附属池田小事件と学校安全モデル校、ISSとは? わかりやすく解説

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附属池田小事件と学校安全モデル校、ISS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 01:38 UTC 版)

大阪教育大学附属池田小学校」の記事における「附属池田小事件と学校安全モデル校、ISS」の解説

附属池田小事件」も参照 2001年平成13年6月8日附属池田小事件発生侵入した男に児童8名が殺され児童13名と教諭2名も負傷した事件直後仮設校舎授業行い2004年改築した校舎復帰した事件契機全教員の共同研究として安全教育推進しており、さまざまな事件を防ぐため、正門警備員配置し校舎可視化図り非常用押しボタン設置安全設備整備ほか、不審者対応訓練児童対象1回教職員対象に5回実施したり、毎月8日を「安全の日」と定め危機管理マニュアル内容確実な実施点検したりするなど、学校安全設備モデルとなっている。 2002年には学校災害特別研究児童受け入れ開始学校災害による兄弟姉妹死亡した児童の発達過程支援のあり方研究して教育的実践行っており、2009年4月には文部科学省から「安全科」を設置する教育課程特例校に指定された。 2010年3月には「安全な環境づくり進め学校」として世界保健機関 (WHO) の「 International Safe Schoolインターナショナルセーフスクール)」(ISS) 認証受けたISSは、認定制度ではなく保護者地域と一体となり安全な学校目指す活動評価する制度2004年以降スウェーデン韓国中華民国台湾)、タイなどの32校が認証されている。 なお、事件の記憶風化を防ぐため、大阪教育大学含めた取り組みが行われ、大学では2006年から毎年全学部の学生特別講義開講事件概要学校安全などを学ぶほか、付属高校池田校舎でも6月8日全校集会開き犠牲児童へ1分間黙祷捧げている。 また、事件1年半後の2003年2月16日に「8人の児童追悼式典」を豊中市民会館で、2月28日に「祈りと誓いの集い」を池田市民文化会館アゼリアホール)で行い2004年6月8日旧正門の近くに、祈り誓いの塔(犠牲8児童祈り再発防止を誓う)を建立以来毎年6月8日に塔の周辺で、全校児童教職員保護者参加し祈りと誓いの集い開いている。祈り誓いの塔は高さ4.5メートルで、8つの鐘と犠牲8児童の名前を刻んでいる(石材中国御影石を、敷石にはインド砂岩用いている)。浮川秀信(大阪教育大学元教授)がデザインし、塔の周り児童保護者が花を植えている。旧正門の外に、市民向けの銘文碑も設置し時計台と塔と銘文碑を直線で結ぶように配置校外から一般市民も塔に向け祈りやすくなっている。 なお、当時「南組」1年生事件遭遇した女子児童一人は、のちに産経新聞記者となり、2018年事件様子について記事綴っている。また、2020年令和2年6月8日現在、事件当日を知る唯一の教諭現在の校長である。 事件後、被害児童への配慮として、授業再開時に直ちそれまで制服廃止したその後新しデザイン制服制定されたが、その間暫定的に私服での通学としていた。

※この「附属池田小事件と学校安全モデル校、ISS」の解説は、「大阪教育大学附属池田小学校」の解説の一部です。
「附属池田小事件と学校安全モデル校、ISS」を含む「大阪教育大学附属池田小学校」の記事については、「大阪教育大学附属池田小学校」の概要を参照ください。

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