白品種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 20:58 UTC 版)
「オーストラリアワイン」の記事における「白品種」の解説
白品種第1位のシャルドネ かつて第1位の白品種だったリースリング シャルドネ種は1833年にバズビーによってオーストラリアに持ち込まれたが、長らくの間ほとんど栽培されていなかった品種である。1970年代にハンター・ヴァレーでシャルドネ種のワインが生産され始めると、アメリカのカリフォルニア州同様に高級品種に成長した。オーストラリアにはシャルドネ種には樽熟成させないほうが適しているとする意見があり、ブルゴーニュ地方とは対照的にオーク樽で熟成されずに出荷されている。 リースリング種は白ブドウ品種として最大の栽培面積を有していたが、1990年代前半にシャルドネ種に抜かれ、その後セミヨン種とソーヴィニヨン・ブラン種にも抜かれている。リースリング種の産地としてはバロッサ・ヴァレーが知られており、この品種がオーストラリアにおける白ワインの消費拡大に貢献した。一般的には樽熟成させずに出荷される。 セミヨン種はかつてハンター・ヴァレーの白ワインの中心的品種であり、ハンター・リヴァー・リースリングという別名を持つ。ニューサウスウェールズ州ではセミヨン種から貴腐ワインが生産されている。 1970年代中頃にはソーヴィニヨン・ブラン種が栽培されはじめ、比較的冷涼な南オーストラリア州のアデレード・ヒルズやビクトリア州のヤラ・ヴァレーで栽培されている。
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