COMEFROMとは? わかりやすく解説

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come from

別表記:カムフローム

「come from」とは、由来する出身であるということ意味する英語表現である。

「come from」とは・「come from」の意味

「come from」とは、物事~に由来する~に発する、人が~の出身であるという意味の句動詞である。また、テレビラジオから音が聞こえる、ある商品野菜、果物などについて~の原産であるという意味で使われることもある。

「come from」の活用変化一覧

「come from」の活用変化には、現在分詞coming from」過去形came from」過去分詞「come from」三人称単数現在comes from」がある。

「come from」の語源・由来

「come from」の語源は、ゲルマン祖語で来るという意味の「kwemana」と、~からという意味の「fram」である。

「come from」と「from」と「came from」の違い

「come from」と「from」は、~から来る、出身表わす単語であり、特に初対面の際に「Where do you come from?」あるいは「Where are you from?」の表現用いられることが多い。どちらも同じ意味であるが、特にアメリカでは相手との関係や立場によらず、「Where are you from?」の使用頻度が多い。また、came from」は~から来たという意味で「come from」の過去形であるが、相手出身尋ねたり答えたりする際は現在形の形で使われるのが通常である。

「come from」の類語

「come from」の類語には、同じく句動詞の「folks from」「hail from」がある。「folks from」は~の出まれである、~から由来するという意味である。また、hail from」は船が~から来る、人が~の出身であるという意味である。

「come from」を含む英熟語・英語表現

「I come from」とは


「I come from」とは、私は~から来ました、~の出身ですという意味である。

「come from a big family」とは


「come from a big family」とは、大家族出身という意味である。

「come from a completely different walk of life」とは


「come from a completely different walk of life」とは、人生において全く異なる道を歩むという意味である。

「come from a decent family background」とは


「come from a decent family background」とは、名家生まれであるという意味である。

「come from a distant country」とは


「come from a distant country」とは、遠く離れた国から来るという意味である。

「come from a good line」とは


「come from a good line」とは、家柄良いという意味である。

「come from a lack of love」とは


「come from a lack of love」とは、愛情不足原因生じるという意味である。

「come from a number of sources」とは


「come from a number of sources」とは、様々な理由によって起こるという意味である。

「come from a radio」とは


「come from a radio」とは、ラジオから聞こえるという意味である。

「come from diverse sources」とは


「come from diverse sources」は、多様な源に由来するという意味である。

「come from elsewhere」とは


「come from elsewhere」とは、他の場所からやってくるという意味である。

「come from hard work」とは


「come from hard work」とは、忙しく働いた結果としてもたらされる努力甲斐があるという意味である。

「come from information about」とは


「come from information about」とは~に関す情報由来するという意味である。

「come from many different backgrounds」とは


「come from many different backgrounds」とは、背景が様々であるという意味である。

「come from money」とは


「come from money」とは、ある事件問題が金から生じるという意味である。

「come from」の使い方・例文

「come from」の使い方
「come from」は、人の生まれ出身以外に、特定の事象物事由来原因食材産地といった様々なことを表現できる

「come from」の例文
Even if he says he comes from a good family, he doesn't take it seriously and is kind to everyone, so he is liked by those around him.
彼は家柄良いと言ってもそれを鼻にかけることはせず、どんな人に対して親切なので周り好かれている。

Incidents such as robbery, fraud, and theft are sometimes come from poverty, so it is necessary not only to strengthen security measures, but also to take measures from the perspective of welfare.
強盗詐欺窃盗といった事件貧困に由来することもあり、単に治安対策強化するだけでなく、福祉の面からの対策も必要である。

Although he comes from a distant country, he studied language and culture at a Japanese language school and seems to have already adjusted to life in Japan.
彼は遠く離れた国の出身であるが、日本語学校言葉文化勉強し、すでに日本での生活順応しているようだ

False rumors can come from the wrong sources, so we always have to judge for ourselves if the information is correct.
根も葉もないうわさは間違った情報源から生まれるため、私たちは常に情報正しかどうか自分判断しなければならい。

comefrom文

(COMEFROM から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 06:49 UTC 版)

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プログラミング言語におけるcomefrom文(カムフロム文、: comefrom statement)とは、コード内の任意のポイント(専らラベルで指定される)からcomefrom文が記載された場所へ制御がジャンプ(移動)するという制御構造のひとつである「」である。goto文とほぼ反対の働きをするものであり、元々は冗談として提唱されたものだったが、一部のプログラミング言語で実際に実装されている。gotogo toとも書かれるように、comefromcome fromとも書かれる。

概要

コード内の移動元のポイントは、通常comefrom引数として指定される。指定されたポイントで移動が発生するかどうかは、使用される言語によって異なる。同じ移動元を指定するcomefrom文が複数ある場合、言語によって、そのようなcomefromは無効となるもの、非決定的となるもの、定義済みの優先順位で実行されるものや、INTERCALのような並列計算もしくは並行計算が行われるものがある。

comefrom文の簡単な例"comefrom x"で説明する。この文は、トラップドアとして機能するラベル x と対になって使用される。このラベルは、対応するcomefrom文の近くに物理的に配置する必要はない。コードの実行がラベルに達すると、対応するcomefrom文に制御が移動する。if文の中にラベルがある場合は、goto文の場合と同様に、if文の条件が満たされた場合のみ移動が行われる。goto文がコードのローカル構造のみに依存するのに対し、comefrom文はグローバル構造に依存する。goto文の場合はgoto文のある行に到達すると無条件に制御が移動するが、comefrom文は、ラベルのあるスコープ内にcomefrom文があるか確認し、条件がヒットしたかどうかを確認するために、プログラムまたはスコープ全体をスキャンする必要がある。これにより、デバッグ(およびプログラムの制御フローの理解)が非常に困難になる。これは、問題の行やラベルの近くに制御のジャンプ先を示すものがなく、その行またはラベルを参照しているcomefrom文をプログラム全体から探す必要があるためである。

Python gotoモジュールでは、デバッガフックを使用してcomefrom文を実装できる[1]後述)。また、Linuxカーネルの構成オプション CONFIG_JUMP_LABEL で使用されるgcc機能"asm goto"でも実装できる。 no-opの場所は保存されており、no-opの後に命令に戻る実行可能フラグメントへのジャンプに置き換えられる。

歴史

comefromは、冗談のアセンブリ言語の命令'CMFRM'として現れたのが最初である。これは、1973年に『データメーション英語版』誌に掲載された、R・ローレンス・クラークによるエドガー・ダイクストラの文書「Go To Statement Considered Harmful英語版(Go to 文は有害と考えられる)」に反応した記事にて詳しく説明されていたものである[2]

comefrom文は最終的に、難解プログラミング言語の1つであるINTERCALの変種であるC-INTERCALに、さらに曖昧な'computed comefrom'(計算されたcomefrom)とともに実装された。また、Fortranに、既存のdo文を補完するための'assigned COME FROM'と'DONT'を追加する提案もあった[3]

2004年4月1日、Richie Hindleが、Python用のGOTOCOMEFROMの実装を公開した[1]エイプリルフールに公開されたものであり、真面目に使用することを意図したものではないが、構文は正当であり、実装は完全に機能する。

実用的な用途

BASIC

以下は、"GOTO"の代わりに"COMEFROM"を使用した架空のBASIC方言のプログラムの例である。

10 COMEFROM 40
20 INPUT "WHAT IS YOUR NAME? "; A$
30 PRINT "HELLO, "; A$
40 REM

このプログラムは、ユーザに名前を質問し、入力された名前に対し挨拶をするという動作を繰り返す。行40の命令"REM"は、単なるNOP(この場合はコメント)である。行10の"COMEFROM"文は、その内容に関係なく、実行が行40に達するとこの行に戻る。

Python

以下に、joke gotoモジュールがインストールされたPythonでの完全に実行可能な例(デバッガフックを使用してプログラムの実行を制御する)を示す。

from goto import comefrom, label

comefrom .repeat
name = raw_input('What is your name? ')
if name:
    print("Hello", name)
    label .repeat
print("Goodbye!")

Ruby

以下に、Intercal comefrom文のRubyでの実装を示す。

$come_from_labels = {}

def label(l)
  if $come_from_labels[l]
    $come_from_labels[l].call
  end
end

def come_from(l)
  callcc do |block|
    $come_from_labels[l] = block
  end
end

OS/360 Fortran G

OS/360のFortran Gコンパイラには、デバッグパケット機能がある。その"AT"文は、制御フローをデバッグブロックに渡すという点でcomefrom文に似ている。ブレークポイントは一般的に似ている[4]

  • 例1:SOLON、GFAR、EWELLの値は、文10の完了時に検査される。AT文は文11を示す。
      INTEGER SOLON, GFAR, EWELL
         .
         .
         .
10    SOLON = GFAR * SQRT(FLOAT(EWELL))
11    IF (SOLON) 40, 50, 60
         .
         .
         .
      DEBUG UNIT(3)
      AT 11
      DISPLAY GFAR, SOLON, EWELL
      END
  • 例2:文35が検出されると、STOCKの全ての値が表示される。
      DIMENSION STOCK(1000),OUT(1000)
         .
         .
         .
      DO 30 I=1, 1000
25    STOCK(I)=STOCK(I) - OUT(I)
30    CONTINUE
35    A = B + C
         .
         .
         .
      DEBUG UNIT(3)
      AT 35
      DISPLAY STOCK
      END
  • 例3:トレースは文10で始まり、ループの実行中に文20でトレースが停止し、ループの後に再開する。文30が実行される直前にトレースが停止する。
10    A = 1.5
12    L = 1
15    B = A + 1.5
20    DO 22 I = 1,5
         .
         .
         .
22    CONTINUE
25    C = B + 3.16
30    D = C/2
      STOP
         .
         .
         .
      DEBUG UNIT(3), TRACE
C     DEBUG PACKET NUMBER 1
      AT 10
      TRACE ON
C     DEBUG PACKET NUMBER 2
      AT 20
      TRACE OFF
      DO 35 I = 1,3
         .
         .
         .
35    CONTINUE
      TRACE ON
C     DEBUG PACKET NUMBER 3
      AT 30
      TRACE OFF
      END

関連項目

  • F・X・レイド英語版 (F. X. Reid) - comefrom文の意味論の専門家[5]
  • 遠隔作用 (プログラミング)英語版
  • INTERCAL

comefrom文に類似した概念

脚注

  1. ^ a b Hindle, Richie (1 April 2004), goto for Python, Entrian, http://entrian.com/goto/ .
  2. ^ Clarke, Lawrence, “We don't know where to GOTO if we don't know where we've COME FROM. This linguistic innovation lives up to all expectations.”, Datamation, http://www.fortran.com/fortran/come_from.html 2004年9月24日閲覧。 
  3. ^ Modell, Howard; Slater, William (April 1978). “Structured programming considered harmful”. ACM SIGPLAN Notices 13 (4): 76–79. doi:10.1145/953411.953418. http://www.modell.com/Magery/SPharmful.html 2014年7月18日閲覧。. 
  4. ^ IBM System/360 and System/370 Fortran IV Language, GC28-6515-10, May 1974
  5. ^ F. X. Reid, On the Formal Semantics of the COMEFROM Statement. FACS FACTS, Issue 2006-1, pages 18–20, March 2006.

外部リンク


COMEFROM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/23 09:22 UTC 版)

制御構造」の記事における「COMEFROM」の解説

詳細は「comefrom文」を参照 Datamation誌(1973年12月)に掲載され記事で、R. Lawrence ClarkCOME FROM 文提案し面白い例をいくつか提示した。それ自体は「GO TO論争寄与する」と称したジョークであるが、ジャーゴンファイル記事指摘しているように、たとえばFortranDO文は「そこで指定した行番号のある行からそこに飛ぶ」という一種のCOMEFROMであることなど、制御構造問題面白視点与えるものではある。setjmp/longjmpと関連させた指摘もある。 COMEFROM文INTERCALという難解プログラミング言語実装された(INTERCAL実装者ジャーゴンファイル編集者でもある)。

※この「COMEFROM」の解説は、「制御構造」の解説の一部です。
「COMEFROM」を含む「制御構造」の記事については、「制御構造」の概要を参照ください。

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