カスティーリャ=ラ・マンチャ地方
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「スペインワイン」の記事における「カスティーリャ=ラ・マンチャ地方」の解説
スペイン中央部のメセタにあるカスティーリャ=ラ・マンチャ地方は極度に乾燥した地域であり、2003年までは灌漑が禁止されていた。ラ・マンチャ (DO)のDO認定面積はスペイン最大の186,942ヘクタール(2006-07年)であり、オーストラリアのブドウ栽培面積すべてを合わせてもラ・マンチャには及ばない。広大なブドウ畑で安価な白ワインを生産する地域として知られていたが、近年にはバルデペーニャス (DO)(スペイン語版)を中心として、良質な国外品種への植え替えや畑の改良などが行われている。かつてはアイレン種を中心とする白ワインが生産量の9割を占めていたが、1990年代後半以降に急速に黒ブドウ品種への転換が進み、2005年までには総生産量の2/3が赤ワインとなった。安価なワインの生産地として知られていた一方で、グリニョン侯爵を中心として畑単位での高品質化の取り組みも行われており、スペイン初の畑限定原産地呼称(VP)認定畑はラ・マンチャ地方から認定された。
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