みやまの新月【ミヤマノシンゲツ】(観賞樹)
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登録番号 | 第12946号 |
登録年月日 | 2005年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | みやまの新月 よみ:ミヤマノシンゲツ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 高嶋輝光 | |
品種登録者の住所 | 福岡県久留米市山川追分二丁目2番5号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 高嶋輝光 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、ミヤマキリシマの無名白花品種に底白品種を交配して育成されものであり、花形は開いた漏斗形、花は鮮赤紫色に鮮紫ピンク色の底白が入る小輪で、鉢物向きの品種である。樹姿枝張りは半球状、樹高は矮性、2年枝の太さは細、色は赤褐、主枝の粗密は密である。春葉全体の形は狭倒卵形、先端の形は凸頭、葉脚は鋭脚、葉身長はかなり短、最大幅は狭、葉柄長はかなり短、新葉及び春葉表面の色は緑、斑入りは無、表面の光沢は無又は極弱、表面の毛じの色は白、葉の着生方向は斜め上向きである。花の向き姿勢はやや直立、つぼみの形は尖頭楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル、花冠の切れ込みは深い、花冠上半の形は半円形、下半の形は半楕円形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは中、縁の波形状は弱、花の直径は小、切開いた最大幅はやや狭、縦幅は短である。花色の発現は二色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方は底から円形に、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様は無、内側の主色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、副色は鮮紫ピンク(同8904)、花喉部のブロッチは無又は痕跡である。雄ずい及び雌ずいの型は花弁化しない、花柱及び柱頭の色は赤、がくの有無は有である。葉の持続性は半落葉、開花期の早晩はやや晩、四季咲性は無である。「みやま満月」と比較して、花の内側の主色が鮮赤紫であること、副色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和52年に育成者のほ場(福岡県久留米市)において、ミヤマキリシマの無名白花品種に底白品種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、60年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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