陳述「私に敵はいない」とは? わかりやすく解説

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陳述「私に敵はいない」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:16 UTC 版)

劉暁波」の記事における「陳述「私に敵はいない」」の解説

2009年12月23日に「私に敵はいない」と題する陳述発表された。その2日後の12月25日に、国家政権転覆扇動罪により懲役11年判決言い渡された。この「最後陳述」はノーベル平和賞授賞式代読された。 この陳述で劉は次のように発言している。 私の自由を奪った政権いいたい20年前にハンスト宣言表明した「私に敵はいない、憎しみもない」という信念変わりはない。 私を監視し逮捕し尋問してきた警察起訴した検察官判決下した裁判官はすべて私の敵ではない。監視逮捕、起訴判決受け入れられないが、当局代表して私を起訴した検察官張栄革と潘雪晴含めあなた達職業人格を私は尊重する。 また劉は、1998年中国政府が、国連国際人権規約国際人権法などの国際人権条約批准約束したこと、また2004年中国政府憲法改正し、「国家人権尊重し保障する」と初め明記し人権中国国内統治基本的な原則一つになったことを「中国共産党執政理念進歩見せた」と賞賛している。なお、中国政府はのちに国家人権活動計画提出している。 また、これまでの二度拘禁について、北京市公安局第一看守所(拘置所通称「北看」)の進歩見たとしている。1996年の古い北看(北京市宣武区半歩)での拘禁比べ現在の北看は施設管理大きく改善され、「柔和になった」としている。 さらに劉は 私は中国の政治進歩止められない堅く信じているし、将来自由な中国誕生にも楽観的な期待満ちあふれている。自由へと向かう人間欲求はどんな力でも止められないのだから、中国人権至上とする法治国家になるだろう。こうした進歩本件審理にも表れ合議制法廷公正な裁決歴史検証耐えうる裁決が下ると期待している。 としたうえで、「私の国自由に表現できる場所となり、すべての国民発言同等に扱われるうになるなくこと」を望むとした。 その他劉の陳述以下のとおりである。 ここではあらゆる政治的見解太陽の下民衆選ばれすべての国民が何も恐れず政治的見解発表し異なる見解によって政治的な迫害を受けることがない。 私は期待する。私が中国綿々と続いてきた「文字の獄」の最後被害者になることを。表現の自由人権基礎で、人間性根源で、真理の母だ。言論の自由封殺するのは、人権踏みにじり、人間性窒息させ、真理抑圧することだ。

※この「陳述「私に敵はいない」」の解説は、「劉暁波」の解説の一部です。
「陳述「私に敵はいない」」を含む「劉暁波」の記事については、「劉暁波」の概要を参照ください。

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