ヌードとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 工芸 > > ヌードの意味・解説 

nude

別表記:ヌード、裸

nudeの基本的な意味と使い方

nudeとは「裸」「何も付けてない」といった意味の英語表現語源ラテン語むき出し・裸などを意味する「nudus」だとされる形容詞として使われる場合は、家などで飾り気がないといった意味でも用いられる他、「nude nutハゲ頭)」「nude eye shadow(肌色に近いアイシャドー)」といった具合に、単に裸体という意味よりは、やや広い意味で用いられることが多い。また名詞として「nude」が使われる場合通常は「裸体」「裸の写真」「エロ画像」に近いニュアンス使われることが多い。

nudeの発音

nudeの発音記号は、アメリカ英語では/núːd/という風に「ヌード」に近い発音であるが、イギリス英語では/njúːd/と言う風にニュード」に近い発音となる。

nudeの度合いと用例・例文

完全に素っ裸ということではなく部分的に下着なりを身に着けている場合は「partially nude(部分的に裸)」という表現用いる。これに対して、完全な素っ裸であることを表したい場合は「perfectly nude(完全な裸)」という表現用いられる。なお、この用法場合、nudeは名詞であるため、「裸の人」「裸の人の写真画像」であることが意味として含まれるが、逆に「nude body(直訳すると裸の体)」という風に形容詞としてわざわざ「body(体)」という名詞形容している場合には、犯罪現場などでしばしばしみられる全裸死体」を表している場合もあるため、前後文脈によって注意が必要である。このため〇〇さんの裸」という風に特定の人の裸を指す場合は「russian nude(ロシア人のヌード)」「Ana de Armas nude(アナ・デ・アルマスのヌード)」という具合表現すれば良く、わざわざ「body(体)」という表現入れる必要はない。ただし、ヌードの動画ではなく、ヌード画像意図的に探している/表現したい場合は「nude photography(ヌード画像)」といった具合明示的に表現が必要である。

ヌード【nude】

読み方:ぬーど

裸。裸体

絵画・写真彫刻などの裸体像。裸像。「—モデル


ヌード(N〓ud)

読み方:ぬーど

  1. 〔仏〕〓子隠語
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

ヌード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/03 16:47 UTC 版)

ヌード: Nude)は、人間のを意味する英単語である。

9月の朝(1912年頃)

概要

ジャン=レオン・ジェローム画
アレオパゴス会議の前でのフリュネ(Phryné devant l'Areopage)』(1861年)

ヌード(芸術)は、裸体を題材として「ヌード写真」「ヌードシーン」などのように、絵画彫刻写真映画といった創作物で使用される。ヌード写真は、医学のテキストや科学的記事など、真面目な媒体で使用されることもある[1]

絵画による裸婦の表現例
写真集としてのヌード

分類は複数あり、 芸術分野では、ヌード(観賞用の裸体)、ネイキッド(むき出しの裸体)、フレッシュ(肉の塊としての裸体)などの分類がある[2]。芸術で扱われるヌードには性器の描写も体の一部として行われるが、女性の場合、陰裂小陰唇を省略した股間、男性の場合、陰茎が描かれても、亀頭が露出した露茎の描写は避けられることが多い。

歴史

ダビデ像

古代から裸婦は豊かさと芳醇の象徴と見られる傾向にあった[3]。中世から19世紀のある時期まで、絵画におけるヌードは、神話に題材を取った女神の裸体などの宗教的な絵画表現の場合に限定して認められていた。

その後ヌードはモダニズムの考えによって変化していった。 古代ギリシアの実在の女性とされる「フリュネ」は後の画家や彫刻家の創造力を刺激し、多くの作品をもたらした。またフリュネは1953年の映画『Frine cortigiana d'Oriente』にも登場している。理想化された裸体は、エゴン・シーレ[4]の作品のように、個人的な観点で描かれた女性に置き換えられた。パブロ・ピカソ、ムンク、マティス、モディリアニ、ルソーらの画家、ガストン・ラシェーズアリスティド・マイヨールらの彫刻家は新しい裸婦像を創造した。

理想化された裸体は、エゴン・シーレ[4]の作品のように、個人的な観点で描かれた女性に置き換えられた。パブロ・ピカソ、ムンク、マティス、モディリアニ、ルソーらの画家、ガストン・ラシェーズアリスティド・マイヨールらの彫刻家は新しい裸婦像を創造した。

シルヴィア・スレイ[5]は、1970年代に女性だけでなく、男性もヌード・モデルとして起用した。76年の「田園の合奏」では、裸体女性と裸体男性の両方が描かれている。ルシアン・フロイドは、「スクール・オブ・ロンドン」として知られるようになったフランシス・ベーコンを含む少数の画家の一人であった。1970年代に比喩的な美術の仕事をしたが、それは非現実的かつ抽象的だった。しかし、彼の画家人生の後半には、作品において肥満モデルを扱い、ポストモダン時代の象徴となり、理想化の痕跡のない人体を描いた。

日本のヌードの歴史

明治時代から昭和の戦前までは、日本で公共の場に設置されるヌード彫刻や銅像はタブーとされてきたが、戦後の1951年、東京の三宅坂に初めて女性の裸婦像(平和の群像)が設置された。以降、第二次世界大戦以前に金属供出で減少した銅像を埋める存在として、女性の裸体像が増加していった。このため男性の裸体像よりも女性の裸体像が多い状況が生み出された[6]。しかし21世紀の日本では、裸婦像を公共の場から撤去する動きも見られている[7]

出典

  1. ^ Scientific Photographer”. 2020年7月3日閲覧。
  2. ^ 「アート系映画徹底攻略」p.22、フィルムアート社
  3. ^ Alan F. Dixson; Barnaby J. Dixson (2011). “Venus Figurines of the European Paleolithic: Symbols of Fertility or Attractiveness?”. Journal of Anthropology 2011: 1–11. doi:10.1155/2011/569120. 
  4. ^ a b http://www.egon-schiele.net/
  5. ^ http://www.sylviasleigh.com/
  6. ^ 街のモニュメントなぜ女性の裸体?「公共の場にこれほど多いのは日本だけ」”. 神戸新聞NEXT (2021年5月2日). 2021年5月3日閲覧。
  7. ^ 裸婦像 再設置見送り方針”. 読売新聞 (2022年5月31日). 2022年6月1日閲覧。

関連項目


「ヌード」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



ヌードと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヌード」の関連用語

ヌードのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヌードのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヌード (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS