ベンゾトリアゾール
ベンゾトリアゾール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/06 14:18 UTC 版)
ベンゾトリアゾール | |
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1H-Benzotriazole |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 95-14-7 |
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特性 | |
化学式 | C6H5N3 |
モル質量 | 119.13 g/mol[1] |
密度 | 1.36 g/mL [1] |
融点 | 99 °C[1] |
沸点 | 350 °C[1] |
酸解離定数 pKa | 8.2 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ベンゾトリアゾール (benzotriazole) は複素環式芳香族化合物の一種である。BTAと略される。
構造
1H-ベンゾトリアゾールと2H-ベンゾトリアゾールの2種の互変異性体がある。
合成
o-フェニレンジアミンと亜硝酸ナトリウム及び酢酸の反応により得られる(ジアゾ化) [2]。
用途
- 防錆剤 - 銅の表面にBTA第二銅[3]の皮膜を形成し、腐食や変色を防止する[4]。
- 現像抑制剤 - BTAと銀が化合物を形成することにより、印画紙から銀の喪失を抑える。(カブリ防止)[5]
- 銀の定量用試薬や自動車用不凍液等に使用される。また誘導体は紫外線吸収剤やドーパミン拮抗薬(アリザプリド)、ホルモン療法薬(ボロゾール、エストロゲンの生産量低下)として使用されている。
その他
53.4〜71.7℃の間の蒸気圧は0.000695~0.0048Torrであり[6] 、以下の式で求められる。TorrをPaに、℃をKに換算して計算する。
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ベンゾトリアゾール (Benzotriazole)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:54 UTC 版)
「現像」の記事における「ベンゾトリアゾール (Benzotriazole)」の解説
カブリ防止に使われるため、抑制剤の一つに数えられているが、それに本来求められている作用は持たない。印画紙現像液に用いると、現像銀の色調が冷黒調になる傾向がある。
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