AC'97
読み方:エーシーきゅうじゅうなな
AC'97とは、パソコンのサウンド機能に関するハードウェア規格のことである。
AC'97は、最大で48kHz(20ビット)6チャンネルのデジタル音声信号が出力可能であり、用途に応じてBasic(ステレオ)、Delux(4チャンネル)、Audiophile(6チャンネル)の3種類を規定している。
AC'97は、1996年にIntelが提唱し、Analog Devices、Creative Labs、National Semiconductor、ヤマハの参画で1997年に策定された。その後はパソコンのマザーボード内蔵サウンド機能やサウンドカードにおいて、事実上の標準仕様となった。
2004年にはAC'97の後継規格としてIntel HD Audioが策定され、2011年1月現在ではパソコンのサウンド機能の大半がこのIntel HD Audio対応となっている。
ガジェット: | USB Kill Wake Up on Ring WikiReader |
拡張カード: | AC'97 アダプタ アドオンボード エッジコネクタ |
Audio Codec 97
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/19 20:17 UTC 版)

Audio Codec 97(オーディオコーデック 97)は1996年にインテルが提唱したサウンドインターフェースの標準規格である。96年に最初のRev. 1.0が発表され以降改定を重ねており、Rev. 2.3が最新版となっている。2004年に発表されたHigh Definition Audioが後継規格となっている。なお一般にはAC'97と略称されることが多い。本項でも以下ではAC'97と呼称する。
概要
従来はワンチップ構成されることも多かったサウンドデバイスを論理コントローラとアナログコーデックに分離し、高音質化と柔軟性を確保している。また論理コントローラ部をソフトウェア処理させることでサウンドシステムの価格低下も実現する。論理コントローラとアナログコーデックはそれぞれに役割が定められており、5線の双方向シリアルインターフェイスであるAC-LINKで接続される。ハードウェアの電気的仕様に加え、扱うべきサンプリング周波数・入出力チャンネル数なども規格として定められており、互換性の確保が図られている。
AC'97規格の特徴
- AC-LINKにより論理コントローラとアナログコーデックをリンク
- 20bit/96kHzまでの2chステレオ入出力に対応
- 20bit/48KHzまで8(7.1)chサラウンド出力に対応
- モノラルマイク入力に対応
- データおよび音声一系統ずつのモデム機能
- S/PDIF準拠デジタル入出力に対応
なお、機能のサポートはAC'97規格のリビジョンおよび製品の実装に依存する。
論理コントローラの主な機能
アナログコーデックの主な機能
- アナログ→デジタル変換
- デジタル→アナログ変換
- アナログソースミキシング
「AC'97」と「オンボードサウンド」

(オンキヨー SE-80PCI)
AC'97の普及と同時期にオンボードサウンドと呼ばれるマザーボードに実装するサウンド機能の普及も進んだため、「AC'97」がオンボードサウンド機能の代名詞のように扱われることも多い。しかし前述のように本来、AC'97 = Audio Codec '97はインターフェースに関する規格であり、スタンドアローンのサウンドカードでもPCI世代以降はAC'97準拠のものが多く、それらは「サウンドチップ」と呼ばれる論理コントローラと汎用のAC'97アナログコーデックを組み合わせた構成となっている。
問題点と後継規格
![]() | この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
1999年に登場したIntel810チップセットで採用されたICH以降、一般的なPC用チップセットのサウスブリッジにはAC'97準拠の論理コントローラが統合されていた。そのため、当時のPCのサウンド機能は、サウスブリッジの論理コントローラとマザーボード上のアナログコーデックチップで実現している場合が多かった。安価かつ実装面積が少ないというメリットがある反面、AC'97で定められているサンプリングレートではDVD-Audioなどの高音質フォーマットに十分対応できないという問題があった。
2004年、AC'97の問題点に対応するための後継規格としてインテルはHigh Definition Audio(HD Audio)規格を発表した。2006年頃までには新規に出荷されるシステムの大半はHD Audio準拠サウンド機能に置き換えられたが、旧式チップを使用した廉価システムなどではAC'97も依然使用されていた。
AC'97規格準拠アナログコーデックチップの主なメーカー
- Analog Devices
- Avance Logic(AC'97コーデック事業はRealtekが買収)
- C-Media Electronics
- National Semiconductor
- Realtek Semiconductor
- Sigmatel→IDT
- VIA Technologies
- YAMAHA LSI
- 旭化成エレクトロニクス(旧旭化成マイクロシステム)
関連項目
「Audio Codec 97」の例文・使い方・用例・文例
- 「生年月日はいつですか」「1970年2月20日です」
- 私は1979年10月22日に東京で生まれました
- その会社は欠陥を検査するために1997年製の車をすべて回収した
- 祖父は1997年に死んだ
- 彼は1972年の2月20日生まれです
- 1971年の春に
- 1970 年代初頭以来、独特の皮肉精神を持つRollinsは、近代化によってもたらされた複雑な社会を風刺した、印象的な作品を立て続けに発表している。
- ブラックスプロイテーション映画は1970年代に都会の黒人観客を引き付けるために制作された。
- 台風の中心気圧は970ミリバールだった。
- 各人に付与される基礎年金番号は1997年1月から導入された。
- 1970年代までは額面発行をする企業が多かった。
- ソニーは1997年に日本で初めて執行役員制度を導入した。
- 消費生活用製品安全法は1973年に制定された。
- 彼は1970年3月31日に生まれました。
- 1976年に新しい共和国が生まれた.
- 賃金および物価の統制は 1975 年から施行されている.
- 1970年代にウーマンリブが始まった.
- 1978 年の推定ではその地方の人口は約 30 万人とされている.
- 日本でも 1970 年代の始めにミニスカートがはやり出した.
- 沖縄の施政権は 1972 年に返還された.
固有名詞の分類
- Audio_Codec_97のページへのリンク