電気事業者への供給とは? わかりやすく解説

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電気事業者への供給

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 02:40 UTC 版)

東京電力 (1925-1928)」の記事における「電気事業者への供給」の解説

東京電力では他の電気事業者電気供給事業者および電気鉄道事業者に対して積極的に電力供給行った先に東京方面への進出果たした群馬電力では、当初京浜電気鉄道対し供給用・電鉄用として6,000kWを供給する契約結んでいた。鉄道専業となった後の1927年5月時点でも同社に対して電源のすべて(計2,500 kW)を供給する。旧群馬電力ではさらに市内電車供給事業経営する東京市に対して1924年2月から2,000kWの送電開始した。市への供給徐々に拡大し東京電力時代には最大9,000kWに達するが、市営事業主電源である鬼怒川水力電気からの供給 (37,000 kW) に比べる小さい。 1924年7月東京方面への送電線完成させた旧早川電力では、まず同年9月19日より東京湾埋立対し3,000kWの送電開始し次いで川崎変電所完成に伴い10月16日より旧群馬電力対し3,000kWの送電始めたこのうち東京湾埋立橘樹郡田島町潮田町地先にて埋立事業展開しており、自社埋立地進出した浅野セメント川崎工場浅野造船所日本鋼管などの工場対し酒匂川水系落合発電所出力7,000 kW)を電源として供給していた。1927年5月時点でも東京湾埋立電気事業引き継いだ東京湾電気対し引き続き3,000kWを供給している。 上で取り上げた事業者以外にも、1927年5月時点では富士電力(4,000kW供給)、小田原急行鉄道(現・小田急電鉄、2,300kW供給)、目黒蒲田電鉄(現・東急電鉄、1,100kW供給)といった大口需要家があった。

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電気事業者への供給

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:36 UTC 版)

矢作水力」の記事における「電気事業者への供給」の解説

1930年昭和5年)になり、東邦電力対す供給のうち半分の6,500kWについて契約期間満了となり、9月限り供給中止となった供給継続のため交渉進められていたが、大幅な値引き求め東邦電力対し矢作水力応じず一旦契約終了という形になったのである。これに伴う余剰分は暫定的に大同電力へと供給されたが、矢作水力料金収入半減した大同電力に対しては、翌1931年昭和6年)の天竜川電力合併に伴い同社から引き継いで南向大久保発電所電力送電するようになっている1933年昭和8年)の白山水力の合併では、北陸地方発電所東邦電力京都電灯への供給関係を引き継いだ白山水力では西勝原吉野谷両発電所電力大同電力経由東邦電力へ、鳥越発電所電力京都電灯へとそれぞれ送電していたが、吉野谷発電所分(出力12,500kW)は1931年6月契約満期にあたり東邦電力との交渉決裂し受電休止の状態にあった余剰電力はカーバイドメーカーの大北工業石川県)が引き受けていたが、合併により大同電力東邦電力託送料を支払った上で矢作水力でも引き受け名古屋方面販売することとなった合併後1934年昭和9年4月1920年代から継続中東邦電力対する6,500kWの供給契約満期迎えた今度料金改定交渉円満に解決し従来矢作川系統からの供給であったものを吉野谷発電所からの6,250kW供給振り替えることとなった供給関係の変更1935年昭和10年10月認可があり、東邦電力対す電力供給大同電力経由東邦電力羽黒変電所愛知県丹羽郡羽黒村渡しにて西勝原吉野谷両発電所26,570kW、矢作水力名古屋変電所渡しにて420kWとなった1936年昭和11年1月社内最大泰阜発電所出力52,500kW)が運転を開始したに伴い日進変電所において大同電力対す電力供給始まった供給発電所一部未完成のため5,000kWで始まり同年4月から12,800kWとなっている。一方矢作川釜井開閉所にて従来常時5,000kWを大同電力供給していたが、これは同年10月融通電力供給変更された。この結果大同電力対す供給関係は南向大久保発電所分の送電25,520kWと日進変電所における供給12,800kWの計38,320kWとなった1938年昭和13年)には、4月名古屋変電所における対東邦電力供給増加(420kWから3,240kWへ)、11月に対京都電灯供給増(12,000kWから18,000kWへ)、12月北陸電力会社日本海電気対す新規供給(3,700kW供給)がそれぞれ実施された。キロワット時 (kWh) ベース供給電力量で見ると、1938年下期1938年10月から翌年3月まで)の供給量は大同電力1億856kWh東邦電力1億528kWh京都電灯5966kWh日本海電気950kWhであり、この4社への供給だけで会社全体の総発受電量4億9038kWhの6割近く占め規模であった

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