黒ブドウ品種
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「カリフォルニアワイン」の記事における「黒ブドウ品種」の解説
1878年にソノマに植樹されたとするのが、カベルネ・ソーヴィニヨン種のもっとも古い記録である。19世紀末には品質を重視するワイナリーの主力品種となり、フィロキセラと禁酒法の影響でカベルネのブドウ畑はほぼ絶えたものの、1960年代以降に盛り返した。1961年にはわずか200ヘクタールだったが、1990年には13,300ヘクタール、2008年には30,000ヘクタールとなった。1999年のメルロー種の栽培面積は19,300ヘクタールであり、ピークの2007年には20,200ヘクタールにまで拡大していたが、映画『サイドウェイ』(2004年)の公開がメルロー種の人気に冷や水を浴びせ、2008年には19,100ヘクタールに減少した。1850年代に持ち込まれたジンファンデル種は成熟した際に糖度が高く、格好の低価格ワイン用品種となった。1980年代にピンク色のホワイト・ジンファンデルが流行し、現在では酒精強化ワインの素材にも使用されている。 上記の品種以外で重要な黒ブドウ品種には、バルベーラ種、カベルネ・フラン種、カリニャン種、グルナッシュ種、マルベック種、ムールヴェードル種、プティ・シラー(英語版)種、プティ・ヴェルド種、サンジョヴェーゼ種、タナ種がある。
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黒ブドウ品種
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「リベラ・デル・ドゥエロ (DO)」の記事における「黒ブドウ品種」の解説
リベラ・デル・ドゥエロでは圧倒的に黒ブドウ品種が多く栽培されている。主要品種はリオハ (DOC)と同じくテンプラニーリョ種であり、リベラ・デル・ドゥエロでは一般的にティント・フィノ種と呼ばれる。ティント・フィノ種はスペインの他の黒ブドウよりも数週間早く成熟する早生品種であり、成熟期が100日を超えることはないため、秋季に降水量が多いリベラ・デル・ドゥエロに適しているとされる。この品種はリオハ、ペネデス (DO)、ナバーラ (DO)など、スペイン北部の高品質ワイン産地に欠かせない品種となっている。 原産地呼称認定ワインにはティント・フィノ種を75%以上使用する規定(赤ワインの場合)がある。原産地呼称統制員会は、ガルナッチャ種、マルベック種、カベルネ・ソーヴィニヨン種、メルロー種、アルビーリョ種(唯一の白品種)をブレンドすることも認可している。ペスケラ社の「ティント・ペスケラ」はティント・フィノ種を100%使用して生産されたセパージュワイン(ヴァラエタル、単一品種醸造)である。ベガ・シシリア社は伝統的にティント・フィノ種をボルドー品種(メルロー種、カベルネ・ソーヴィニヨン種、マルベック種)などとブレンドさせていたため、この地域出身でないアレハンドロ・フェルナンデスのペスケラ社がティント・フィノ種のセパージュワインを初めて生産した際には多少の物議を醸した。
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黒ブドウ品種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 05:35 UTC 版)
アルゼンチンワインの生産量の約60%は赤ワインである。高温地域ではソフトで、タンニンに満ち、アルコール度数が高くなる。マルベック種の発祥地は南西フランスであり、AOCカオールではいまだに広く栽培され、ボルドーでも一定の存在感があるものの、マルベック種の名声の大部分はアルゼンチンワインによるものである。アルゼンチンで栽培されるマルベック種の果粒や果房はフランスのそれよりも小さい。マルベック種のワインは深い色合いとなり、ビロードのような舌触りと強烈な果実味を持つ。2003年時点でマルベック種の栽培面積は20,000ヘクタール(50,000エーカー)だった。[要出典] 国際品種のカベルネ・ソーヴィニヨン種もセパージュワイン用品種として人気を得ており、さらにマルベック種、メルロー種、シラー種、ピノ・ノワール種とのブレンド用にも用いられる。シラー種は着実に栽培面積を増加させており、1990年には700ヘクタール(1,730エーカー)だったが、2003年には10,000ヘクタール(24,710エーカー)にまで拡大した。特にサン・フアン州でシラー種が強く認識されている。テンプラニーリャ種にはしばしばカーボニック・マセレーションが行われ、ウコ・ヴァレーなどでは古樹が栽培されている。ボナルダ種は主にテーブルワインの生産に使用される。
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