過激派(ザビ派)メンバー
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「機動戦士ムーンガンダム」の記事における「過激派(ザビ派)メンバー」の解説
リュース・クランゲル 声 - 坂本真綾 過激派を率いる少佐。搭乗機はダグ・ドール。少女のような容姿の幼い少年だが、本性は無邪気で無慈悲なサイコパス。ネオ・ジオン内ではコア3の撤退戦(『ΖΖ』最終話)で活躍した人物として知られる。グレミー・トトの生家であるトト家と並ぶ名家クランゲル家の出身で、自らの素性を「ジオンを継ぐために生まれてきた」「造られた人間」であると語り、家系に縛られるジオンを「旧公国由来の貴族ごっこ」と蔑みつつ、シャアに対抗できる「大衆受けのよいブランド」を欲している。 ムーンガンダムに敗れ宇宙を漂流していた部下のガットを、無様と評して処刑する。その後みずからムーン・ムーンに潜入して暗躍し、初対面のユッタに親しげに話しかけながら扇動し、戦士隊に監視されていたムーンガンダムを奪取させる。一方、ユッタからは、リュースの言うことは最初から嘘ばかりであることを見抜かれており、一時的な共闘の後にユッタと決別する。 ソロン リュースを警護する第一世代型ハロベースのペットロボット。自分の名前である「ソロン」を口癖としており、改造前と同様に愛嬌もあるが、リュースの命令で人を殺傷するなど残酷な面もある。顔のツインアイはさまざまな映像や記号表示を映し出す大型円形モニターに変更され、情報伝達および通信機能が向上している。腕部を収納する上部左右のカバーは猫耳のような三角形状となり、腕部自体も手のひらにスタンガンを内蔵した3本指の多関節ラバーアームに変更されている。口のカバー内にはベアリング弾を射出するガス銃や移動用のスラスター、医療キットや食料を収納するサイドポケットが設けられている。 デザインを担当した形部一平は、リュースの小悪魔的なキャラクターを強調するために「魔法使いの使い魔的、なんだか魅力的で傍に置きたいんだけど寝首をかかれそうな緊張感が常にある感じ」というイメージを目指したと語っている。 シュランゲ隊 隊長のガット大尉(声 - 勝沼紀義)、部下のレフィ中尉(声 - 奈良徹)とマース中尉(声 - 岡井カツノリ)で構成される部隊。搭乗機はメドゥッサ。「幼い姫」でも「逃げ隠れしているダイクンの遺児」でもない「あの方」なる人物に忠誠を誓い、決起を望んでいる。不慮の事態でムーン・ムーンにミネバの存在をさらしたアタラント3を見限り、ジェナロの更迭を告げると同時に機密保持のためにロンド・ベルやムーン・ムーンもろとも抹殺しようとする。しかし、ユッタのニュータイプ能力に呼応したムーンガンダムに壊滅させられ、生き残って敗走したガットもリュースによって用済みとして抹殺される。 イリア・パゾム 初出作品は『機動戦士ガンダムΖΖ』。ニュータイプ能力をもつ女性将校。『ΖΖ』本編では最終的に生死不明となっていたが、本作では生存しリュースの部下となる。 ダニー、デル、デューン 初出作品は『機動戦士ガンダムΖΖ』。第一次ネオ・ジオン抗争にて、MAジャムル・フィンを駆り活躍した「ジャムルの3D」隊のメンバーたち。本作ではイリアと同じく生存し、新たな乗機ギガッザムとともに過激派の一角を担う。 ブーデイン 過激派の母艦である戦艦グワーシャの艦長。
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