酸化防止剤とは? わかりやすく解説

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さんか‐ぼうしざい〔サンクワバウシザイ〕【酸化防止剤】

読み方:さんかぼうしざい

ゴムプラスチック油脂食品など、自動酸化おこしやす物質添加し品質の劣化を防ぐための物質食品の酸化防止剤として、ビタミンCビタミンEBHABHTなどが用いられる抗酸化剤


酸化防止剤

英語 oxidant inhibitor

常温において、空気中の酸素影響酸化反応する物質対し、この酸素作用防止する性質もたせるために添加する物質のことで、物理的・化学的性質劣化するのを防止するゴムプラスチック燃料などの酸化安定性確保するための添加剤としては、アミン系酸化防止剤とフェノール系酸化防止剤がある。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

酸化防止剤

同義/類義語:酸化防止作用
英訳・(英)同義/類義語:antioxidant, antioxidant action

まず自分自身酸化されることによって,他の成分酸化を防ぐために加え酸化されやすい薬剤食品添加されるビタミンCや、生化学実験加えられる2−メルカプトエタノールグルタチオンのようなSH化合物などが例。
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化合物名や化合物に関係する事項:  酵素標識アビジン  酸-塩基緩衝系  酸化剤  酸化防止剤  酸性塩  酸素  重水

酸化防止剤

油脂酸敗防止したり、果実加工品漬け物などの変色を防ぐ目的食品添加するものです。

酸化防止剤

葡萄など果実空気触れると酸化して色や味が変化します。これを防ぐために、ワインづくりでは古くから世界的に亜硫酸用いられきました
量もごく微量で、もちろん身体に害のあるものではありませんので、心配はありません。

酸化防止剤

油脂ビタミンA酸化防止する効力のある化合物を酸化防止剤あるいは抗酸化剤という。天然抗酸化剤にはトコフェロール没食子酸有機酸(ビタミンC)があり、合成抗酸化剤にはBHABHT等がある。

抗酸化剤(酸化防止剤)

食品酸化遅らせる目的使用される物質。ジブチルヒドロオキシトルエン、ジブチルヒドロオキシアニゾール没食子酸プロビルの他、トコフェノール(ビタミンE)等もこの働きがある。これはカカオビンズにもに含まておりミルクチョコレートにもこの効果乳脂酸化抑制しているといわれている。  

酸化防止剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/20 09:37 UTC 版)

酸化防止剤(さんかぼうしざい、英語:antioxidant)とは、製品中の成分の酸化を抑制するために添加される抗酸化物質である。例えば食品化粧品合成樹脂ボディソープなどに使用されることがある。


  1. ^ a b 酸化防止剤”. 食品衛生法の窓 東京都福祉保健局. 2021年10月16日閲覧。
  2. ^ 酸化防止剤”. 茨城県. 2021年10月16日閲覧。


「酸化防止剤」の続きの解説一覧

酸化防止剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 07:11 UTC 版)

潤滑油」の記事における「酸化防止剤」の解説

潤滑油酸化防止し、かつ、油の酸化起因するワニススラッジ生成抑制する。酸化防止剤は、ワニススラッジ生成要因である遊離イオン過酸化物反応して安定物質変換する。ジチオリン酸亜鉛有機硫黄化合物、ヒンダードフェノール、芳香族アミン、N,N'-ジサリシリデン-1,2-ジアミノプロパンなど。通常添加量は0.11%潤滑油空気中の酸素分子によって酸化され、潤滑油成分アルコール類ケトン類となる。下記潤滑油酸化反応を示す。 RH(炭化水素) + エネルギー(熱、光、触媒) → R*(ラジカル) ・・・(1) R* + O2 → R-O-O*(遊離基) ・・・(2) R-O-O* + RH → R-O-O-H + R* ・・・(3) 上記(1)(3)エネルギー付加された際に潤滑油中の炭化水素酸化される過程である。 酸化生成物であるラジカル遊離基そのまま別の炭化水素酸化反応引き起こす。したがって一度でも炭化水素からラジカル生じると酸化下記終結反応まで繰り返される。すなわち、潤滑油酸化連鎖反応である。終結反応下記に示す。 2 R* → R-R ・・・(4) R* + R-O-O* → R-O-O-R ・・・(5) 2 R-O-O* → R-O-O-H + O2 ・・・(6) これら高活性有機物蓄積して重縮合するとスラッジとなる。潤滑油酸化使用時高温作用剪断による撹拌作用、および金属表面活性金属の触媒作用により促進される。ここで不活性金属とは第一に遊離金属イオン過酸化物であり、金属表面摩擦により生成される第二に、金属石鹸といった潤滑油添加剤である。また、使用中だけでなく、保管条件によっては保管中にも酸化進行する連鎖反応停止剤: (4)(6)終結反応基質となり、ラジカル遊離基安定物質変える。これにより潤滑油成分酸化生成物重縮合反応停止させ、スラッジへと成長することを防ぐ。フェノール系酸化防止剤とアミン系酸化防止剤がある。 過酸化物分解型: 潤滑油成分過酸化物分解し酸化進行止めるジアルキルジチオリン酸亜鉛ZnDTP)や有機硫黄系酸化防止剤がある。 金属不活性化剤: 金属表面不活性化させ、潤滑油酸化劣化防止する添加剤金属活性化する触媒となり、潤滑油炭化水素添加剤酸化させる含窒素化合物ベンゾトリアゾール、N,N'-ジサリシリデン-1,2-ジアミノプロパン、2,5-ジアルキルメルカプト-1,3,4-チアジアゾールなどがある。通常添加量は0.3%未満

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酸化防止剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 02:17 UTC 版)

ジェット燃料」の記事における「酸化防止剤」の解説

アルキル化されたフェノール類の酸化防止してガム発生抑止する。AO-30、AO-31 または AO-37。

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酸化防止剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/28 23:00 UTC 版)

合成樹脂添加剤」の記事における「酸化防止剤」の解説

ラジカル捕捉作用を持つフェノール系・芳香族アミン系酸化防止剤、過酸化物分解作用を持つ硫黄系・リン系酸化防止剤用いられる芳香族アミン系酸化防止剤は変色性が強いため、プラスチック用いることは稀である。

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