類似の群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/13 00:25 UTC 版)
円柱状の総を単生し、有柄小穂と無柄小穂が対をなし、それが総の表面に張り付いている形になっている点で共通するのがウシノシッペイ属 Hemarthria であるが、この群では対をなす小穂はほぼ同型である点で異なっている。チャボウシノシッペイ属 Eremochloa もそれらの点では共通するが、この群では有柄小穂は柄を残してほぼ退化している。またこの群のものはごく小柄な多年草である。
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類似の群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 07:11 UTC 版)
カンスゲやヒメカンスゲ、ミヤマカンスゲはその近似種多数を含めて本群に似ているが、特にミヤマカンスゲは細長い雌小穂を付け、かなり似て見える。これらは常緑性で、大抵は本群より幅広くて硬い葉をつける。また本群のものが雌小穂を大抵は2つ、せいぜい3つ付けるのに対して、これらはもっと数多くの雌小穂を出すことが多い。同じ節に属するものにアオスゲやその近縁種群があるが、これらは遙かに小さいもので、小穂は花茎の先端近くに集中し、時に離れて基部からも出る。
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類似の群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/27 23:53 UTC 版)
同じように葉に2形を持つものにビカクシダ属 Platycerium があり、やはり空中へ伸びる葉に胞子嚢をつけ、根本に広がる葉に落ち葉を蓄える。その点では本属と似ているが、本属のものではどちらの葉もこの科本来の葉の形をある程度残しているのに対して、ビカクシダ属ではかなり独特の姿になっている。またカザリシダ属 Agraomorpha などでは葉に2形はないものの、胞子をつける葉の基部が横に広がって落ち葉を受ける構造となっており、同じような適応の方向を示すものとなっている。 ちなみに系統関係の面からは本属とビカクシダ属は縁が遠い。本属ともっとも近縁なのはカザリシダ属と考えられている。
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類似の群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/21 20:22 UTC 版)
「ディコトモクラディウム」の記事における「類似の群」の解説
本属に特によく似たものにイトエダカビ属 Chaetocladium がある。本属とは以下の点で共通の特徴を持っている。 無性生殖が単胞子性の小胞子嚢のみであり、大きな胞子嚢は作らないこと。 小胞子嚢を小さな頂嚢の表面に多数作ること。 胞子形成柄に側枝が出て、その側枝が繰り返し分枝し、その先端に一部は棘状突起、残りは小胞子嚢をつける頂嚢ができること。 このような点から両者はよく似ており、実際に現在は本属のものとされている D. hesseltinei は新種記載の時点ではこの属のものと判断されて C. hesseltinei と命名されていた。 しかし本属はこの属のものとは以下の点で異なっている。 胞子形成部の側枝の分枝の様子が異なる。イトエダカビ属では側枝は輪生状に出る。まず胞子形成柄のある位置から2本ないしそれ以上の数の枝が菌糸の周囲から外向けに伸び、またその先端より下の位置から側枝を輪生状に出し、これを数度繰り返し、最後にそれらの側枝の先端に多少膨らんだ頂嚢が生じて小胞子嚢を形成し、最後の側枝の先端は棘状突起になる。 本属では側枝は二叉分枝をする。側枝は10-15回、時にはそれ以上にわたって二又に分枝を繰り返し、次第に全体としてカーブを描き、その先端の方に小胞子嚢をつける頂嚢ができる。それによって胞子を形成する部分は内側に、棘状突起は外側に向かい、全体としては球状の胞子形成部になる。 接合胞子嚢についても若干の違いがある。 形態以外の性質として、イトエダカビ属のものは低温を好み、7℃でよく生育し、20℃を超えると著しく生育が阻害されるが、本属の種は7℃では生育がよくなく、18℃から30℃までの範囲でとてもよい発育を示す。 イトエダカビ属のものは他のケカビ類を宿主とする条件的寄生菌で、宿主の上に虫瘤状の構造を作ることが知られるが、本属のものは寄生性を示さない。
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類似の群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 15:47 UTC 版)
ヨーロッパのいわゆるヒースには本属の種の他によく似たギョリュウモドキ属 Calluna のものが一緒に生えている。単一の種ギョリュウモドキ C. vulgaris のみを含み、その形態は本属のものとよく似ている。そのために当初はこの属のものとして記載され、後に萼が花冠より目立つことなどの違いから別属となった。英語ではヘザー heather と呼ばれ、同じように親しまれる。
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類似の群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 09:22 UTC 版)
同じ科のハカマウラボシ属 Drynaria も葉に2形があって、その1つはやはり巣葉であり、ただしその形はカシの葉のような単葉で、本来の葉の形をしっかり残している。これが腐植を蓄え、単羽状に裂ける普通葉は、光合成と胞子形成を担う。胞子嚢群は丸く、主脈の両側に1列に並ぶ。台湾にはハカマウラボシ D. fortunei がありこれは近年に沖縄本島から発見された。この植物の根茎は樹皮を這い上るが、巣葉には柄が無く、根茎を覆うように広がって上に開き、ここに落葉を蓄える。ただしその量はさほど多くない。 同じくウラボシ科のカザリシダ属 Aglaomorpha では、葉に2形はないが、普通葉の基部が幅広く広がって半透明になっており、この部分が巣葉のような役割を果たす。この属ではカザリシダ A. coronans が南西諸島に分布するが、絶滅危惧となっている。 ハカマウラボシ属の一種 Drynaria rigidula立っている緑の葉が普通葉、根元の褐色のが巣葉 カザリシダ属の1種 Aglaomorpha novoguineensis ただしこれらの群と本属との系統関係は近くない。本属にもっとも近縁であるのはヒトツバ属 Pyrrosia であると考えられている。両属に共通する特徴としては、葉の表面に星状毛があることが挙げられる。
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