記載
新種記載
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2019年8月に国立科学博物館植物研究部の堤千絵、遊川知久および加藤雅啓(以下「堤千絵ら (2019)」という。)によって、国立科学博物館が刊行する「国立科学博物館研究報告B類(植物学)」 Bulletin of the National Museum of Nature and Science Series B (Botany) に論文が掲載され、新種として記載された。これまで、「スズムシソウ」「セイタカスズムシソウ」と呼ばれるものには、形態が異なる3タイプがあることが知られていた。しかし、「スズムシソウ- L. makinoana Schltr.」「セイタカスズムシソウ- L. japonica (Miq.) Maxim.」については、タイプ標本が行方不明で、分類が混乱していた。「スズムシソウ」に関しては、新たなタイプ標本を選定し新種 L. suzumushi とした。「セイタカスズムシソウ」に関しては、ネオタイプを選定し、L. japonica を L. makinoana とした。本種については、従来から「アキタスズムシ- Liparis. sp.」として「別のタイプ」として知られていたが、堤千絵ら (2019) の記載発表により新種とされた。
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新種記載
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2017年に門田裕一(国立科学博物館)によって、『植物研究雑誌』Vol.92、「アジア産トウヒレン属 (キク科) の分類学的研究 VIII. 本州産の3新種」において、サドヒゴタイ-Saussurea nakagawae、ヤマガタトウヒレン-Saussurea yamagataensisとともに新種として命名記載された。
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新種記載
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2017年8月に、遊川知久(国立科学博物館植物研究部)および山下由美は、国立科学博物館が刊行する「国立科学博物館研究報告B類(植物学)」 Bulletin of the National Museum of Nature and Science Series B (Botany) に論文を掲載し、ミヤマトキソウ(Pogonia subalpina T.Yukawa & Y.Yamashita (2017))を新種として記載発表した。 日本には、トキソウ(P. japonica Rchb.f.)およびヤマトキソウ(P. minor (Makino) Makino)の2種の分布が一般的に認められてきた。しかし、本州の中部地方および東北地方の日本海側地域の亜高山帯にトキソウおよびヤマトキソウとは異なる形態を示すものの存在が知られており、それは「ミヤマトキソウ」と仮称されてきた(高橋勝雄、1987)。遊川らの研究では、この無視されてきた「種」の分類学的位置付けを、DNA解析等を用いて評価し、新種とした。 本種は、トキソウおよびヤマトキソウに似ているが、唇弁の中裂片上の毛状突起が短いこと、唇弁の背面が無毛であること、花弁中央に沿って幅の広い紫色がかったピンク色の帯があることから、両種と区別することができる。また、トキソウは常に温帯から亜寒帯のミズゴケが優占する湿地に生育し、また、ヤマトキソウは例外なく温帯から冷温帯のやや湿った草原に生育する。さらに、本種はトキソウおよびヤマトキソウの自然交雑種でもない。したがって、これらの3つの種は異なる生態的地位を占めており、互いに生態学的に隔離されている独立した種であるとした。
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新種記載
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2008年に国立科学博物館植物研究部の堤千絵、遊川知久、加藤雅啓によって、日本植物分類学会が刊行する学術雑誌 Acta Phytotaxonomica et Geobotanica に論文が掲載され、新種として記載された。これまで、岩手県、長野県、富士山麓からよく似た個体の報告があり、「ナンブクモキリ」「アズミクモキリ」「チクマジガバチ」「フガククモキリ」などと呼ばれていたものである。一見、クモキリソウに似ているが、花の形や塩基配列がクモキリソウや同属の他種とは異なり、新種とされた。2006年7月に新潟県南魚沼郡湯沢町において、堤らによって採集された標本がタイプ標本となっている。
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新種記載
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2013年に門田裕一(国立科学博物館)によって、『植物研究雑誌』Vol.88, No.5「アジア産トウヒレン属 (キク科) の分類学的研究 VI. 北海道産の1新種と1新組合わせ及び本州産の3新種」において、ユウバリトウヒレン-Saussurea yubarimontana、 アラサワトウヒレン-Saussurea yanagitae およびアブクマトウヒレン-Saussurea yuki-uenoana とともに新種として命名記載された。
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新種記載
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岐阜県の植物研究家である長瀬秀雄は、飛騨地方一帯に変わったボタンネコノメソウがあることを発見した。植物学者の若林三千男と大場秀章は、長瀬の案内で現地調査をしたところ、その「変わったボタンネコノメソウ」は花柱や雄蕊が萼裂片から突出しない点ではボタンネコノメソウに似ているが、花がかなり大きく、葯が赤色で萼裂片が黄色であることなど、ボタンネコノメソウとは異なる特徴を持ったものであることが確認された。若林らは、さらにホクリクネコノメ群の中でのこの植物の分類学的位置づけを明確にするため、この植物、ボタンネコノメソウおよびホクリクネコノメの花、萌果、種子表面の形態などの解析と分布調査を行った。その結果、この植物は新種であることが判明し、1995年に若林らによって、『植物分類, 地理』、Vol.46、「ネコノメソウ属ホクリクネコノメ群(ユキノシタ科)の一新種と群内の分類学的再検討」において、ヒダボタン Chrysosplenium nagasei と命名記載された。記載にあたっては、若林が1989年4月に岐阜県高山市上江名子町で採集されたものをタイプ標本とした。 若林らは、併せて、岐阜県揖斐郡旧徳山村採集の標本をタイプとしたヒメヒダボタン C. nagasei var. luteoflorum および 岐阜県養老郡養老町採集の標本をタイプとしたアカヒダボタン C. nagasei var. porphyranthes を新変種として記載した。
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新種記載
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本種の存在は以前から知られていたが、岩手県の岩手山と早池峰山の固有植物であるイワテヒゴタイ、東北地方日本海側の高山帯に分布するミヤマキタアザミなど、中部地方北部の日本海側の高山帯に分布するクロトウヒレンなどと混同されてきた。しかし、総苞の形、総苞片の列数・形などが異なり、それらとは独立した新種として、2009年に記載発表された。
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新種記載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 05:13 UTC 版)
植物学者の門田裕一と三浦憲人は、2019年12月刊行の『植物研究雑誌』第94巻第6号に「日本産キンポウゲ属(キンポウゲ科)の2新種」を発表し、北海道の特産種 セタナキンポウゲ Ranunculus hondanus とともに新種として記載した。キタカタキンポウゲは、門田らによると、茎が地上を這って伸びるようすは、同属のハイキンポウゲ Ranunculus repens L.に似るが、(1)葉は革質で光沢があること、(2)葉裂片には低く平らな鋸歯があり、分裂しないこと、(3)茎や根出葉の基部は濃い紫色を帯びること、(4)痩果の嘴はゆるやかに鉤状に曲がるのではなく、強く反曲するすること、(5)花弁の付属体がより大きく、ハート形の鱗片状の付属体となること、(6)花柄が太く、長く、無毛であることで異なるとしている。
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新種記載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 08:48 UTC 版)
1961年7月中旬、岩手大学学芸学部教授の菊地政雄と同大学農学部学生望月陸夫らは、五葉山で植物調査をしている際に、山頂付近の低木帯において、ツツジ科ヨウラクツツジ属の新しい種とみられる標本を得た。一見するとウラジロヨウラク Menziesia multiflora が矮小化したもののように見えるが、葉の縁に毛はなく、葉の表面の葉脈の両側に帯状に配列した斜上毛が散生し、既知の近縁種とは区別されるものであることがわかった。7月中旬であり、花期が過ぎていたが、落下寸前の花をつけている個体があり、花部の観察は可能であった。この調査時には2個体を発見した。菊地らは、翌1962年6月下旬に調査登山し、開花盛期の5個体を見つけ、下山の別ルートではヒノキアスナロとミズナラの混交林内の低木層を構成している100個体ほどの集団に遭遇した。花が4数性である点は、九州産のヨウラクツツジ Menziesia purpurea に似るが、葉の表面の毛のつき方が異なること、花がやや左右相称形であること、花冠の色が2色性で、背面が淡紅色、腹面が淡黄色であること、花冠表面に一様に腺毛が生えること、萼裂片が小さい広卵円形であること、雌蕊と果実が無毛であること等、この種の特徴が極めて顕著で、日本産同属のどの種ともはっきりと区別できるものであった。このことから、菊地は1962年12月に新種 Menziesia goyozanensis M.Kikuchi (1962)、和名ゴヨウザンヨウラクとして記載した。
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新種記載
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2008年に門田裕一(国立科学博物館)によって、『植物研究雑誌』Vol.83、「アジア産トウヒレン属 (キク科) の分類学的研究 II. 青森県産の2新種」において、ハチノヘトウヒレン-Saussurea neichiana とともに新種として命名記載された。
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新種記載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 08:24 UTC 版)
青森県の植物研究者である細井幸兵衛は、門田裕一が2005年に新種記載したオガコウモリ Parasenecio ogamontanus Kadota が秋田県に隣接する青森県津軽地方にも分布することを門田に知らせた。2006年には多くの標本も細井から門田に送られた。しかし、男鹿半島特産とされたオガコウモリと津軽で採集されたコウモリソウ属は、葉などは似ているが葉柄の基部の抱茎のようすに若干の違いがあり、既知種とは異なると考えられた。2007年9月には、門田と細井らによって、青森県とその周辺地域でフィールド調査が行われた。その結果、これらは未記載種であることがわかり、主に青森県の日本海側(津軽地域)に分布していることが明らかになった。青森県西津軽郡深浦町で2007年9月に採集したものをタイプ標本とし、門田は、2009年2月にこの種を新種として記載発表した。
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新種記載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/23 02:06 UTC 版)
2015年に門田裕一(国立科学博物館)によって、『植物研究雑誌』Vol.90、「アジア産トウヒレン属 (キク科) の分類学的研究VII.北海道産の1新種と本州産の4新種」において、カムイトウヒレン-Saussurea kenji-horieana、カムロトウヒレン-S. sawae、ショウナイトウヒレン-S. shonaiensisおよびウゴトウヒレン-S. ugoensis とともに新種として命名記載された。 本種と同様にクロマツ林下に生える、2013年新種記載の山形県の飛島特産であるトビシマトウヒレン-S. katoana に似るが、トビシマトウヒレンの総苞片が10列あるのに対し本種は8列、トビシマトウヒレンと比べて頭花の柄が短く、茎の翼があまり発達しないことで区別される。
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新種記載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/27 06:54 UTC 版)
2013年に門田裕一(国立科学博物館)によって、『植物研究雑誌』Vol.88、「アジア産トウヒレン属 (キク科) の分類学的研究 VI. 北海道産の1新種と1新組合わせ及び本州産の3新種」において、ユウバリトウヒレン-Saussurea yubarimontana、トビシマトウヒレン-Saussurea katoana、アラサワトウヒレン-Saussurea yanagitae とともに新種として命名記載された。
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新種記載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/03 10:22 UTC 版)
「ショウナイオオカニコウモリ」の記事における「新種記載」の解説
山形県鶴岡市において、山形県の植物研究者である加藤信英によって、オオカニコウモリに似るが、葉の形状、総苞の長さ、痩果の長さ、花序の枝の伸長の角度などで異なるコウモリソウ属の種が見出された。植物学者の門田裕一は、これらの特徴を調査した結果、未記載種であることがわかり、鶴岡市で2013年9月に採集したものをタイプ標本とし、2015年にこの種を新種として記載発表した。 新種記載した門田は、「コウモリソウ属の花は普通黄色味を帯びた白色の地味なものが多いが,ショウナイオオカニコウモリでは花の最盛期で純白となり,かなり美しい」と記述している。また、花に芳香があり、「この属の花には独特の,どちらかというと悪臭があるのが普通である.コウモリソウ属で花に芳香があることは初めての報告となる」としている。
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新種記載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 09:04 UTC 版)
本種は初め、ナガハシスミレの変種 V. rostrate var. crassifolia として記載された。変種名 var. crassifolia は「厚葉の」の意味。「日本のスミレ」(1967) の著者、植物学者の橋本保 (1967)によるものである。 1983年以降、新潟県の植物研究家、伊藤至と上石貞夫は、粟ヶ岳山麓のかなりの場所で本種を確認し、標本を採集した。1997年に、植物学者の山崎敬と、伊藤、上石によって、本種は距が長い点ではナガハシスミレに似るが、むしろ葉質が厚く、葉の裏面に細点がある点で類似する、粟ヶ岳周辺にも多いテリハタチツボスミレから分化した、独立した種である、として新種として記載発表された。
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新種記載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/04 14:06 UTC 版)
2017年に門田裕一(国立科学博物館)によって、『植物研究雑誌』Vol.92、「アジア産トウヒレン属 (キク科) の分類学的研究 VIII. 本州産の3新種」において、トウミトウヒレン-Saussurea mihoko-kawakamiana、ヤマガタトウヒレン-S. yamagataensis とともに新種として命名記載された。 本種は、日本と東アジアに広く分布するヒメヒゴタイ-S. pulchella に似るが、同種に比べて総苞が細長く、苞葉が多く、総苞片が11-12列あり、総苞外片の形状が長卵形であることで異なる。
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新種記載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/10 09:15 UTC 版)
2017年に門田裕一(国立科学博物館)によって、『植物研究雑誌』Vol.92、「アジア産トウヒレン属 (キク科) の分類学的研究 VIII. 本州産の3新種」において、サドヒゴタイ-Saussurea nakagawae、トウミトウヒレン-Saussurea mihoko-kawakamianaとともに新種として命名記載された。
※この「新種記載」の解説は、「ヤマガタトウヒレン」の解説の一部です。
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