2006年以降-昭和火口活動期とは? わかりやすく解説

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2006年以降-昭和火口活動期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 16:24 UTC 版)

桜島」の記事における「2006年以降-昭和火口活動期」の解説

2006年6月4日昭和噴火火口跡付近において小規模な噴火発生以降昭和火口中心となって爆発回数が再び増加転じた2009年以降活動活発化傾向は特に著しく観測所において爆発的噴火記録され噴火2009年548回、2010年896回、2011年996回、2012年は885回と、これまで観測され記録の上位4位までを占める形となっている。また、2012年1月には月初来の噴火回数で、2011年9月記録した月間最多記録141回をわずか22日にして更新し最終的に172回の記録残した。そして、その4ヶ月後の同2012年5月1955年観測開始以降最速年間記録500回を記録している。この、2006年から2012年の間において、従来記録大きく上回る爆発的噴火影響により、昭和火口大きさ2006年11月時点よりも約2.5倍の大きさ広がった2010年には、1914年大正大噴火下がった地盤1.5 mのうち9割が回復したとされた。これは桜島のすぐ北の鹿児島湾地下10 kmにあると考えられているマグマ溜りから毎年0.01 km3供給があるとためだと考えられており、万一噴火フェイズ溶岩流流出を伴うものへと移行した場合大正噴火時に噴出した溶岩量と同程度噴出発生する可能性懸念された。2020年には大正噴火以前レベルにまで回復するとの研究2013年発表されている。 2011年12月2日1851分に、1955年観測開始からの爆発的噴火回数通算1万回を記録した。その19分後には1万1回目噴火起こした2013年8月18日16時31分昭和火口爆発的な噴火発生噴煙の高さは2006年からの昭和火口活動再開して以来最も高い5000 mまで達したまた、この噴火に伴い九州全土伝播する周期5秒以上の長周期地震波が基盤的地震観測網 (Hi-net, F-net) で観測された。火砕流も約1kmわたって観測された。なお同年9月にも上空4000mに達す噴煙を伴う噴火起きており、翌10月火山噴火予知連絡会では北海道大学により火道角礫確認された事が報告され火道拡大している可能性指摘されている。 2015年8月15日午前7時ごろから桜島南岳直下約2.5km付近震央とする火山性地震急増する同時に昭和火口付近中心に東西に5~10cm相対的に離れる地殻変動観測された。この観測結果から気象庁同日午前10時15分桜島噴火警戒レベルを4に引き上げた。しかしその後噴火発生せず17日後の9月1日警戒レベルは3に引き下げられた。このイベントマグマ貫入による矩形開口断層活動推定されており、マグマ火道到達しなかったため噴火には至らなかったと考えられている。 2020年6月4日午前2時59分に南岳山頂火口起きた噴火では、1955年10月観測開始以降で最高高度の、火口から7850-9570mの噴煙観測した。この噴火では火口から南南西3km地点で、火山弾による直径6m・深さ2mクレーター形成されており、噴火警戒レベル5当のイベントであったことが指摘されている。 2014年12月8日1344分(JST)昭和火口噴火連続写真有村溶岩展望所より撮影) .mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}} 噴火直前134324噴火直後1344181344281344381344461345分001345分26

※この「2006年以降-昭和火口活動期」の解説は、「桜島」の解説の一部です。
「2006年以降-昭和火口活動期」を含む「桜島」の記事については、「桜島」の概要を参照ください。

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