高機能モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/12 05:53 UTC 版)
HDLP-Sシリーズ HDLPシリーズの後継。 ラインナップは500GBに絞られていたが、2010年9月に1TBモデルが追加されている。 外出先からインターネット経由でアクセス可能な「Remote Link」機能をサポートした製品。 DLNA 1.5に対応したDLNAサーバー機能では、デジオンのメディアサーバーソフト「DiXiM Media Server 3」を採用。 「DiXiM Media Server 1」を採用した従来モデルと比較して、MPEG2-TS形式の動画やFLAC形式の音声コンテンツの配信に対応し、Windows 7環境では、製品添付のクライアントソフトとDLNAに対応した「Windows Media Player 12」を組み合わせて、本製品や自宅LAN内にあるDLNAサーバーに保存したコンテンツもインターネット経由で再生できるようになった。 「DTCP-IP」には非対応で、デジタル放送などの著作権保護されたコンテンツは利用できない。 他社製のNASにもあった、BitTorrentダウンロード機能も追加されている。 また、サイレックス・テクノロジーのUSB仮想化技術を利用し、本体USBポートにつないだUSB接続型の複合機などをLAN上で共有できる「net.USB」機能を新たに搭載しており、利用のためのクライアントは30日間の無料試用が可能になっている。 継続利用には、直販サイトにて980円で販売されるアクティベーションキーを購入する必要があるが、キャンペーンで、アンケート回答などによる無償配布も行っている事がある。 システムファイルがHDD上にあるのは従来機とおなじだが、共有領域がNTFSになっていること、ならびにUSB接続もされるため、システム領域が見えにくい形で実装されていることも特徴である。 LAN接続時には、NTFS固有のファイル属性、圧縮等は反映されず、それらの利用には注意が必要である。 HDL-Sシリーズ HDL-GSシリーズの後継。 外観は、HDL-GSとほぼ同じだが、LEDはUSBモードがあるため一色増え、側面パネルも白になった。 HDLP-Sシリーズとアップデートファイルは同一の物が配布され、外観こそ大きく異なるものの近い設計になっている。 メイン基板、金具などもHDL-GSと大きく異なる。 CPUはCORTINA ELCS3516C。メインメモリ64MB。 HDLP-Sの3.5インチ版。 容量は、500GB未満の物はラインナップから外れ、LiteEditionだった1.5TBモデルが、別型番では無くなっている。 HDL2-Sシリーズ HDL-Sシリーズの2台構成のモデル。 基本仕様はHDL-Sシリーズを受け継ぎ、RAID1と、スパンニングモードの構成が可能になったモデル。 HDL-Sシリーズが分解、交換を前提していないのに対し、Homeのように、故障時にユーザ側での交換が可能な構成になっている。 また、背面には空冷ファンが付き、HDL2-Gシリーズのようにファンレスではない。 HDL-A(H)シリーズ HDL-AHシリーズは、保証期間が長く設定され、有償保守サービス対象とした法人向けである点、Narsusサービス対応が、HDL-Aシリーズと異なる。 企業向けハイエンド機種を除き長らくそのままであったパフォーマンスを向上させた世代である。 後述のHDL2-Aシリーズと同等機能を持ち、搭載機能としても個人向けLANDISKシリーズの、レコーディングHDDを含む最上位機種に位置する。 HDL2-Aシリーズも含め、広告ではTimeMachine対応が機能としてうたわれているが、発売当初はAFP3.3には対応しておらず、仕様表の方ではMac OS X 10.5~10.6が対応OSと書かれ、Lionでの動作は消極的に対応外の記述がされていたが、2012年2月の1.02へのアップデートにより正式に対応した。 DTCP-IPへの対応に伴い、アップデートデータ、ならびにファイルシステムには暗号化が施されており、その内容を展開することは難しくなった。 2013年には希望小売価格をそのままに、1TBモデルをラインナップからはずし、Acronis True Image 2013を添付したADL-ASシリーズがリリースされたが、こちらに長期保証のついた法人モデルは無い。 HDL2-A(H)シリーズ HDL2-Sシリーズの後継機。 HDL2-AHシリーズは、保証期間が長く設定され、有償保守サービス対象とした法人向けモデル。 HDL2-Sと比較し、USBポートがひとつ追加され、ハードウェアの高速化によりHDL-Sシリーズと比較し、約4倍の転送速度となり、USB-HDDとしてのハイブリッド接続については廃止された。 また、リモートリンクの機能が更新され、対象にAndroidが追加された他、net.USBの機能が体験版ではなく正規版になっている。 SoCに88F6282、メインメモリは256MBを搭載。
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