシングル。アニメ「ハチミツとクローバー」の主題歌。
- ドラマチック (Base Ball Bearの曲) - 2007年5月16日に発売されたBase Ball Bearの4作目のシングル。アニメ「おおきく振りかぶって」の主題歌。
- ドラマティック (彩冷えるの曲) - 2010年6月16日に発売されたバンド・彩冷えるのシングル。
- DRAMATIC - KAT-TUNの曲。2013年5月15日に発売されたシングル「FACE to Face」の通常盤に収録。日本テレビ系プロ野球中継『Dramatic Game 1844』のイメージソング・『Going!Sports&News』のテーマソング。
- ドラマチック - 2009年11月25日に発売されたさぁさの2作目のシングル。
- ドラマチック (佐藤ミキの曲) - 2023年5月31日に発売された佐藤ミキの3作目のシングル。アニメ「女神のカフェテラス」のエンディングテーマ。
- Dramatic (葛谷葉子の曲) - 葛谷葉子の楽曲。アルバム「DRAMATIC」に収録。
アルバム名
- DRAMATIC (カシオペアのアルバム) - 1993年5月21日に発売されたバンド・カシオペアの24枚目のアルバム。
- Dramatic (押尾コータローのアルバム) - 2003年6月18日に発売された押尾コータローのアルバム。
- ドラマチック (山口百恵のアルバム) - 1978年9月1日に発売された山口百恵の15枚目のアルバム。
- DRAMATIC - 2011年2月23日に発売された為岡そのみのアルバム。
- ドラマチック - 2001年10月11日に発売されたバンド・クラムボンのアルバム。
- DRAMATIC (葛谷葉子のアルバム) - 2024年11月27日に発売された葛谷葉子のアルバム。
その他
関連項目
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