問題点と後継規格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 07:24 UTC 版)
「Audio Codec 97」の記事における「問題点と後継規格」の解説
1999年に登場したIntel810チップセットで採用されたICH以降、一般的なPC用チップセットのサウスブリッジにはAC'97準拠の論理コントローラが統合されていた。そのため、当時のPCのサウンド機能は、サウスブリッジの論理コントローラとマザーボード上のアナログコーデックチップで実現している場合が多かった。安価かつ実装面積が少ないというメリットがある反面、AC'97で定められているサンプリングレートではDVD-Audioなどの高音質フォーマットに十分対応できないという問題があった。 2004年、AC'97の問題点に対応するための後継規格としてインテルはHigh Definition Audio(HD Audio)規格を発表した。2006年頃までには新規に出荷されるシステムの大半はHD Audio準拠サウンド機能に置き換えられたが、旧式チップを使用した廉価システムなどではAC'97も依然使用されていた。
※この「問題点と後継規格」の解説は、「Audio Codec 97」の解説の一部です。
「問題点と後継規格」を含む「Audio Codec 97」の記事については、「Audio Codec 97」の概要を参照ください。
- 問題点と後継規格のページへのリンク