インディカ種
インディカ米
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/30 01:25 UTC 版)
インディカ米(インディカまい)は、イネの品種群の一つ。世界のコメ生産量の約8割を占める[1]。寒さに弱いため高温多湿な地域での栽培が適しており[1]、インド・東南アジア・中国南部などが主な産地である[2]。ジャポニカ米に比べ熱を加えても粘り気が少ない[1]。
注釈
- ^ 「自分は(中略)光沢のない飯を一口掻き込んだ。すると(中略)舌三寸の上だけへ魂が宿ったと思うくらいに変な味がした。飯とは無論受取れない。全く壁土である。この壁土が唾液に和けて、口いっぱいに広がった時の心持は云うに云われなかった。(中略)自分が南京米の味を知ったのは、生れてこれが始てである」[5]
- ^ 「食物はずいぶんひどい。飯は東京監獄は挽割麥だが、こちらは南京米だ。このごろ麦の値が高くなって、南京米の方が安く上るのだそうな。何にせよ味の悪いことは無類で、最初はほとんど呑み下すことが出来なんだ。(中略)聞くところによれば、この三度の菜の代が、今年の初めまでは平均一銭七厘であったが、戦争の開始以後は五厘を減じて一銭二厘となったとのこと」[9]
出典
- ^ a b c d "インディカ米". ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. コトバンクより2022年10月24日閲覧。
- ^ "インディカ米". 小学館「デジタル大辞泉」. コトバンクより2022年10月24日閲覧。
- ^ “第1回研究会の記録:タイ米”. 嗜好品文化研究会 (2010年6月5日). 2022年10月24日閲覧。
- ^ "南京米". 小学館「精選版 日本国語大辞典」. コトバンクより2022年10月24日閲覧。
- ^ 夏目漱石『坑夫』 1908年(明治41年)
- ^ 骨抜き勅令との批判も『東京日日新聞』昭和3年3月8日夕刊(『昭和ニュース事典第1巻 昭和元年-昭和3年』本編p165 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 制限令は米価のつり上げを招く『中外商業新報』昭和3年3月8日(『昭和ニュース事典第1巻 昭和元年-昭和3年』本編p163)
- ^ 外米を六割混入、三大都市で実施『東京朝日新聞』(昭和15年5月3日夕刊)『昭和ニュース辞典第7巻 昭和14年-昭和16年』p739 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
- ^ 堺利彦「獄中生活」
- ^ 農林水産省「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」2005年
- 1 インディカ米とは
- 2 インディカ米の概要
- 3 調理
- 4 脚注
インディカ種(インド型、長粒種、長粒米)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 02:45 UTC 版)
「米」の記事における「インディカ種(インド型、長粒種、長粒米)」の解説
粒形は長粒で加熱時の粘弾性(粘り)は小さい。世界的にはジャポニカ種よりもインディカ種の生産量が多い。主な調理法は煮る(湯取)。
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インディカ種(インド型、Oryza sativa subsp. indica)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 09:20 UTC 版)
「イネ」の記事における「インディカ種(インド型、Oryza sativa subsp. indica)」の解説
インド、スリランカ、台湾南部、中国南部、東南アジアなど熱帯・亜熱帯の地域で栽培されている。インディカ種(インド型)はジャポニカ種(日本型)以上に分化している。
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