2006 FIFAワールドカップ・予選とは? わかりやすく解説

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2006 FIFAワールドカップ・予選

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 07:32 UTC 版)

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2006 FIFAワールドカップ・予選
大会概要
日程 2003年9月6日 - 2005年11月16日
チーム数 197 (6連盟)
大会統計
試合数 847試合
ゴール数 2464点
(1試合平均 2.91点)
得点王 ハレド・ボルヘッティ
(14点)
2002
2010

2006 FIFAワールドカップ予選には、205のFIFA加盟国のうちジブチプエルトリコブータンブルネイカンボジアフィリピンコモロミャンマー(除外処分)を除く197の国・地域がエントリー(開催国ドイツを含む)し、その後グアムネパール中央アフリカが棄権し194の国・地域が参加した。 1次予選の組み合わせ抽選は2003年12月5日ドイツフランクフルトで行われ、2004年1月から各地で1次予選が始まり、2005年11月に出場32か国が出揃った。

前回大会(2002年の日韓大会)までは、大会開催国(日韓大会では日本と韓国)及び、前回大会優勝国(日韓大会では1998年のフランス大会のフランス)に予選免除の特別出場枠が与えられていたが、予選免除に伴うデメリットの懸念や予選枠拡大を理由として、今大会からは前回大会優勝国の予選免除出場枠が廃止となった。このため、前回大会(2002年日韓大会)優勝国ブラジルも予選から参加することとなった。

また、今大会の予選で勝ち点が並んだ場合は得失点差ではなく、当該チームの直接対決で上回ったほうが上位になることになった。これが適用されたのがアフリカ予選グループ4で、アンゴラとナイジェリアが勝ち点が並び、得失点差はナイジェリアの方が上回っていたが、直接対決がアンゴラの1勝1分だったため、アンゴラが本大会出場権を獲得した。

当初は36チームへの拡大も検討されたが、財政や健康面の問題などで頓挫した。また、当初あったオセアニアへの1枠も返上された。

出場枠

欧州
(UEFA)
南米
(CONMEBOL)
北中米カリブ海
(CONCACAF)
アフリカ
(CAF)
アジア
(AFC)
オセアニア
(OFC)
合計
本大会
出場枠
14 4.5 3.5 5 4.5 0.5 32

各大陸予選

ヨーロッパ予選

UEFA出場枠 : 13 + ドイツ(開催国)

  1. 51の国および地域が参加。8組(7チームの組が3つ、6チームの組が5つ)に分かれ、ホーム・アンド・アウェー方式の総当りリーグ戦で争う。各組の1位および、2位のうち勝ち点の多い2チームが(ワイルドカードとして)本大会に出場。なお7チームの組では最下位チームとの対戦成績は考慮されず、最下位チームを除いた残り5チームとの対戦成績で計算される。
  2. 各組の2位のうち残りの6チームはホーム・アンド・アウェー方式のプレーオフにまわり、勝った国が本大会に出場。
  • 予選突破チーム
グループ1 - オランダ
グループ2 - ウクライナ
グループ3 - ポルトガル
グループ4 - フランス
グループ5 - イタリア
グループ6 - イングランド
グループ7 - セルビア・モンテネグロ
グループ8 - クロアチア
ワイルドカード - スウェーデン,ポーランド
プレーオフ - チェコ,スペイン,スイス

南米予選

CONMEBOL出場枠 : 4.5

組み合わせ抽選より前の2003年9月6日から開幕。
  1. 10か国が参加、ホーム・アンド・アウェー方式の総当りリーグ戦で争われ、上位4か国が本大会に出場。
  2. 予選5位はオセアニア予選の勝者とプレーオフを行い、勝った場合にのみ本大会に出場。
  • 予選突破チーム
1位 - ブラジル
2位 - アルゼンチン
3位 - エクアドル
4位 - パラグアイ
  • 大陸間プレーオフ進出チーム
5位 - ウルグアイ

北中米カリブ海予選

CONCACAF出場枠 : 3.5

  1. 1次予選は、参加した34の国と地域のうち、20チームが10組に分れ対戦。勝者10チームと残り14チームの計24チームが12組に分かれて対戦し、勝者12チームが2次予選進出。
  2. 2次予選は、1次予選を勝ち上がった12チームが3組に分れ1回総当りリーグ戦で争われ、各組上位2チームの計6チームが最終予選に進出。
  3. 最終予選は、2次予選を勝ち上がった6チームがホーム・アンド・アウェー方式の総当りリーグ戦で争い、上位3チームが本大会出場。
  4. 最終予選4位はアジア予選5位とプレーオフを行い、勝った場合にのみ本大会に出場。
  • 予選突破チーム
1位 - アメリカ
2位 - メキシコ
3位 - コスタリカ
  • 大陸間プレーオフ進出チーム
4位 - トリニダード・トバゴ

アフリカ予選

CAF出場枠 : 5

  1. 1次予選は、参加51か国のうち、42か国が2003年10月から11月にかけてホーム・アンド・アウェー方式で争い、勝者が最終予選に進出。
  2. 最終予選は、1次予選で勝ちあがった21か国と、免除された9か国(2002年大会出場5か国と、2003年6月25日発表FIFAランキングの上記5か国を除いた上位4か国のモロッコ・エジプト・コートジボワール・コンゴ民主共和国)を合わせた30か国が6か国ずつ5組に分かれて行い、各組1位が本大会出場。
  • 予選突破チーム
グループ1 - トーゴ
グループ2 - ガーナ
グループ3 - コートジボワール
グループ4 - アンゴラ
グループ5 - チュニジア

アジア予選

AFC出場枠 : 4.5

  1. 予選に参加した39の国と地域のうち、2003年10月22日発表のFIFAランキング下位14の国と地域が、2003年11月下旬から12月初旬にかけてホーム・アンド・アウェー方式の予備予選を行い、勝った7チームが1次予選進出。
  2. 1次予選は、予備予選で勝ちあがった7チームに加え、FIFAランキング上位25の国とを加えた32チームが4チームずつの8組に分かれて行い、上位1位が最終予選に進出。
  3. 最終予選は、1次予選で勝ちあがった8チームが4チームずつのA組・B組の2組に分かれて行い、両組2位までが本大会に出場。
  4. 最終予選両組の3位はホーム・アンド・アウェー方式の5位決定戦を行う。勝者は北中米カリブ海予選4位とプレーオフを行い、勝った場合にのみ本大会に出場。
  • 予選突破チーム
グループA - 1位:サウジアラビア , 2位:韓国
グループB - 1位:日本 , 2位:イラン
  • 大陸間プレーオフ進出チーム
グループB・3位 - バーレーン

オセアニア予選

OFC出場枠 : 0.5

  1. 1次予選は、オーストラリアとニュージーランドを除く10の国と地域が5チームずつの2組に分かれて行い、各組上位2チームが2次予選に進出。
  2. 2次予選は、1次予選を勝ち上がった4チームにオーストラリアとニュージーランドを加えて行い、上位2チームがオセアニア首位決定戦に進出。
  3. オセアニア首位決定戦最終予選)は、ホーム・アンド・アウェー方式で争う。勝者は南米予選5位とプレーオフを行い、勝った場合にのみ本大会に出場。
  • 大陸間プレーオフ進出チーム
1位 - オーストラリア

大陸間プレーオフ

大陸間プレーオフはホーム・アンド・アウェー方式で行ない、勝ち点の多いチームが本大会へ出場する。勝ち点が同数の場合総得点で、総得点も同数の場合アウェーゴールの数で決める。

CONMEBOL/OFC




オーストラリアが出場権を獲得。

CONCACAF/AFC




トリニダード・トバゴが出場権を獲得。

本大会出場チーム

2006 FIFAワールドカップの出場チーム
チーム 出場回数 連続出場回数 前回出場年
アンゴラ 1 1 -
アルゼンチン 14 9 2002
オーストラリア 2 1 1974
ブラジル 18 18 2002
コスタリカ 3 2 2002
コートジボワール 1 1 -
クロアチア 3 3 2002
チェコ 9[1] 1 1990
エクアドル 2 2 2002
イングランド 12 3 2002
フランス 12 3 2002
ドイツ 16[2] 14[2] 2002
ガーナ 1 1 -
イラン 3 1 1998
イタリア 16 12 2002
日本 3 3 2002
韓国 7 6 2002
メキシコ 13 4 2002
オランダ 8 1 1998
パラグアイ 7 3 2002
ポーランド 7 2 2002
ポルトガル 4 2 2002
サウジアラビア 4 4 2002
セルビア・モンテネグロ 10[3] 1 1998
スペイン 12 8 2002
スウェーデン 11 2 2002
スイス 8 1 1994
トーゴ 1 1 -
トリニダード・トバゴ 1 1 -
チュニジア 4 3 2002
ウクライナ 1 1 -
アメリカ合衆国 8 5 2002

脚注

  1. ^ 1934年~1990年のチェコスロバキア時代も含む。
  2. ^ a b 1934年~1990年の西ドイツ時代も含む。
  3. ^ 1930年~1998年のユーゴスラビア時代も含む。

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